協和興材 Permaluxe　パーマラックス  

定番コーティング剤のパーマラックスです。
元々は初代の無印ゴールドグリッターを使っていました。
今はパーマラックスとゴールドグリッターの後継品の二系統ありますが、お家騒動による分裂で、本来の製造元はパーマラックス側なので、そちらを購入。

基本的には無印ゴールドグリッターと変わっていません。色が緑→青になり、匂いは柑橘系ですが、酸っぱい感じが少し取れてフルーツジュースっぽい風味になったような。

希釈液をタオルに浸して洗車後に拭き上げたり、直接噴きかけて拭き上げたりと、施工の手軽さはそのまま。
1本4000円近いのでためらいますが、かなり希釈して使えるので、実は経済性も高いです。

塗装面や樹脂のみならず、内装やタイヤ、オープンカーの幌にまで使えたりと、万能さでは他の製品の追従を許しません。
これだけ多用途に使えると言うことは、何かを浸食したり劣化させるような副作用もなく、無害さでもピカイチ。
梨地塗装に使っても、成分で白化したりもしません。
内装に使ってもアーマオールやポリメイトのようなギラギラ感がなく、自然な仕上がり感が好きな人には一番の製品です。ポリメイトはナチュラルタイプであっても艶がどぎつく感じられました（ここは好みによります）。

しかしながら、自然な仕上がりということは、裏を返せば塗っても効果がわかりにくいということであり、実際施工しても本当にきちんと塗れているのか不安になるほど(汗)
手軽な分耐久性にも劣り、ギリギリ一ヶ月持つかな…という程度。
ヘッドライトの保護に使えるかメーカーで聞いたら、確実な保護のためには週一と言われてしまいました…(-_-;)

未塗装樹脂にも使えるんですが、他の樹脂用製品と違って白化した樹脂を黒くする効果は皆無に近いです。劣化前の樹脂限定ですね。

また、希釈して使えるものの、氷点下では吹き付けた瞬間に凍結してしまい、寒冷地の冬は原液でしか施工できません(汗)
希釈液だとほとんど水になってしまうから、仕方ないと言えば仕方ないのですが。

万能だけど、ちょっと器用貧乏な製品でしょうか。
けれど、万能さ、無害さ、自然な仕上がりは唯一無比の性能ですので、欠点はあっても気に入って使い続けています。

ちなみに、私の場合は塗装面は業者コーティングのメンテナンス液、樹脂類はプレクサス、その他（幌、内装、タイヤ、梨地塗装のワイパーアーム＆スポイラー、手間がかかるホイール裏側）をパーマラックスという役割分担で使い分けています。