今日は、Moto Navi を10周年記念号を読んだ。 「10年を写真で振り返る」というのが特集だったのだが、これがとても面白かった。
夜景を含んだ流し撮りをした首都高走行のカット。 北イタリアの田園の丘を駆け上がってくるカット。 ただのんびり沖縄を点々とする日々のカット。
過去に掲載された写真がページいっぱいに色鮮やかで活き活きとして掲載されている。 そしてその脇には、担当エディターとカメラマンの、撮影時の思い入れやエピソードが手短に書かれている。 それを読むと、写真の狙ったところや見るべきところが分かって、より一層写真を深く楽しめた。
そんなに発行部数が多いわけでもないのに、相当がんばって写真を撮ってきたらしい。 真冬、狙った一枚を撮るためだけに一晩中震えながら暗闇を走りつづける。 見た目の面白さのために銭湯を借り切る。 快晴のワインディングを撮るために ほんの一晩でバイクで1,000㎞移動する。 バイク遊びの楽しさ、見た目の面白さを求めていった結果だったのだそうだ。
そして、誌面には、写真に詰まった雰囲気や想いは、コンピューターやデジタルだと伝わり切れないところがあると書いてあった。 同じ写真でも紙媒体とネットとは、読むとき、どうしても違う雰囲気になるとのこと。 どんなに映像や画像の加工技術や表示技術が発達しようとも、紙媒体でしか表現できないものが確実にある、みたいなことが書いてあった。 画像と写真の違いということかな?
そんな魅力が写真にはあるから、モータースポーツ会場にもメディアじゃないけど、一日中ファインダーをのぞいてパシャパシャやっている人が絶えないんだろう。 モータースポーツを始めた頃は、会場ではモータースポーツのことだけやろうよ、と思うこともなくはなかったが、自分の走行シーンの写真をもらえるとやっぱりうれしいし、それが1回2回と重なると撮ってくれた人の気持ちにも思いが巡るようになる。
写真はいいなあ。 今年はいい写真がいっぱいになりますように。
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Posted at 2011/02/25 22:24:32 | |
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