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2024年06月03日 イイね!

子連れイタジョブ道中記 2

子連れイタジョブ道中記 2
航空宇宙博物館を後にして、おちょぼさんこと千代保稲荷に到着したのは15時をちょっと回った頃

日本三大稲荷の一つに数えられ、多くの参拝者で賑わうそうですが
そもそもその手の信仰とは全く縁がないにもかかわらず
どうして過密なスケジュールを割いてまで訪れたかと言いますと

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目と鼻の先に宿を取っておきながら面を出さない参拝しないのは不義理だろう
という妙なこだわり(笑)

だからお揚げさんと蝋燭を見よう見まねでお供えしたら
願い事せず無事にここまで来れた事へのお礼だけして参道へと退散したのでした。

さて、今日はまだこれといった食事らしい食事を取ってないからお腹空いたね
って事で、噂に聞いていた串カツ食べにGO

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正直なところ肉の量はショボいひかえめですが、
カリッと揚がった衣の香ばしさと絶妙にマッチしたスナック感覚で本数が進みます♪
ビールが欲しいな…

味噌とソース両方とも頼んで
せっかくだからと私は味噌の方に多く手を伸ばしたのですが、千葉育ちで味噌だれ文化になじみのない息子はソースばっかりでしたね。
(チャレンジせんかい!!)
同じく名物だという どて串 も頼んでみたのですが、これはちょっと思ったのと違うモノが出てきて面食らいました。

 私の認識ではどて というモノはすじ肉をジクジクになるまで炊いたもので、
私等では白味噌のところを中京地区魂の調味料である八丁味噌に変えただけかと思ったら、串に刺さっていたのはモツでした
これはこれで一味をたっぷり振って食べたら美味しかったんですけどね。

余計ビールが欲しくなりましたけど…(笑)

お豆さんと2人で20本以上たいらげて、金ピカな店を後にしたのが16時を回った頃、
昭和な雰囲気を色濃く残す参道の店々の中には店仕舞いの支度を始めている所もありましたから、時間的にはぎりぎり間に合ったといったところでしょうか。

さあ、ここからなら今日の宿はもう目と鼻の先、
コンビニ寄って買い出ししたら(勿論よく冷えたビールもね!!)チェックインするとしましょう♪




HOTEL R9 The Yard 海津
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ホテルといってもよくあるビジネスホテルとは勝手が違って
各部屋が独立したトレーラーハウスになっているんです。

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それが30室ほど
ちなみに私等は5号室でした
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中はというとこんな感じ

ダブルサイズのベッドにデスクとテレビ
中学生になってまでスポンジボブ嬉々として視るなよな

電子レンジと冷凍庫付きの2ドア冷蔵庫に空気清浄機、簡易的な物ですがマッサージチェアまで付いてますから至って快適に過ごせました。
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洗い場のないユニットバスですが、ちゃんと湯船もありますから
ロングドライブの疲れを癒すべく持参した入浴剤を入れて長風呂するとしましょう♪

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車から荷物を部屋に運び終えてデッキからの1枚

R9はここ海津の他にもっと揖斐川町に近い垂水にもあって
しかもここより更にお安く泊まれたのですが、
わざわざ離れたここをチョイスした理由の一つがこの駐車位置、
垂水は部屋の真ん前に停められないんですよ、しかも結構歩かなくちゃならない。

チェックインした時から気になっていたんですが、向かいの並びに他県ナンバーのSr.4スパイダー
これ絶対イタジョブ絡みだよなぁ

子連れだったからしませんでしたけれど、ソロだったら絶対前に停めているコンテナのドアをノックしていただろうナ
そして呑み会に突入(笑)

翌日スパイダーのオーナー氏とは会場で無事ご対面出来ました
訊けば先方もやはり気になっていたそうで、
そりゃそうですよね、
今度ソロの時にでも気兼ねなく部屋呑みしましょう。

さて、海津を選んだもう一つの理由というのが
C.M.Hのメンバーにして古くからの友人であるコニーリオさんのホームタウンに近いからなんです。

晩御飯を一緒にと約束しておいて
迎えに来てくれたコニーリオさんと向かったのは天下一品
(笑)

何故わざわざ岐阜に来てまで鶏チャンや岐阜タンメンやベトコンラーメンじゃなく天一なのかって?

