腰上OH(取付編)@27,010km
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
スーパーカブ70のサービスマニュアルは随分前に廃盤になっており、手に入れようと探してみるも、プレミアが付いて1〜4諭吉もする・・。
なので、この本を使ってやりました。
ただ、パーフェクトといいつつも、ちょくちょく痒いところに手が届かない(詳しくはサービスマニュアルで確認すること)っと書いてあるので、そこはググるなり、お店に聞いた方が良いかも・・
2
まず、ピストンリングをはめ込みます。
OH前はオイル漏れかオイルが燃えている感じがあり、カーボンを見る限りでは燃えている感じはしなかったけど、念のためピストンリング一式を交換しました。
ピストンリング、C←このギャップの位置を揃えないと行けないのか、バラバラにした方が良いのかわからず、これもパーフェクトメンテには載ってなかったので、画像検索かけて探しました。
画像のように120度ずつズラすのが正解のようです。
3
ピストンピンの両エンドにあるクリップの取付に苦戦。ここはyoutubeで検索して取り付け方を見て取付けました。
一通り付けてから、ガスケットつけると・・ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
孔位置はピッタリなのに、浮いてる・・。
このまま閉めてもシワになり、最悪漏れるので、ガスケットを上下の孔に引っ張り(少しガスケットの孔を広げる)取付けました。
4
エンジンOHした人の最大の難関、バルブコッター取付け。
腰上OH(取外し編)の自作バルブスプリングコンプレッサーでスプリングを圧縮した状態でこの半月状の小さい部品を入れなくてはいけないんだけど、これが中々入らない!
色々試して、この方法で入れました。
①片方(奥側)のバルブコッターにオイルを
軽く付けて1つだけ入れる位置に置き、
バルブスプリングコンプレッサーを
付ける。
②バルブとバルブコッターが干渉しない
ように揺らしながらゆっくりスプリング
を圧縮。
③いい感じに圧縮出来たら、もう一つの
バルブコッターにオイルを塗って、
隙間に入れる。ここで磁石付きの工具
を使ってしまうと、奥のコッターが取れ
てしまったりするので、ご注意を!
以上です。
②で揺らしながらでも、干渉するとバルブの棒の部分に傷が付きます。なのであまりオススメはしませんが、イライラしてシリンダーヘッドを投げてしまうなら、一度試してみて下さい。
5
シリンダーヘッドを組み立てたら、カムシャフトを入れ、クランクシャフトのTマークにして、カムスプロケットの◯マークとシリンダーヘッドに付いたIマークを合わせて取付け。
カムスプロケットのボルトのトルクは、
0.7〜1.1kgm (6.9〜10.8Nm)。これを間違えるとカムスプロケットが他と干渉してボロボロになるらしい。
後は、シリンダーヘッドの4つのナットを規定のトルク0.8〜1.2kgm (7.8〜11.8Nm)で締める。
コッターピンの無いナットにトルクかける時はいつも、規定の範囲内の真ん中を狙います。
特にこのナットは重要なので、真ん中狙ってガスケットからオイルが滲むなら、最大トルクまで増し締めして調整します。
6
組み終わったら、取外しの逆手順で車体に取付け。
7
スタッドボルトが折れた原因は、マフラーのエキパイを自作ステンレス化したこと。
熱を入れて曲げや角度調整したので、再び熱が入るとあらぬ方向に動き、結果スタッドボルトが折れることになりました。
エキパイ作った時に孔位置があってたのに、もうこんなにズレてます。
フランジ孔を削って調整するのも限界が近いので、車体にマフラーを固定しているボルト側で何度か調整しました。
結局、折れてしまったスタッドボルト、会社の社長に抜くための工具を借りに行ったところ、「まっすぐ穴を開けられるように治具を作ってあげよう!」っと言われたので、治具完成まで作業が出来ず、まだ抜きの作業に入れてません。
8
最後にドキドキのエンジン始動。
エンジンは軽くキックで難なく1発始動。
少しアイドリングで異音が無いことを確認して、様子見ながら家の周りを10kmぐらい走行。
走行後、少しオイルラインの辺りから滲みがあったので、シリンダーヘッドのナット4本と、シリンダーヘッドとシリンダー、シリンダーとエンジン本体を結合しているボルトを増し締め。
今週、早速通勤に使いましたが、今のところオイルの減りは無し。
燃費はOH前後であまり変わらないけど、エンジンは軽やかに回っています。
OH無事に終了して良かった〜(∩・∀・)∩
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