BNR34 MFD液晶修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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振動でホワイトアウトと画面右側に赤い縦線、昭和的方法で直るというMFDの修理…というより応急処置になりましたが、経過は良好のようなので記録しときます
34のMFD液晶トラブルはよくあるようで、今回の患者さんは後期型
前期と後期で液晶ユニットの造りが違うので、今回の記事は後期用です
とりあえずバラし〜
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症状から察するにどこかの接触不良だと推測できるので、可能な限り液晶基板をむき出しにした状態までバラして電源を入れます
この手のトラブルは、とりあえず電源入れた状態でいろいろ基板を触ってみるのが自己流、あまりオススメしませんがねw
いろいろ触って接触不良箇所を特定していきます
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ホワイトアウトの原因箇所が特定できました、液晶と基板を繋ぐフレキケーブルのコネクターの接触不良で押さえると症状がなくなりました
たしかに、フレキがわずかに薄いのかコネクターとフレキの接続が緩いような気がします
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ただ、コネクター内部のフレキとの接点の不良なのか、コネクターと基板のハンダの不良なのか特定には至らなかったので、前項の緩かった接続部に関してはフレキの接点じゃない方の面に絶縁テープを貼り、フレキに厚みを持たせて接点不良の可能性を潰します
ハンダの不良は部品が小さいため、自分のスキルでは肉盛りは不可と判断し後項で対処します
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少し話はそれますが、この接触不良に至った経緯について考察してみます
液晶ユニットをバラす過程で気付いたのですが、このユニットは
液晶保護部
液晶
制御基板
固定及び基板保護板
の4層の造りになっており、上3層の固定が甘く振るとカタカタとけっこうな遊びがあります
で、ガッチリ固定されているMFD本体側の基板トラブルはあまり聞きませんが、液晶トラブルが多いのはこの遊びが液晶ユニットに振動を与えトラブルになるのでは?
と考えまして、まずは液晶保護のL折を現状よりキツく曲げ液晶が遊ばないようにしました
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画面右側の縦線の問題ですが、ここもフレキの接触不良で基板側でなく液晶側でコネクター等もなくバラしは不可なので、液晶保護と液晶との隙間に絶縁テープを絶妙な厚さに巻いて入れました
薄いと効果がなく厚すぎると他の健全な箇所にまでストレスを与えてしまうので注意!
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前項の液晶保護と液晶の遊びは対策したので、次は液晶と制御基板間の遊びとフレキを接続するコネクターのハンダ不良の対処です
幸い制御基板の後ろには基板保護板が付くので、この保護板を利用して基板と保護板の隙間に厚ゴムのような弾力のある絶縁の詰め物を基板と板の間に挟み、これを数カ所設置し基板の遊びとコネクター部のハンダの対策としました
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根本的な解決には至ってませんので応急処置ですが振動を与えても症状が出なかったので、まだトラブルに見舞われてない方もこれを施せば予防にはなるし、修理される方の参考にもなれば幸いです
あ、自己責任でやってねw
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