かつて(数十年前)にはウチの近所にも天一があったんですよ
けれど醤油Loverな千葉県民の口には合わなかったのか真相は不明ですが、軒並み撤退しやがりまして
もう永いことありつけなかったんです、こってりに。

しかも昨年あたりからこってりMAXなる新メニューの話題が賑わうようになって
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これってアレやなぁ
学生時代、超こってりにしてんか って頼んでた裏メニューの事と違うんかな?って
ずっと気になってたんですよ。
イタジョブからの帰路、大垣のICに向かう道すがら天一があったのを思い出して、今回は絶対1回は食うたる!!って決めてたんです。
それにコニーリオさんと息子が巻き添えくったと…
(大笑)

その晩は2年ぶりにお会いするコニーリオさんとの会食(ラーメンだけどね)と
これまた十数年ぶりの こってり とに満たされて
( コニーリオさんご馳走様でした m(_ _)m )

宿に帰ってからゆっくりと湯船につかって、
子供の寝顔を眺めながら晩酌していたら疲れが限界に達していたみたいで、そのまま寝落ちしてました。
(爆)



迎えたイタジョブ当日
起床は4時半、
売りの高級ベッドに一度も寝ないままチェックアウトも癪なので、5分だけ横になって
朝食代わりにと宿から支給されていた冷食のパスタで子供に腹ごしらえさせておいてチェックアウト

前日チェックインの時に早朝まだフロントが開かない内に出発する旨を伝えましたら
常駐しているからインターホンで呼んでほしいと言われていた通り鳴らしたところ
寝起きとおぼしき様子でそれでも笑顔で受付を開けて迎えてくれた昨日のお姉さん(おそらくはアジア系)に詫びとお礼を伝えてコニーリオさんのご自宅へと向かいます。

到着した晩の内にプラグを下道用の6番に変えておかなきゃと思いつつも
つい億劫で怠ってしまったので一抹の不安はありましたが、幸いなことに一発始動♪
まだ寝静まっている他の宿泊客の妨げにならないよう暖機もそこそこに駐車場を後にして、各部のウォーミングアップはゆっくりと走りながらすることにしました。

ご自宅に伺うとタイミング良くコニーリオさんもちょうどスーパーの暖機をされているところで

予定の時刻までまだ少し間がありましたので、2年前にとある理由で実現しなかった
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ウチのお嬢にやっと試乗してもらえました。

そういえばインプレ訊きそびれたな…

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コニーリオさんのスーパーに先導してもらっての藤橋への道中
堤防上の見晴らしの良い道を追走します、

遠くに見えていた山々が次第に近づいてくるというのは
最高峰でも長野県民に鼻で笑われるたったの408mという平坦な千葉県に居てはあり得ない光景ですから、息子にとってきっと新鮮な体験だった事でしょう。
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約1時間早くここを通過して2番乗りだった(それでもまだ上手が居たのよ(笑))
前回と違って、
常識的な時間であればいきおい会場へと向かうメンバーの車と合流してのランデブーとなります♪

この光景が普段ソロでしか走っていないボッチにはまた何とも言えないんだなぁ
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これらのスナップは助手席の息子が私のスマホで撮影

皆様よく走行中の1枚を撮られていますが、どうやってるんでしょう?
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これらは房総ツーリングの時Galacyさんに撮っていただいたもの

悲しいかなお嬢を駆っている時の私にそんな余裕はなく
(だってよそ見するとそっちの方向に行こうとするんだもの)
ステアリング越しに絶好のロケーションと遭遇したとしても、それを他人と分かち合う事は出来ません…

藤橋に到着したのは一般の参加車両がまだ到着する前

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なので会場にはまだ設営に余念のないC.M.Hメンバーの車両しかありません

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でももう既に一角では寸分違わぬ鼻先の揃った展示が始まっているようですね

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参加車両が到着するまでの間、人様にお見せするのに恥ずかしくないよう
長旅で薄汚れたのを拭き上げたら、昨晩はもう薄暗くなってしまったので出来なかったエンジンルームの目視点検も済ませておきましょう。

エンジンオイル・ブレーキフルード共に減少なし
クーラントはもう少し冷えてからじゃないとダメだな。
オイル・クーラントの滲み出しもなし♪
だけどおそらく車体下右側は、大気開放しているブローバイガスによってデフのホーシング辺りまでコーティングされてるんだろうな

