CBA-MH21S ワゴンR エアフィルター交換とPCVバルブの清掃

MH21SワゴンRを中古購入してから1ヶ月ほど経ちましたが、どうにも加速のもっさり感を感じていました。

エンジンはNAのK6Aですから過剰な要求はしていませんが、イマイチ燃費も悪い感じが否めません。

整備記録簿を見るとエアクリーナーの項目が毎回『清掃』となっている・・・
う～ん、最近のクルマのエアフィルターは『交換』が基本ぢゃないの？
ディーゼルエンジンのトラックじゃぁないんだからさぁ。

って事でインダクションボックスのフタを開けてエアフィルターがこんにちは。

・・・恐怖の瞬間・・・

ぐあぁぁぁ！　汚ったねぇ～ぜっ！
（写真はIN側です）
こりゃ交換するしかないよねぇ。

取り外したエアフィルターを裏返してOUT側を見ると、何やらオイルも付着している・・・

う～ん、普通に考えたらあり得ない状態です。
こりゃブローバイガスがかなり回りこんでるよなぁ。

一旦インダクションボックスを元に戻して、スーパーオートバックスへお買い物に行きました。

日東工業製
スズキ ワゴンR（MH21S）対応エアフィルタ
型番：SU-110
（スズキ純正番号13780-83G00該当）

税8%込み1510円を購入。

スズキ純正品はDENSO製で日東工業製と比較するとフィルタのフィンがもっと分厚いですが、今回は急場しのぎなので仕方なしです。

逆に吸入空気量アップが狙えるかも知れませんね（笑）

作業再開です。

インダクションボックスの上蓋を覗き込んでみると、案の定かなりの量のブローバイが吹き込んでいました。

このクルマのK6Aエンジンはカムカバーからのブローバイの経路が2本ありますが、写真のようにインダクションボックス側に多く流入している場合はPCVバルブの汚れが確定します。

流入経路のすぐ脇には吸気温センサーもありますので、この状態では他の不具合も併発してしまいますからボックス上蓋を取り外してパーツクリーナーでブローバイの汚れを清掃しました。

その後、新品のエアフィルタを装填して元通りに上蓋を組み付けます。

さて、目的のPCVバルブはオイルレベルゲージの左脇にあります。

PCVバルブからのホースはスロットルボディー（バタフライ）のOUT側に接続されています。

PCVが開けばインマニの経路にブローバイが戻される仕組みなのですが、これの具合が悪いとインダクションボックス側へのバイパスが増えてしまうワケです。

ってコトでPCVバルブをスポッと引っこ抜きますと・・・

ダメだこりゃ。
見るからに具合悪そうです。

中心の弁を精密ドライバーなどの先っちょで押してやると汚れて粘っこい感触がします。
スプリングの反力は大丈夫そうです。

ホースから取り外して清掃します。

取り外したPCVバルブの弁を開きながらパーツクリーナーでガンガン清掃します。

乾いた後、息を吹き込んでやることでバルブの動作確認ができます。

動作確認が済んだら元通りにPCVバルブを組み付けます。

全ての組み付けが完了しましたので、エンジンを始動してインテークパイプに手を当てて吸気の具合をチェックします。

スロットルを煽ると「ぐぽっ！ぐぽっ！」と吸気音も軽快になりました。

今回のWAGON Rの購入にあたっては『納車前整備は無しで』ってコトで乗り出しの諸経費のコストを下げたので、まぁこの程度の手入れに手が掛かったのは仕方なしですね（笑）。

吸気系の手入れは比較的簡単なほうなので同じクルマやエンジンの皆さまもトライしてみては如何ですか？