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がはく@嵐青の愛車 [マツダ アテンザセダン]

整備手帳

作業日:2020年1月16日

ディーゼル すす インマニ、EGR系交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
エンジン停止(200,431km)
原因を考えた結果、セルは回る&着火しない状況から、シリンダー内に燃料が噴射しないor空気を吸わない の大きく2つの可能性を疑う。
前者は燃料フィルター詰まり、インジェクター詰まり関係、後者はリコールも何回か出ている煤の詰まり関係。
今回、20万kmを越えた車体という点を考えると、何が原因でも妥当だな、と納得してしまう状況ではある。
原因不明では乗れないが原因が分かっていて、対策も分かっているなら問題ないでしょう。結果論、吸気系の煤詰まりでした。
堆積した煤を除去しないといけない?除去すればいいじゃん。それで調子が戻るなら。乗り換えよりも経済的ですし。
2
煤が溜まるのは仕様と捉える(その他では多大な恩恵を受けているのだから)
19年の夏は過去最高の燃費、28km/Lを出した。2200ccのツインターボエンジンですよ?しかもハイオクよりも30円/L安い軽油。
しかも踏めばシートに押し付けられる加速感。
こんなエンジンは中々無いですよ。だからね、きちんと理解して車と向きあえばいいと思うんです。
要は、普段乗っていく中で変化に気付いて事前に処置できればよい。
一つ、反省がある。年3万km近く走る車両の為、チョイ乗りなど煤の溜まりやすい条件ではないからリコールは受けたがそんなに気にしていなかった事実はあって、もっと気にしながら乗っていれば事前に分かったのではないか。
分かったのは、どんな走行環境であれ、必ず煤は溜まる。ただ、20万km走り切ることもできる。
3
まずマツダのクリーンディーゼルエンジン仕様のおさらい
排気ガスを全て排気側へ流すのではなく、DPFやタービンの手前で排ガス一部を吸気側へ戻し、再度エンジン内へ入れて燃焼させる、これにより最終的にマフラーから大気解放される排気ガスを減らして環境負荷を下げよう、といいうもの。また、DPF前後には差圧を監視する圧力センサーを設け、2つのセンサーの圧力差(OUT側の圧力低下)が一定値に達した際にDPFが煤で詰まっていると検知してDPF再生が始まる。この時は、通常の4サイクルにおける燃料噴射以外にも燃料を吹き、かつアイドル回転数も上げてわざと発生熱をたかくすることで高熱によりDPF内の煤を焼切る、というもの。
排気ガスが酸っぱい匂いをするのは、DPF部と一体になっている酸化触媒によるもの。なお、尿素がどうとか、軽油の成分、燃焼ガスの成分など理解していないので、化学的に説明はできません。
写真はインマニのエンジン側との接合点、吸気ポート
4
写真はインマニの吸気シャッターバルブを外したところ&EGRとの合流地点。ほぼ通気経路はなく、EGRからの筒っぽ穴は見えない。

煤堆積のサイン
①暖気後も排気ガスが臭い
EGR出口が塞がっており、吸気へ戻したい排気ガスは、そのままほぼ排気側へ流れる。想定よりも多くの排気ガスが出る為、臭い成分も多くなる。
ただし、DPF再生は新車時同等の約400kmだった(少なくともエンジン停止直前3回は)
よって、DPFの煤詰まりが頻繁に起きてDPF再生が頻繁に発生し、燃料噴射回数増加に伴うエンジンオイルの希釈が起きて潤滑不良となり金属部分が強制摩耗する、ということは起きていないと思う。
暖気後の臭いとDPF煤堆積はイコールにはなっておらず、ここに違和感を覚えている。
沢山排気ガスが出ていればDPFでの煤堆積も相応に起きるのではないか?
暖気後は燃焼状態が良いため、排気ガスに煤が少ないのか?煤発生のメカニズムを理解しないとこの点は説明ができない。
5
②エンジンが3000rpmで頭打ち
強化バルブスプリングのリコール整備も受け、ヘッドライトを整備し、車検も受けることを決めた頃、興味本位で少し踏んでみる。
すると、新車時はエンジン特性通り4000rpmで失速感があったのが3000rpmで顕著になっている。
結果論、吸気が詰まっている為、外気を取り込めないので燃えないしパワーもでない。
これ、普段定期的に確認していれば吸気の具合は想像できる。
6
③走行中、ガクンと大きな衝撃と失速感
元々忘れたころに発生していた現象。エンジン停止間際、連日発生していた。
吸気経路の煤がぽろっと剥がれ、吸気バルブに挟まった際はエンジン止まりますね。まさにリコールの案件。
吸気の圧力センサーの掃除を皆さんやると思うのですが、センサーを抜く時にポロッといくと・・・
また、センサーを抜いたインマニの中に光を当ててみると、煤堆積具合が少し見れると。
7
④エンジン音、振動が大きい
エンジンマウント周辺を触ると、マウントはきちんと衝撃を吸収しており振動はエンジンそのものだった。
吸気量、燃料噴射量のバランスを随時学習しているが、崩れると圧縮・着火工程のタイミング、燃焼速度がずれたりするから振動になる?
振動の源は着火燃焼時の衝撃なのかな?
8
インマニ、EGRバルブ×2、EGRパイプ、EGRクーラーをDで交換してもらいました。
これでまた20万km走れますw

皆さんも愛車ときちんと向き合って、声を聴いてあげて下さいね!

その後の走行よりメモ
交換直後は思ったよりもエンジン音は小さくならず、肩すかし。
しかし、同時に入れてもらっていた新発売のデポジットクリーナー効果だと思われるが、徐々に音は小さくなり、その効果も相まって走行感はまるで新車時のよう。
インジェクター、ピストン上死点付近の清浄効果、部品交換による吸気経路復活によりアクセルのツキも回復。
とても満足しております。

必ず劣化するハイブリッド用バッテリーの交換を半強制されるよりも、よほど内容に理解同意でき効果も見られる事案なので、この先も好きで乗り続けられる車だと思います。
販売サイドにお願いしたいのは、走行環境とこのエンジンの現実をきちんと説明した上でハンコ押すようにお客さんにしっかりと促すことです。

2年後4回目の車検時、本当に悩むのはその時でしょう。(推定25.5万km)

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この記事へのコメント

2020年2月1日 21:11
はじめまして。
次の愛車にマツダディーゼルの中古車も検討しているのでとても参考になります。ありがとうございます。
コメントへの返答
2020年2月1日 22:21
はじめまして、こんばんは。
中古車の場合、前のオーナーがきちんとオイル交換をしていたのか確認が取れる車輌がよいです。
燃料希釈からくるダメージを判別するのは非常に困難です。排気量問わずこのディーゼルエンジンに理解のあるお店から、きちんと説明を受けてから、ですね。
煤については、最近はドライアイス洗浄によりほぼ完璧に除去できるお店もあります。
一度調べてみて下さいね。
2022年8月10日 10:51
こんにちは
20万キロ以上も乗られて素晴らしいですね。アテンザ、ディーゼルは、乗っていて楽しいですもんね。
自分のが先月に10万キロ超えましたがドライブを楽しんでます。悪くなったら整備して乗りたいなぁと思います。

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