レギュレーションに則った2ℓのキャッチタンクはもう何年も前から用意してあるんだけれど…
ここだ‼っていう取付場所を決めかねてそのままになっちゃってるんですよね。



ここまでやっても開場にはまだ間がありましたから
これまた昨晩の内に済ませておけなかったプラグの入れ替えをやっておきます。

帰路は雨の中の走行でどうせペースは上げられないでしょうし、
渋滞に巻き込まれてもグズらないようにプラグの番手を6番に落としておくことにします。

そんなこと私がしている間、早朝に起こされてまだ寝足りない息子は
常備してある毛布にくるまって熟睡中、静かなものです(笑)




そうこうする内、続々と参加車両が会場入りし始め

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今回メインフィーチャーがジュリエッタと2000GTVという事で並ばせてもらったメイン会場もほぼ埋まり

ほぼと書きましたのは、お嬢の隣がいつまでも空いていたんですよ。
そろそろ出揃った感もありましたから
ああ、コレが正統派との境界線かなんて納得してましたら「1つつめて下さい」って
単に1台キャンセルがあっただけでワタシの邪推だったみたいですね(笑)

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流石にメインフィーチャーだけあって

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SZ1&SS揃い踏みな上

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スパイダー・スプリントが2台ずつ、ベルリーナが1台の計7台という充実ぶり

スパイダーは三角窓のないSr.1と、あるSr.2が揃ってコンプリート

ベルリーナはあと前期型、
スプリントも今回並んだのは奇しくも折衷期のSr.1.5が2台
これにアイブローモデルと呼ばれるSr.1とコニーリオさんのSr.2が揃えばほぼフルコンプ

SZ2やSVZ(これは確実にいる)
SSのローノーズ(日本にいるのか?)まで望んじゃあいけませんよね

それと暴論なのかもしれませんが、
101系のシャーシを流用してザガートが自らの往年の名車を模して架装したGS4Rもまたジュリエッタシリーズと言ってもいいんじゃないかな。
(おそらくチューニングすれば一番戦闘力高いと思うし)



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こちらも今回のメインフィーチャー
2000GTV

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105系ベルリネッタの集大成
数々の改良を積み重ね、排気量を増したどり着いたひとつの完成形。

その実力はそのまま現代でも十分通用するものですから
魔改造された個体が少ないのも頷けます。(一部除く)

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フォトジェニックな丸餅軍団
こんな曇天の下でなければ新緑と相まって映えるんだけどなぁ
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色とりどりのスパイダーの集うこの一角もまた華やかでした
カラーバリエーションが豊富なのも、またどんな色もそれぞれサマになっているのもスパイダーならではです。

オープンエアーへの憧れはありますが、私にゃスパイダーはハードルが高い。
だってオープンだと乗り手も含めて一括りじゃないですか。

サラシ巻いて甚平とか薄汚れたツナギにドカジャンとか言語道断
もしロマンスグレーになれたらまたおいでって言われてるみたいで敷居が高いんですよ。
(苦笑)

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スパイダーと言えばいつの間にかbisciaさんがハコ替えされていてビックリ

綺麗な水色の750スパイダー
帰ってからお師さんと写真見てスプリントにもこの色あったよね、
イタリア人好みの良い色だねぇって

おまけに先の房総ツーリングでご一緒した同じ750スパイダーのGalacyさんともお知り合いだとは…
ホントに世間は狭い。

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こうしてこの一日が穏やかに流れる為には
運営サイドの尽力だけじゃなく、樹木の剪定をし下草を刈って会場を整えてくれたりと
実に多くの方々のおかげあっての事と察します
本当に有り難い事です。

当日取材が入るんだよと聞かされましたが、
それがまさか顔見知りとは…
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思いがけず、息子にとっては人生初取材となりました(笑)

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それまでは何とかもってくれていたものの、閉会近くになって小雨がとうとう降り出してしまったものですから

時間の経過と共に雨脚が強くなるとの予報に急かされて会場を後にしたのですが、
出口付近にチラっと赤いマスクマンの後ろ姿を見た気がしたのですよ

見間違いかと後で確認しましたら、20周年という事で限定復活した間違いなくご本人だよとの事で…
それならばどうしてもう少し会場にとどまっていなかったかと慙愧の念に堪えません。
(涙)



道中降られるのは覚悟していましたが、
それでも途中どこかで雨雲を追い越して乾燥させながら帰れるかと一縷の望みを抱いていたのですが、さにあらず。
残念ながら最後ガレージのシャッターを下ろすまで一度も降り止むことはありませんでした。

それでも
普段なら盛大に雨水が侵入してくる車内もトランクにも、
今回全くと言って良いほど水気が無かったのは…
ひょっとしたらおちょぼさんのご加護があったのかな。
































Posted at 2024/06/03 23:26:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2024年05月25日 イイね!

