K&P Engineering ステンレス・スティール・マイクロニック・オイルフィルター S30  

前から気になっていたパーツです。これは、オイルフィルターにステンレス(SUS304)を使用し、医療用にも使用される 35 ミクロンの穴を完全均等に並べたもので、『紙繊維製オイルフィルター』に対し、約 7 倍の透過効率となり、BLE用はS1とS30が使用できるようです。S30は面積比が1.4倍とのことで、オイル供給の負荷が純正に対し1/9.8倍とほぼ1/10に抑えられることになります。

SUSフィルターはパーツクリーナーによる洗浄で繰り返し使用でき、環境負荷が小さいこと、自分でオイルのスラッジや鉄粉（フィルターに磁石が装着）の状態からエンジンコンディションを確認することができます。
航空機の使用認可を通った製品ということで、品質も十分ということで安心して購入してみました。

製品は造りがしっかりしています。アルミボディ、SUSフィルター、金属スプリング、Xリング（断面がX構造のOリング）で構成されており、組み立てると精度がしっかり出ていることが解ります。購入したものは上記4品に加え、フィルター締め付け用のカップレンチ、Xリング予備、取扱説明書が入っていました。私はXリングを3個追加で購入しました。Xリングは1本で片面2回×裏表で計4回のオイル交換で使用可能ということです。

オイル交換時のオイル供給量は純正フィルター時は5.7Lですが、K&P S30では5.8Lが適正量でした。

装着状態は写真で示されるように、BLEに対しカスタムメイドされたかのような、収まり具合です。

運転した感じでは、ATのシフトアップタイミングが早くなったような気がします。BLEは約2200rpmでシフトアップして行きますが、とても軽い感じでシフトポイントまで達します。それ以降の回転上昇も、スムーズでふん詰まり感無く、レッドゾーンまで味わえます。人間でたとえると、運動して健康状態になり、今までの負荷に対し、余裕で耐えられるようになった感覚です。

燃費は参考ですが、オイル＆フィルター交換前は12.1km/Lから、オイル＆フィルター交換後は12.8km/Lとなりました。