MF01 スペイシー250・フリーウェイ セルモーター修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
MF01 フリーウェイ、入手時よりエンジンかからず。
スターターリレーはカチカチ言う。
前オーナーに聞くと、セルモーターをどついたが治らなかったとのこと。
とりあえずエンジンのハンガーボルトを1本抜いて、エンジンをずらしてセルモーターを外し、ブラシをチェックする。
あぁ〜ブラシがアウト。4本あるはずが1本以外はすべてばらばらになってセルモーターの中に散らばっていた。
ホンダの古いスクーターあるある、というか、ミツバの古いセルモーターあるあるだね。
今回は MITSUBA SM-8 だけど、なんで古いセルモーターはブラシ4本なんだろうねぇ。
ラビットとかイセッタみたいなセルダイナモのエンジンだと、1個のアーマチュアで始動用と発電用を兼ねるのでブラシが合計4本あったりするけど、昔のセルモーターはみんな無駄に4本のような気がする。
今回はセルモーター内にオイルが少量混入していたので、ゴム類も交換。
2
■■■追加情報■■■
結局、フュージョンの全年式用のセルモーターが付きました。コンミテータとか傷みきっている場合、変えたほうがイイね。
フュージョンのセルモーターが適合しそうだったが、確認できず。もしかしたらネットでよく売ってる中華新品セルモーターが使えるかも。使えないかも。
今回はパーツリストにも代替情報で出ていないので、素直に適合品を純正品番で注文。
31201-KG7-000 ブラシターミナルセット 1
31206-KG7-000 ブラシホルダーセット 1
31207-179-711 シールリング 2
32411-253-000 スターターモーターターミナルカバー 1
91309-425-003 Oリング 1
MF01は前期後期でセルモーターが微妙に違うのか、パーツリストに2パターンあったので最終的にMF01全車この番号で適合するかはわからない。
今回は部品出てきたけど、MITSUBA SM-8 は1970年代〜1980年代に多用された様なので、しばらくは大丈夫かな?
ちなみにフュージョンは MITSUBA SM-13、ブラシも2本。
初期物はブラシ4本もあるみたいだけど、なんにしろスペイシー250とフュージョンのセルモーターの互換性は不明。
3
分解からの〜清掃。
4
アーマチュアを旋盤に噛ませて、コンミテータを磨く。
かなりすり減っていたのでかな~り削ることに。
最初、適当に磨いて組んだらブラシとの接触面積が少なかったのかまったくモーターが回らず、やり直すことに。
5
スプリングにワッシャーを挟んで組み立て。
ブラシの入れ方が内側から入れるタイプ。面倒くさい。
古い設計だからかね。
6
ブラシ4本はかなり入れづらい。
7
セルモーターを外すときはすんなり行けたが、組み込む際はリアサスも外してリアタイヤに木を噛まし、浮かせてずらして空間を作る。
キャブのチャンバー室も外してしまう方が、取り付け作業は楽。
8
付いた!
セルに前オーナーのどついた跡が。
よく言う「セルモーターが動かなくなったら、ハンマーで叩け」というやつは、要は中のブラシが引っかかって引っ込んでいたりすることへ、衝撃を加えるということ。
せいぜい木槌でイイと思うんだけど、がつい鉄ハンマーでぶっ叩いたらセルモーター自体が曲がっちゃうから気をつけないと。
耳学問の英車乗りとかがやりそうだね〜
ついでに、フュージョンでも持病とされるエンジンハンガーブッシュもグリスアップし直し。
ストライカーではココが固着していてかなり大変なことになったけど、今回はグリスが切れて若干渋くなっていた程度で済んだ。
たぶん1980年代のホンダのスクーターは共通する持病。旧車だとオイルニップルがつくけど、メンテナンスフリーを唄いたかったんだろうし、30年後も動いているとは思わなんだね。
探してみたら、過去に整備記録書いてたわ。
http://minkara.carview.co.jp/userid/753313/car/770130/1373379/note.aspx
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