子連れイタジョブ道中記 1

子連れイタジョブ道中記 1
月曜日に日付が変わってしばらくしてから自分のガレージに帰り着きました。

そのままでは雨染みになってしまいそうな所だけざっと拭き上げただけで家には上がらず私は仕事場に

よく帰宅するまでがなんちゃらと言いますが
それならまだ私のイタジョブは続いてるんだなんてへ理屈にほくそ笑んだものの
睡魔と疲労感とでその日はほとんど使い物になってなかったでしょうね。
(苦笑)

さて、そんな今回のイタジョブですが
私にとって今までと大きく違う点が1つありました。
会場でお会いした方なら既にご存じでしょうが今年中学生になった下の子を同伴したのです。

ですが、決して十分とは言えないそんな点検整備しかしていない車に乗せる事には最後まで強い抵抗がありました。

ただ、そんなこと言っていたら何時になったら連れて行けるか分からないですし
子供が親と行動を共にする期間というのは、一見長いようでいてその実けっこう短いものですから

家内とも話し合った結果、本人が希望するのであれば連れて行こうとなりました。

家内や上の子と違って
物心ついた頃には既に私が障害を負った後でしたから、下の子はまだお嬢と長い時間を共にした事がありません

近場のイベントか、せいぜい日曜日の大黒くらいでしたから二つ返事で飛び付いてきましたよ(笑)

これは責任重大だな

そうなるとこれまでの行きはよいよい帰れるかどうかは運次第な0泊3日の強行軍をする訳にはいきません。
無理を言って休暇をもらいましたので、翌朝に会場入りしやすいエリアに宿を取ることにします。

これもまた有り難い事に
前泊を聞きつけたC.M.Hの方々から前泊組と一緒に徳山会館へ宿泊するようにと再三お誘いいただいたのですが
昨年1年間の無理が祟って日常生活動作にも支障をきたす有様でしたので…
醜態を晒すのも忍びなく子連れを言い訳に辞退させてもらいました
ごめんなさい。

検索しまくって土曜日の宿を押さえたら
出発は金曜の深夜というか土曜の早朝?な午前2時
仕事を切り上げて入浴だけ済ませたら、晩酌代わりにカフェイン強化コーヒーとドリンク剤でドーピングして、
うんと早くから寝かしつけておいた子供を起こして徹夜走りの始まりです。

何でそんなスケジュール⁇

私のこの身体のせいで、下の子はこれまでこれといった旅行に連れて行ってもらった事がありません。
なので前日の土曜日は朝一から目いっぱい彼の為に時間を使えるようにと夜行バスのドライバーに徹する事にしたのです。

この時点で既に本来の前泊の趣旨から逸脱し始めてますね(笑)

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御殿場あたりで時刻は4:30
朝の気配が近づいてきて富士もくっきりと浮かび上がります
今日は良い天気になりそうだ♪

始めの内は今車では有り得ない振動と
隣同士でも怒鳴り合わなければ会話が成り立たないほどの轟音に包まれるという非日常さ
目が冴えていたようですが、
やがて慣れて舟を漕ぎだす順応性は家内譲り
(笑)

結婚前の家内もお嬢の助手席でよく熟睡していましたから
ああ、この子となら所帯を持っても大丈夫だなって
(大笑)

子供は3インチのハーネスでガッチリ固定してありますから
シートから落ちることはないでしょう

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ただ、ウチの子寝相
特に足癖がとっても悪く、たまにシフトレバーの方にまで侵食してきますから
手を伸ばしても邪魔でレバーに届かずヒヤリとした事もありました。
(苦笑)




途中、名神から東海北陸自動車道へとルートを外れ
向かったのは川島ハイウェイオアシス

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土曜日に行く子供にとって興味がありそうな所として
ここ川島にあるアクア•トトぎふ(国内最大級の淡水魚水族館なのだそうで)か、
その先の各務原の空自基地に隣接した航空宇宙博物館の2つをピックアップして
事前にどっち行きたいと尋ねておきました

本当は両方とも行かせてあげたかったのですが、
夕方16時前には宿のある海津市に着いていたい

というのもその日のスケジュールの最終に
宿からほど近い、おちょぼさんこと千代保稲荷への参拝と参道での食べ歩きを予定していたのですが、
参道の商店街が仕舞い始めるのが早く、17時頃だと言うのですよ。

