2016年09月04日
さんろく君の内装編
さんろく君の内装編です!
さんろく君のあれこれを軽く振り返って、早くきゅうまる君の話しをしていきたいのですが、
文章を書き始めると長くなる悪グセが出てしまっています…
しかも画像が残っていないので、
見る人が見ても、イメージしにくいと思います。
ちなみに、
僕自身が思うことをたくさん書いていますが、
あくまで個人的な意見です。
ですので、偏りのある内容になっていそうですが、ご了承くださいm(__)m
脱線したところで、改めて!内装編です。
●ドア内張り張替え
ドアの内張りには、大分苦労させられました。汗
中古で入手した時には既にファブリックはたるんたるんに、
合皮の部分も縮こまって、そのテンションで次第に剥がれて行っている状況でした。
E36では有名な持病ですよね!笑
そこで、せっかくなので、自分で張り替えてみよう!と決心し、
貼り付けにはG17スプレーとスプレーのり99を採用しました。
この2品種の選定は、車の内張りへの採用例が多かったのが決め手です。
まず、ファブリック部分は、
自動車内装に使用可能な、難燃素材の吸音スポンジシート(銘柄を忘れてしまいました)を最初に張り、
その上から、難燃ではありませんでしたが、薄いクリーム色のフェルト調生地を重ねました。
この薄いクリーム色のフェルト、フワフワで、
これの下には、先ほどの吸音スポンジシートを更に下貼りしていますので、
"超"がつくほど優しい触れ心地です!!
ずっと"なでなで"したくなりますよ!
しかも、この吸音スポンジシートもフェルトも、
よーーーーーーーーーーく伸びるので、
急なRが問題のE36の内装には、作業性がスーパー良いです!
これは本当に良かったです。
この部分に使用したのはスプレーのり99で、
写真は載せませんが、これを吹き付けると、
スパイダーマンかと思うほど、
ノズルの先から蜘蛛の糸状にのりが広がります。
のりとはいえ、見た目も蜘蛛の糸のように白いです。
指で触ってみると、非常にベトベトしていて、生地の保持力もはり合わせ初期から、かなりのパワーです!
あまりテンションの掛からないものの貼り合わせには、ベストな製品だと思います。
3Mさん、"のり"というネーミング、見た目も性能も、全然イメージと違うような気がしますが・・・
合皮部分も同じく、
難燃素材の合皮をリールで手配しました。
超鮮烈な赤っていう。笑
今思うと、ボディカラーはマデイラブラックという、
紫と紺の中間のような色だったので、
誰も真似することがないような、奇抜なチョイスでした。
でも、ファブリック部分の薄いクリーム色との組み合わせは紅白なので、
お祭り騒ぎか!って言われそうです。
で、実はこれの貼り付けが非常に大変でした。
フェルトと打って変わって、伸びが非常に悪いんです。
伸びが悪いので、接着が悪いと簡単に剥がれてしまうことが予想されました。
そこで使用したのがG17スプレーです。
成分はクロロプレンゴム系で、
要するに、合成ゴムを有機溶剤で溶かしてあるというもので、
この溶剤が揮発しきると、ゴムだけが残ります。
このゴム、ガチガチに近いぐらいに硬くなるのですが、
わずかに弾性が残り、破断に至りにくい、優れた耐久性と強度を兼ね備えています。
聞こえが良いメリットですが、デメリットがあります。
それは、溶剤が飛びきるまではジュルジュルです。
これが何を意味するかというと、
この伸びが悪い生地を、溶剤が飛びきるまで、生地を固定し続けなければならないということです。
いろいろ工夫しました・・・
ドライヤーで乾燥を促す、クランプや洗濯バサミで端をつまみまくる、力がいるところは人力で押さえ込む、などなど・・・
結果、
・ ドライヤーを当てすぎて、生地が傷み、接着剤は乾かず
・ 接着剤に癖がついて固まり、クランプや洗濯バサミのあとが付いてしまう
・ 手の力が緩んだ瞬間に、すべてが台無しになる
ということで、ドアの合皮は、
最終的には、剥がしっぱなしで放置となりました・・・
車のメカ的な部分とは違う、難しさがありますね。
●ピラー&天井内張り張替え
基本的には、ドア内張りのファブリック部分と同じ処理をしました。
これは綺麗にできました!
ちなみに、車内の内張りのほとんどの部分に、
吸音スポンジシートとフェルト調生地を使ったことになりますので、
静粛性が最近の車のようにとても良くなりました。
(画像の記録がないのはご勘弁を)
●制振塗料
更なる静粛性を求めて、エーモンの制振ペイントなるものを塗ってみることにしました。
(先ほど調べてみると、生産終了になっているようです)
制振される理屈は、振動を熱エネルギーに変換するというものだそう。
実際に、一番振動が大きいであろう、ルーフの室内側に塗りました。
施工は、天井の内張りを剥がして、ボディーの鋼板がむき出しになったところに、
付属のハケで塗りつけます。
かなりドロッと、ボテッとしていて、重力に逆らいながら塗ることも、
そこまで困難ではありませんでしたが、
シートなどにこぼしてしまうと取り返しがつかないので、
念のため、新聞紙を広げておきました。
塗っている最中、ハケに塗料をたんまりまとわりつけていたので、
案の定、下に何度かボトボトと落ちていきました。
塗りつけた分は落ちてきません。
硬化しきると、雰囲気は車の下回りに使われる、シャシーコートのような、
弾性を持った仕上がりになります。
施工後の効果は、振動の共振点が下がり、ロードノイズ等の振動のうち、
高い周波数成分が減衰され、
快適性がUPしました!!
更なる静音化を求めるならば、ドアの鋼板にも施工すると良いと思いました。
ちなみに、製品の特性上、
塗料に含まれる"ダイポルギー"なる成分が、振動のエネルギーを熱に変換するわけですので、
多めに、厚塗りした方が確実に効果が得られると考えます。
ただ、イメージ的に、2mmを超えるような塗膜厚は、
そもそも振動がそんな内部まで伝わっていかないと思われますので、
1mmくらいを目安に厚塗りされると良いと思います。
施工される際は、参考にされてください。
ということで、内張り編はここまで。
次回は外装編です。
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内装 | クルマ
Posted at
2016/09/04 07:32:10
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