目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
準備編はご覧いただきましたでしょうか?
では早速インストールしたアプリを起動させてみます。
右下に大きく表示されている加速度メーターの周りにメニューが表示されています。(グルグルと回転させるとまだ下に項目があります)
2
端末のメニューボタンを押すと車両プロフィールという初期設定のような物があるので入力しておきます。
といっても大して動作に影響がある物とは思えませんw
・車両名
・排気量(単位に注意)
・重量(車両+人間2人分にしてみました)
・使用燃料
・燃料タンク容量(画像はおかしいですがGSRなら55ですね)
あとは下のほうに最高回転数の設定があったので6500としておきました。
この辺の設定はおそらく計算上の馬力表示や、燃費表示などに使用されるものだと思いますので面倒なら細かく入力しなくてもOKだと思います。
また、車両プロフィールのほかにもメインの設定もあり、アプリの動作設定やメーターの背景やデザインなども変更できます。
3
設定がひと通り済んだらメインメニュー下のほうにある「Adapter Status」を開きます。
ここでは端末とアダプターの通信状態をモニターすることができます。
すべての項目がクリアされると車両との通信が可能になります。
4
端末によって異なるかもしれませんが、僕の場合は端末のBluetoothは通常OFFにしているのでこのアプリを起動している時のみBluetoothをONするようにしています。(設定でカスタマイズできます)
そのためAdapter Statusを開いたくらいのタイミングでBluetoothペアリングのパスコードを要求されます。
この手のアダプターは0000か1234で通るようですので両方入力してみた所、1234でペアリングが完了しました。
5
さて、再びメインメニューに戻り「Realtime infomation」を選択すると、このアプリの目玉機能でもある各種データ表示が行えます。
イメージ的には、androidのホーム画面と同じで、合計7面のフィールド中に自由な大きさと位置でメーターを設置できます。
メーター同士が重なるくらい自由に設置できるのですが結局のところ規則正しく並べてしまうんですよねw
メーターにもいろいろなタイプがあるので表示項目によってデジタル系とアナログ系を使い分けると分かりやすいですよね!さらに各メーターの項目名まで自由に設定できるので見やすくまとめられますよね♪
表示項目は車種にもよりますがかなり多いです。画像の項目は僕が必要な物だけをピックアップしたものなので他にもブースト計や加速Gなど某メーカーから発売されている商品とさほど差が無いように感じます。
今把握している中でひとつ注意したいのが追加可能な項目欄に変速機温度というのがあるのですが、どうも温度変化がエンジン冷却水と同期しているのでSSTの温度ではないようです。
僕が右上に表示させているSST油温はASH ZERO様のページを参考にさせて頂いて表示させています。(このアプリには車種独自の信号を吸い出すためのTorqueScanというツールがあり、それらを活用してさらに拡張PIMという機能で専用メーターを追加していきます。←説明がこれでいいのか不安w)
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さて、最後にダイアグノーシスコードの読み取り、クリアを試して見ようと思います。
エンジン系をいじらないで走っていればまずダイアグコードが出ることは無いと思いますが、EVCでブーストアップしていると・・・
でるんですよ(泣)
ただでさえブースとの立ち上がりが早いエボをさらにEVCでブースと制御するとスロットル開度が小さい時の鋭い過給を異常なブースト圧と判断されてしまいチェックランプがピカッと。
そんな時今まではしばらくエンジン切って又はECUの電源を落としてなどの作業で対処していたのですが、このアプリで解消できますね♪
っというかいつまでもEVCのセッティングをしないのがいけないんですよね・・・ セッティングに関する情報も集まってきているので近いうちにしっかりセッティングします。。
さて、話を戻してダイアグコードの読み出しをしてみましょう!
と言っても何か異常がなければ読み出しも出来ないので、とりあえず手軽?なエアフロのハーネスを抜いてみます。
後のネタのためにアイドリング状態でハーネスを抜くと、一瞬回転が不安定になりますがフェールセーフが介入して若干回転数が高いですがアイドリングを続けています。
この状態で運転席に戻りメーターを見ると見事にチェックランプが点灯しております!早速、アプリメインメニューの「Fault Codes」を選択して診断をしてみると2つのダイアグコードが表示されました。
ダイアグコードは未だメーカー独自のものもありますが共通規格化されているのでコードをネットで調べると大体の内容は判明します。アプリ上でも一応英語で軽ーく表示はされます。(工場で使用される高価な診断機はコードから故障内容を細かく表示してくれます)
で、調べてみた結果は
P0102:エアフロ・センサ信号系統
P0113:吸気温センサ信号系統
ということで、まさに作った不具合とコードが一致していますね!
※ホットワイヤー式のエアフロには吸気温センサーが内臓されているため吸気温も表示された訳です。
読み出しができたので、エアフロのコネクタをしっかりと復旧してから2つのダイアグコードをクリアしてみます。
画像がありませんが、チェックランプもしっかりと消え、ダイアグコードもなくなりました。
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おまけですが、エアフロのハーネスを抜いたときにエンジンをかけておいたのはこのフリーズフレームデータを見たかったからなんです。
フリーズフレームデータは、ダイアグコードが出された時に車両がどのような走行状況だったかを記録したデータです。このデータを参考にすることによって、何が原因でダイアグコードが出されたのかを導きやすくなるという故障診断時には重要な判断材料になります。画像いちばん下の吸気温は-40℃という数値、先ほどのダイアグコードに出ていた吸気温センサ系統の異常と関係してくる訳ですね。
Dにある三菱車専用の診断機ではさらに細かい部分までデーターが残るようです。エボⅩではSSTの制御モード(S-SPORTなど)まで分かってしまようです。
ちょうど学校で勉強している部分だったので無駄に長文になってしまいましたね。。
8
こちらの画像は準備編の最後に紹介したアプリのキャプチャ画像です。
表示できる項目は少ないですがレスポンスは素晴らしいですね!
タコメーターの無い車にはこれで十分かもしれません。
ギア表示も、エボの純正メーターの表示と比較しましたが1秒無いくらいの遅れで切り替わるので実用できる機能だと思いました。
最後になりますが、一言。
「電子制御おもしろいなぁ~」です(笑)
いじるには厄介者扱いされがちですが使い方によっては違った楽しみ方ができますね☆
以上、2000円以下でずいぶん暇つぶしできたなぁ~ww
最後までご覧頂きありがとうございました。
※以上の作業を行う場合はすべて自己責任でお願いしますね。
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