移動の時間も含めると2つ共はちょっと無理かな

事前の聞き取りでは
どちらか1つと言うなら航空宇宙の方かなとありましたが、アクア・トトへはPAから高速を降りずにアクセス出来るそうですから、

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水族園には入らなくとも観覧車だけでも乗ってみないか?
そう誘って

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うん、結構楽しんでくれてるみたい

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この日の天気は快晴
絶好の観覧車日和?でしたね


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小っちゃくても、お嬢は存在感あるよなぁ



さて、思いのほか観覧車を満喫した後は
各務原でICを降りて航空宇宙博物館へ

先程の観覧車もそうでしたが、ここでも障害者(重度)と付き添い1人の入館料は半額
更にここでは中学生以下は無料と旅するお財布に優しいので助かりました。

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これ全部動態保存なんでしょうか

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フライトシミュレーターもやらせてもらってご満悦

展示機の中には直線番長なF104スターファイターや
最近退役したばかりのF4EJファントムⅡといったかつての主力戦闘機もありましたが
ここでの白眉といえばやはりこれに尽きるでしょう


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陸軍三式戦闘機
実機を目にするのは初めてです。

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同じくらい見れて良かったのがそのエンジン
液冷倒立V型12気筒

どんな音がするんだろう
近付いてもっといろんな角度から見てみたかったなぁ

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ツインプラグなんだろうか?
燃焼室はどんな形状だろう?
後で知ったのですが、ボランティアのガイドさんがいるそうなので(そういえばそれらしき人が確かにいました)質問攻めにすればよかった

子供が退屈するからダメか…



宇宙にはあまり興味ない と言うので(子供がそれでいいのか?)
3Fは飛ばしましたが、それでも見ごたえのあるものが多く、一通り見て回わり終えた頃には結構時間が経っていました。
そろそろ次の目的地に向かいましょうか。








Posted at 2024/05/25 11:55:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年05月11日 イイね!

レトロフィット 2

レトロフィット 2前節・前々節では灯火類(ライトバルブ)のLED化について記しました
これはその補足となります。




ライトON(含スモール)で点灯するところ

お嬢のライトスイッチはプッシュ・プル式

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1段引いてスモール点灯

この時にフロントのウインカーも兼ねるポジション灯とテールランプ・ナンバー照明
それにこれはオリジナルの配線とは異なるのですが
ウチのお嬢ではメーター照明も連動して点灯するようにしてあります。

そこから捻ってもう1段引くとライトON
リレーを介してロービームないしハイビームに通電し
メーター内のライト点灯を示すインジケーターと
ハイビーム作動時にはダッシュボードに備え付けられたインジケーターも光らせます。

ちなみにハイ・ロー切替のディマースイッチは
年式(仕向地?)によって足踏み式(英車にも多用されているおかげで安価なルーカス製)か

たかがこんな物がなんでこんなに高いんだ?って
今一つ納得のいかない(笑)キャレロ製のコラムレバー式の2種類ありますが
お嬢のそれは前者の足踏み式であります。

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回りくどくなりましたが、冒頭に戻ってライトON(含スモール)で点灯するところ

左右ヘッドライトのバルブ これはH4

テール/ブレーキとポジション/ウインカー これら4個がS25のダブル

メーター照明3個とナンバー灯
これがちょいと訳アリで未確認なのですが、オリジナル配線図によれば
12V5Wの物が2個使われている事になっています。
それにインジケーターの2個
計7個のこれらがBA9S

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なんでレンズカバー外して確認していないかと言えば
後付けした縦長な日本のナンバープレートが邪魔でドライバーが真っすぐに入らない&
カムアウトし易いマイナス頭

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封かん外すのもナンバー灯自体を外すのも面倒なので
球切れするまではそのままにしておこうとナンバー灯の2個(?)は早々に先送り
(笑)

メーター照明と各種インジケーター類は
ダッシュボード下から手探りでソケットごと引き抜けばいけるかなとまさぐってみれば
行く手を阻むダクトらしき物の手ごたえが‥

そうか、
ヒーター後付けしてもらう時にデフロスターちゃんと効くようにして!!ってお願いしたんだった
それの配管か。

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これはやっぱりダッシュ下に潜り込まなきゃならないね。

健常な頃ならヒールプレートの上にクッション代わりの毛布敷いて
逆エビに反り返って体を滑り込ませ作業していたけれど
不自由な身体の今そんな事をしたら最後、間違いなく自力では出て来れない自信がある(笑)

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なので横着せずにシート外しました

この後、毛布敷く前にヒールプレートも外してクリーナーかけましたが、
どうせなら水拭き&ワックスがけ(フクピカ)までやっておけばよかったと今になって思うも後の祭り‥

