メルボルンがあるビクトリア州で車を個人売買する場合には、安全基準と満たしていることを確認するテストを受けて、認定( Road Worthy Certificate、略して RWC )をもらう必要があります。ディーラーのサービス部門やら、たいていの大きな整備工場はこのテストをする資格を持っていて、2万円ぐらいかかります。チェック内容は、タイアとホイール、ステアリング・サスペンション・ブレーキまわり、シートとシートベルト、ライトと反射板類、ワイパー、ガラス、その他、ボディ・シャシー・エンジンなど構造上通常に走行する上で支障がないことを確認するようです。
認定書は整備工場のテスターが車の詳細、チェック項目、オーナー名などを記載した「緑の書類」を発行してくれて、30日間有効です。つまり、この間に売って名義変更してしまわないといけないわけですね。車を売るときには、通常銀行小切手またはキャッシュと交換に、車のキーとこの緑の書類を新しいオーナーに渡して、手続きは完了します。名義変更のために、新しいオーナーの名前などのところを記入して VicRoads (Victoria 州の自動車関連を仕切っている行政組織?)に提出するのは、新しいオーナーの仕事。窓口に出すだけで終わりやったと思います。テストはもう済んでるわけやからね。
いつ売れるかわからないような事情の車両の場合は、新しいオーナーが RWC を取り、その費用を負担する、なんて条件で売ってる場合もありますが、これを買って何か修理箇所がみつかると、その費用は誰がもつのかもちゃんと確認しておく必要があります。
日本の車検とは違って、こっちではこの転売時に安全基準テストがある以外は、あとは登録を毎年支払っていれば、車は合法です。もちろん、ひどい状態で走っていたり路上に停まっていると、安全基準の問題で切符を切られることはありますから、ひどい状態の車はそれほど見ないですけど、ほんの20年ほど前、初めてこの国に来た時は、古い車がたくさん見れましたねぇ。ようあんな古いのまだ走ってるわ、って。日本は無理に車検制度を使って追い出して、新しい製品を売る言い訳を作って、やってるからそうゆうのがなかったんですよね。ようできた国ですわ。金儲けのためにね。その分、環境へのダメージも日本を超えるとこはないように思います。リサイクルすればえぇ、ではないんです。捨てない、リサイクルしないでいい、というサイクルを考えんとアカンわけです。ヨーロッパなんかはそっちの考えでお金持ちはもっともっとシンプルで質素な生活をしてるよ。もっと見習おうぜ。
話がそれました(笑)
いよいよ RWC も取ったし、珍しくサービスが車を洗ってくれたので、ついでに写真を何枚か。ホンダさんとこ出る前、それからウチのガレージでも三脚たてて夜遅くに室内とか。愛車紹介のとこに入れておきましたので、暇やったら見てってねー。
Posted at 2014/06/07 07:15:38 | |
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