2012年06月07日
ゴルフ6とザ・ビートル試乗しました。
嫁のゴルフ5の車検が7月に迫ってきて、嫁は買い替えるかどうかお悩み中です。
ゴルフ5は7年目。買い替えるとすれば良いタイミングです。
今の車について、嫁の言うところのメリットとデメリットを上げれば、
メリット
①安心感があるボディ
②力強いエンジン(2Lエンジンです)
③室内の広さ
④トランクの広さ
デメリット
①でかい。5ナンバーなら良いのに
②便利そうな造りになってない。他の家庭を見ると背高で乗り降り段差なくスライドドアで子供の乗り入れ楽そう
③外国車で目立つ
④ハイオクで値段がかさむ
⑤修理に金がかかる
⑥最近電装品やら樹脂部分やらの壊れが目立つ
等です。
そして、買い替えるならメリットを残しつつ、デメリットのない車が良いということを。つまり、頑丈で力強く、3ナンバー並みの広さを誇る5ナンバーの日本車で、子供のことも考えて造られているもの!更にハッチバック以外は不可!
色々検討し試乗もしましたが結局お望みに合うものはなく、今回VW試乗となりました。
試乗したゴルフ6は1.2LTSIエンジンを積むもの。
店の人曰く「2Lエンジン乗っていた人にも不満は無いと思います!」とのこと
まず私は後席に乗って試乗開始。
う~ん、乗り心地良いなぁ。基本的にゴルフ5と殆ど変わらない印象ですが、新しい分シャキッとした乗り心地でした。
ただ、インテリアの作りはゴルフ5の方が凝ってたかも…と、天井のライトやドアのグリップを見て思いました。自分の好みがそっちなだけかもしれませんけど。
そして帰路は僕の運転。
ハンドル軽っ!と吃驚。ゴルフ5やデミオの重さに慣れると違和感があります。そして、直進安定性がゴルフ5より鈍い印象を持ちました。スピード出すのがちょっと怖かったです。それと以前moto'91さんも指摘されてましたが、道路状況のインフォメーションが少ない印象。普段デミオのような良くも悪くも入ってくる車に乗りなれてると、「今俺どんな道路走ってるの?わからない!」と怖くなる時があります。
以前、1.4LTSIに乗ったことがあります。それに比べると、街中の走行、バイパスでの加速感はともかく、ぬわわKm/時を超えたときのエンジンの余裕度は違うよね?と思いました。勿論2Lエンジンに近いのは1.4LTSIの方。
また、ゴルフ5に比べて騒音が減ったという気はしませんでしたねぇ。
カーブではハンドルに慣れないためか、ぎくしゃくした動きになってしまいました。ゴルフ5と同じ感覚で曲がると上手くいきませんでした。買い替えるならまた慣れないとなぁ。
ブレーキは普通。内装はメッキ装飾が増えて華やかになってました。
う~ん、自分なら買い替えないかな。ゴルフ5の方が良いなぁと思いました。でも、以前1.4LTSIに乗った時は「嫁がこれに買い替えてもいいかなぁ」と思ったのですよ。これはグレードの問題か、趣味嗜好が変わったのかどっちなのやら。
店の人はしきりに1.2Lの方が同じ速度で回転数が少ないはずで、更に軽くなっていて…と言って、うちのゴルフ5より良いと強調してましたが、正直よくわかりませんでした。
で、嫁に質問「どうだった?」
嫁曰く「舐められたもんよねー。どうせ(女の客に)、または車のこと興味のない客に)2Lとか1.2Lとか言っても分かんないと思ってんじゃない?物足りなかったよ。試乗したら足りないのわかったよ」とのことでした。多分車検を通すでしょう。
そしてついでにザ・ビートルを試乗。以前ニュービートル乗っていたと言ったら乗せてくれました。待ちが2人いました。人気ですね。
黒の車で、内装はピアノブラックで統一………
……………ごめん、きらきらしすぎや(涙)。スペシャリティカーですよ!と超主張してます。ニュービートルの丸い丸い安っぽい内装(やたら壊れやすいプラだった)の方が落ち着くなぁ。
ダッシュボードは常識の範囲内になってます。ノーズがよく見えなかったけど、これは椅子を一番下にしていたからでしょう。
後ろはニュービートルより天井の高さはあります。でも圧迫感は相変わらず。座面が立っててきついのも変わらず。ここら辺は懐かしかったです。
エンジンは同じく1.2TSI。7速DSG。リアサスペンションは敢えてトーションビーム。
走らせてみると、低速では乗り心地が硬いなぁという印象。ハンドルは使い慣れたゴルフ5の重さになっていて、運転しやすかったです。カーブの感覚もこちらの車はすぐ掴めて、ぎくしゃくせずに運転できました。バイパスで速度を上げていくと、逆に柔らかい乗り味になったような気がしました。もう少し硬い方が好みだなぁと思いつつ運転。
ニュービートルに比べて軽いなぁと思いました。フロントが無理なく向きたい方に向きます。
帰路は積極的にギアを変えて運転。重苦しい感じは無くかなり気持ち良く運転できます。上品と言うよりは、バタバタしながらしっかりしている感じ。クラシックビートルで無茶して走ったらかくやという想像をしてしまうような乗り味でした。リアサスがトーションビームで、後輪に強い入力が入ると片輪だけでなく両輪に響く感じが良く伝わります。これを安っぽいと取る人もいそうですが、個人的にはその荒さが合っている印象がありました。
タコメーターがレーシーな表示になっていて、6時方向が0、そこから上へ時計回りに針が動き、レッドゾーンが10時~11時くらいだったかな?2~3000回転でギアチェンジしようと思うと針が下過ぎて見にくかったです。
TSIエンジン。確か低回転数ですぐにトルクがぐっと持ち上がり、そのまま高いところで高回転まで維持するような曲線だったはず。その通りで、3000回転より上げていってもNAエンジンのようなトルクの持ちあがり感を感じないという不思議なエンジンでした。
そして一回だけギアチェンジを失敗して超低回転のときを体験しましたが、全然それまでと違うのっそりとした加速感で、あぁ、元々1.2Lなんだねというのを体験しました。
う~ん、ニュービートルは実はオリジナルビートルと似て非なるものなんだそうです。確かに、ニュービートルに乗っていて、オリジナルビートルを思い出させられることは殆どありませんでした。今回のビートルはそんな自分にもオリジナルビートルの存在を感じさせるような乗り味で、面白い体験でした。
これ、誰向けの車なのかなぁ。ちょい悪お金あり親父が乗ると似合いそうかな?自立心の強い女性もいけそうかな。自分ならどうかな、と考えると、う~ん、運転性能として荒っぽくて良いところがあって、欲しい面もある、けど、この荒っぽい乗り味ならデミオの方が良いんだよね、デミオの方が好きなんだよね…と思いました。ここまで荒っぽいながら洗練された乗り味はいらないなぁ、今のところ。
あと、デザインはニュービートル前期の方がずっと好き。今も前期型が街を走ってると振り向いちゃいます。「あ~運転大変そう」と思いながら(笑)。
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Posted at
2012/06/07 14:11:08
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