RS4パドル取り付け

ステアリングのチルト・テレスコ調整で、ステアリングポストを目一杯手前・下に固定します。

ステアリング裏面へアクセスするため、コラムカバーの上側を外します。上下の分割線のところに内張り起こしを入れてこじると簡単に外れます(下側は外さなくてOK、つかステアリング外してからでないと取れない)
後ろ側にくっついてる目隠しレザーを外さないと完全には取れないですが、面倒なのでメーターフードから養生テープでぶら下げた形で固定して作業続行しました。

エアバッグモジュールを外すため、ステアリング裏側にアクセスします。

エアバッグモジュールは、ステアリング正面視でおおよそ3時・5時・9時の3箇所でバネ状の爪が内(エアバッグ)から外(ステアリング本体壁)に噛んで固定されてます。

一方、バネ状の爪をリリースするためのアクセス穴は4時・8時の2箇所。つまり、4時の方の穴はは3時と5時の爪を受け持ち、8時の穴は9時の爪を担当。これを覚えておくとやりやすいです。

で、4時、8時の穴にアクセスできるよう、ハンドルを180°回します。
長穴が見えたら、細くて頑丈なマイナスドライバーを垂直に差し込み、持ち手を外側にこじって、長穴のフチを支点に中のバネを中心に向かって動かしロック解除。
上述の固定位置を念頭にエアバッグをガタガタ揺すりながらこじると、エアバッグモジュールがボコッと浮き上がってきます。

これを2箇所の穴で行い、3箇所の爪をリリースするとエアバッグが外れます。

4時の穴にアクセスして3時&5時の位置の爪をリリースしたところ。

写真だとハンドルが左90°の位置ですが、作業がやりやすいようにハンドルをぐるぐる回す必要があるかもしれません。この時エンジンは掛けず、重ステで頑張って回すことをオススメします。エンジンONだとエアバッグの外れ状態によってはホーン端子が接触して、ホーン鳴りっぱなしになるからです。このクルマはキーオフの時はホーンが鳴らない仕様なので好都合。

エアバッグが外れたところ。
針金がグルグル巻かれているところがマイナスドライバーの差し込み部、針金がくの字に折れているところが爪になっている部分です。

で、エアバッグを完全に外した方が作業性はいいんですが、後でコーションを消すのが面倒なので、コネクタ類は抜かずにコラム上に養生テープで固定して作業続行。

次に、ステアリングスイッチを含むピアノブラックの加飾パネルを外していきます。

スイッチ周辺と6時方向の穴空き部周辺は内張り起こしを差し込んで浮かせることが比較的容易ですが、曲者が中央の円形部分の爪。
試行錯誤したのですが、内側から爪を起こすより、ステアリング外側の隙間から爪の裏側を押してあげる方がうまく行きました。

頑張って加飾パネルを浮かせると、ステアリングスイッチの裏側にT20トルクスの固定ネジが左右各一ヶ所出現するので外します。

パドルシフトのコネクターはステアリングスイッチの裏側に刺さっているので、これも取り外します。

取り外したノーマルパドルとRS用パドルの比較。
固定形状、コネクタ形状は全く同じ。
加工要らずのポン付け、楽勝です。

あとは逆順で組み立てて完了。

エアバッグを外さなかったので、アラート類も皆無でした。
当然パドルの動作も問題なし。

こいつは見た目も操作感もグレードアップして満足感高いです。