こんばんは。
以前のブログで、「しばらくお休みするかもしれません。」と書いていましたが、お休みはもう終わります。
そして、その記事を見て心配して連絡やコメントをくれた皆様、ありがとうございました。
皆さんに心配してもらった僕は本当幸せ者です。
さて、何で前回のブログで「しばらくお休みするかもしれません。」と書いたのかというとですが・・・
実は大事な家族である愛犬のごま(柴犬の14歳 男の子)が、前回のブログを書いた日から急に体調を悪くしてしまいました。
ここ半年は散歩でも満足に歩けなかったごまですが、散歩とごはんは毎日欠かさない子でした。特に散歩後のごはんは唯一の楽しみだったと思います。
そんな彼が金曜日の朝、いつものように散歩から帰っていつもなら楽しみにしているごはんを食べず、すぐ小屋へ入って寝てしまいました。
「調子悪いのかな?」と話をしながら家族全員、出勤・登校しました。
そして、夕方。
いつものように僕が一番に帰宅。そして、いつものように散歩に行こうと小屋へ迎えに行ったら、ごまは今にも死にそうな顔をして倒れていました。散歩に連れて行ってみようともしましたが、もう自分の足で立つ力はありませんでした。
僕は「これはマズイかも・・・」と、ヲヤジとオカンに連絡。
ヲヤジとオカンが帰宅してから、外の小屋からごまを室内に入れてやりました。朝と同じくご飯は食べなかったものの、暖かい環境で安心したのか、彼は気持ちよく寝始めました。
土曜日の朝、昨日と変わらず立つことはできませんでした。
ごはんも食べませんでした。
そしてこの日は、僕はバイト、妹は学校の課題学習の為美術館、ヲヤジとオカンは10数年振り?に開催される大学の同窓会へ午後から行ったため、昼過ぎ~夕方まで家に誰もいませんでした。
夕方、僕はバイトを早く切り上げ家に帰りました。
帰ったら、ごまの寝てたシーツやマットが汚れていたのでそれらを綺麗にした後、ごまの体をタオルで拭いてあげました。
その後は、しばらくの間ごまを見守っていてあげましたが、22:30分頃にはごまも寝たのでバイトで疲れた僕も布団へ・・・
疲れて眠たかったのですが、何故か変な胸騒ぎや布団の中で変な汗をかいて、なかなか寝ることができませんでしたが、23時前には何とか寝ました。
そして、日付も変わった午前0時。
同窓会中のオカンから電話・・・
オ 「ごまちゃん大丈夫?」
僕 「ちゃんと寝てるよ。」
オ 「そう、なるべく早く帰るからね。」
僕 「分かった。」
この会話の後、僕はすぐまた寝てしまいました。
そしてその1時間後の午前1時・・・
何故か急に目が覚めた僕、気になってごまの所へ・・・
僕が見たときには、ごまは天国へと旅立っていました。
僕は泣きながら同窓会中のヲヤジに電話しました。
ヲ 「どした?」
僕 「ごま、死んでしまった・・・」
ヲ 「ほうか・・・いつ?」
僕 「分からない、さっき目が覚めて見たときには・・・」
ヲ 「ほうか・・・ありがとな。ごまもきっと楽になったと思うよ。面倒見てやってありがとな。」
僕 「うん・・・」
多分、僕はこんな会話をしたんだと思います。大泣きしていて、はっきりしたことは分かりません。
その数分後、今度はオカンから電話が・・・
オ 「ごまちゃん、死んじゃったんだってね・・・」
僕 「うん、ごめん・・・そばで最後をみてやれんかった・・・」
オ 「うんうん・・・〇〇は悪くないよ・・・ごまちゃんだって分かってくれてるよ。」
僕 「ごめん、ごまごめん、ごめんなさい・・・」
僕はオカンとの電話中、ずっと「ごまごめん、悪かった・・・」と泣いていたそうです。
その後は、線香に火をつけて僕はごまにごまとの思い出を話してました。
5時前、オカンとヲヤジが同窓会から帰宅・・・
2人とも早く帰りたかったと思いますが、10数年振りの同窓会で遠くからもこの日のために来ている仲間がいたので、なかなか帰れなかったのでしょう・・・(幹事補佐だったし。。。)
2人とも、ごまを見た後僕のところに来て慰めてくれました。
そしたら、また僕は泣いてしまいました。
こんなこともありながら、朝を迎えました。。。
朝、お葬式の予約を入れ、昼前からごまの小屋周辺の片づけ。
オカンも泣きながら片づけを手伝ってくれました。
片づけも終わり葬儀会場へ行く準備をしている間、近所の人が静かに眠ったごまの顔を見に来てくれました。ありがとうございました。
そして、クルマを1時間走らせペット専用の葬儀会場へ・・・
ペットの葬儀は2種類あるみたいで、
1つは合同葬儀。 他の犬たちと火葬して骨は合同の墓地へ納めます。
もう1つは個別葬儀。1匹で火葬して、愛犬の骨を持ち帰り49日に自分の家の庭に納めます。
我が家は、個別葬儀をお願いしました。
お経を聴きながら、ごまと最後のお別れをしました。
最後の別れの時、色々な思い出が頭の中に浮かび僕は涙が止まりませんでした。
そして別れをした後、火葬されました。
1時間ちょっとして火葬は終了。
個別は火葬後、家族が愛犬の骨を壺に納めて終わりなので、葬儀の最後は家族でごまの骨を納めました。
葬儀場の人が、「14歳にしてはすごくきれいで頑丈な骨です。死因はきっと病死ではないと思いますよ。」と言ってくれました。
それを聞いて、僕は少し気持ちが楽になりました。
そして骨の入った壺を持って家へ帰りました。
ごまは、飼い主に似たのか本当馬鹿なやつでしたがすごくいい奴でした。
一緒に出掛けた思い出や川に入った思い出や手を噛まれた思い出など、様々な思い出が頭の中から出てきます。
そしてオカンに昔からよく言われた言葉、「あんたはごまちゃんに育ててもらったのに!」がの意味が今頃になって分かってきました。
「ごまがいたから今の僕がいる、ごまがもしいなかったら今の僕はどんな人間になってったんだろう」と、今は思います。
そして最後にごまは、僕に命の大切さを教えてくれました。
今の僕があるのは、自分では見えないところをごまに育ててもらったからです。
「ごま、14年間ありがとう。」