バブル期の冷蔵庫の修理 2／2

代替えファンで冷える事が確認出来たので、オリジナルのファンへ戻す。

しかし、このACファンはヘビーデューティ仕様だが −30℃で動作してたのは、ある意味すごい(…とはいえクルマもそうだね)

冷えなかった原因はモーターの組み付け
コレが設計上の組み合わせ(マーキングせず分解組立てした状態)

扇風機同様にプッシュ

此方が正常に動作する組み合わせ

プルにする場合はファンのフィンが同様ならラジアルは逆方向に組み付ける必要がある。

※フィンのピッチが逆なら上記でも可

しかし、取り付けケースも設計値同様なので各所発泡部干渉する。

庫内にファンを普通に組み付けるとセンターが出ない

一箇所の止ネジで引っ張らないとフィンがケースに干渉する。

理由は上記の為か…

経年変化で締結部が寛容になり、フィンがケースに干渉しブレーキをかけて、自在軸受けが過熱し含浸したオイルがドライアップし焼き付きに至る、そんな故障メカニズムとも推測される。

調達や現場や設計との壁か…ある意味で庫内ファンの苦悩が真因か？それが意味するのはバブルの賜物とも言える。

何処かで見つけたらファンを換えて見ようと思う。

動作が確認出来たので、心臓部のメンテナンス

各部目視確認 エアーブロー エアーチゼル ワイヤーブラシ でケレンし補修塗装

compressor も少し塗ったので、まだ朽ちる事はないだろう。

本来は寝かしたらいけないのだが、ラジエター塗装時のみ短時間で…

前面錆部を何色に塗るか上面天板でカラーテスト


了