NGK / 日本特殊陶業 Premium RX LKAR7ARX-11P  

時間が経ちましたが、過去分のレビューを…


走行５万キロ後半に差し掛かったくらいの頃、
プラグを交換してみようと思い立ちました。

ロータリーエンジンの車に長く乗っていると、
プラグが５万キロもそのままなんて気持ち悪いのですｗ
５千キロも持ちませんよ、ロータリー（自分はFCでした）は…
プラチナで５千、通常ので３千キロ走ればグズり出してくるのが分かります。
実際プラグ外すと、もう電極が丸まりだしてきてますから；

アクセラも６万キロ近いんだ、もう様子を見てみてもいいだろうと。


さて。
自分のBLFFW、アドバンスドスタイルは2012年の6月末発表のMCで追加されたグレードです。
そのアクセラの購入時期は2012年末。

プラグ適合表を見ると、適合が前期と後期の様に別れていて、
自分のは年月からしてもMC後だから後期。
つまり、NGK発売のプレミアムRXプラグ（LKAR7ARX-11P）は適合。
そう、思った…が。
実際に純正プラグを外してみたら、前期のプラグが装着されていました；

エンジンの装飾カバーもリアハッチのエンブレムも、アドバンスドスタイルは青。
後期のアクセラは黒カバーだし、エンブレムもシルバー。
制御プログラムがいつの時期のものかまでは分からないが、
アドバンスドスタイル、発売時期こそMCのタイミングだが、
ハード的にはBLFFW前期のものだというのか？！
だとしたら、これはメーカー的には不適合のプラグになってしまう。
プラグの何が前期後期で違うのか気になったので、調べてみた。
その結果…

BLFFW前期（青エンジンカバー・エンブレム）は、
プラグ熱価６番、ギャップは0.8mm。
DENSO品番FC20HPR8

BLFFW後期（黒エンジンカバー・銀エンブレム）は、
プラグ熱価６番、ギャップは1.1mm。
DENSO品番ZC20HPR11

番手は同じで、ギャップが違う模様。
そしてこれらのプラグは極細電極の為に、ギャップ調整不可と。


このプラグの違いに関して問い合わせたってどうせディーラーじゃ分からないし、
（前後期でのIGコイルの品番違いがあるか調べる程度に留まるでしょう）
やってみるしかなかろう！
ということで、交換し、様子を見ています。


劣化したプラグからの交換なので、このプラグ特有の効果というわけではありませんが…

・交換後の始動性も良く、掛かる際の振動が小さくなった
・エンジンの回転数が上がった際のノイジーさが低減した
・2000rpm付近のトルク感が増した

これらの効果が確認できました。
この程度なら純正新品にしても同じレベルな気がするが…？ｗ


ただ、熱価が上がった事での焼け具合の変化。
ギャップが増えた分のコイル負担増の懸念は純正品よりかは絶対にあるので、
今後も経過を見て行こうと思います。
純正プラグの６番は街乗り、ストップゴーの運転でくすぶらないでしょう。
ちゃんと燃やせる選択かと。


基本的には、NGKとしては適合を出していませんし、
マツダとしても純正外のプラグを推奨してるものでもないので、
自己責任対応となります。

BLFFW前期への取付自体には問題はないはずです。
数mm突き出し量が増えているので、ピストンへの干渉が…という懸念もありましたが、
そもそもこのプラグのコンセプト的にこういう造り、
何よりBLFFW後期ではメーカーで適合になっているのだから、
ハード的にはクリアのはずです。

ただし使えるという保証は特にありません。
あくまでも、BLFFW前期へはメーカーとしては不適合です。
この情報を利用して何かあったとしても、当方も責任は一切負いません。

繰り返しますが、自己責任にて。