風通しの良さは何処へ？

昨日の夕方から、今朝にかけて民主党の生方副幹事長が解任されたニュースが盛んに流れています。　どうやら秘書が3人逮捕されながら幹事長職にとどまっている小沢幹事長に対する、辞任を求めるような批判的は発言を行った点が問題とされたとの事。
昨年の選挙で大勝し、念願だった政権交代を果たしてからというもの、どうも活発な議論が行える事が民主党の良さだったのがまるで嘘のように、風通しが悪くなったといわれていましたが、それを今回の件で自ら実証してしまったようなものです。

小沢さんの秘書3人が逮捕された際にも、党内から批判の声が聞こえてこない事に対して「小沢さんがコワいから声が上げられない」とか「恐怖政治」などど揶揄されてしまうのも致し方無いのかなと。　　　

民主党は右派から左派までの議員が混在して、安全保障の問題など足並みがそろえられない面は
ありますが、このような形で自由な意見を封殺するような一体化は決して望ましいものでは無いですし、これから人権擁護法案、外国人への参政権の付与、夫婦別姓の容認など、その中身についての問題が指摘されている法案の提出が予想されている中で、民主党の良識が働くのだろうかと不安を覚えてしまいます。　今回の決定がこの夏の参院選など、有権者の心理に与える影響は少なくないと思うのですが・・・。