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シート外すとフロア切ってでもエンジンに次ぐ重量物(人間)の搭載位置を少しでも低くしようとした涙ぐましい努力の跡が良く分かりますね



パイロットランプ不点灯の原因は、
てっきりコイツ

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前科持ちのソケットというかバルブホルダー

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不点灯とは言っても、たまに点灯する事がありますからヘッドライト同様アース不良の線が濃厚です。

メーター本体のアース不良という可能性もありましたが
メーター照明が点灯している時点でシロ
おまけにコイツは前科持ちとくれば、犯人と決めつけられても仕方がないでしょう。
‥‥ところがこれが冤罪だったのですよ

ボディアースした検電ペンをこの抜いたソケットに当ててフラッシャーを焚く
⇒反応なし

この時点で予備のホルダーと電球に入れ替えても良かったのですが、潜ったついで
リレーもチェックしてみる事にしました

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使われているフラッシャーリレーは3ピンタイプ

とはいっても直止めされる金属のボディがアースの役を果たしている訳ですから実質4ピンに等しいですね

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上のピンには +
時計回りに L そして Pと印されています。

私の素人配線では、ヒューズボックスを経由した常時電源を+に
Lはウインカースイッチへと繋ぎ、そしてPをメーター内のパイロットランプに入れてあります。

車載の状態で検電ペンをそれぞれの端子に当ててみますと
ウインカーレバー中立の状態で常時電源ですから当然+端子には通電しています。
次にL端子はといいますと、これにも通電しておりペンは点灯
ウインカーレバーをどちらかに倒せば各電球にまで通電し、リレーが作動してペンも点滅しだします
ここまではOK

さて問題のP端子はと、その状態でペンを当てても反応がありません
本来ならフラッシャーの点滅に同調して光るはずなのに端子の時点で通電していない、
真犯人はオマエか!!

パイロットランプ不点灯の原因がフラッシャーリレー本体にあったのは分かりましたが、
パイロットランプが点かないだけでフラッシャー自体は正常に作動しています。

それならばもちろんリレーは交換するとして、その前に試してみたい事があるんです

というのも、お嬢には見ての通りフラッシャーリレーは1つしかありません。

このリレーつでウィンカーも後付けしたハザードランプも賄っていますから、ウインカーの時とハザードの時では点滅間隔が違ってしまうのです。

それに輪をかけて今回はフロントのポジション/ウインカー兼用のバルブを左右それぞれ1ヶ所ずつLEDに替えます

1ヶ所替えただけでどのくらいハイフラになるのか知っておきたかったというのが
サイドとリアの残り2ヶ所を今回はタングステン球のままにした理由です。

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ヘッドライト交換の際に、予め固着せずにちゃんとレンズが外せるか
球の種類は何が使われているかは確認しておきました。

余談ですがこれに限らずレンズを固定しているビス
これが錆びて膨張することによって樹脂のレンズにクラックを入れてしまうケースがありますから、もしビスの状態が思わしくないようでしたらステンレスの物にしてしまうのもアリだと思います。

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レンズを外してみると
残念ながらこれにも本来あるべき白いシール材は入っていませんでしたが
テールランプほど内部が汚れていないのが救いです。

それにしても変わった接点だな~
サイドもリアもソケット状になった接点がスプリングによって押し付けられられている
一般的な物だったのにコレは
接点自体が板バネになってるんだ(初めて見たゾ)

念の為クリーニングして接点復活剤も吹きかけておいてから

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入手しておいたリアのダブル球の色違い(ホワイト)を装着しました。

本当は電球色のが欲しかったのですが、このメーカーからはレッドかホワイトしか選べなかったのと、
某フリマサイトで安く手に入ったので
(笑)

レンズを付け終えたら点灯試験
まずはポジションから    うん、白いね(笑) でも明らかに明るい♪

続いてウィンカー
白熱電球のようにフワッと点いて余韻を残して消えるのではなく
やたらメリハリの利いた点滅になりましたが、これはこれで良いかも

ただ、予想した程ではないもののこのままではテンポが速すぎます

対策として抵抗を割り込ませる方法が紹介されていましたが、素人考えではせっかく消費電力を抑えるために導入したというのに、発熱を伴う抵抗を入れたのでは意味がないように感じるのです。

そこでリレーの方を機械式からICにする事で対処出来ないか試してみる事にしました。

ちょっと気がかりな点もありましたが、これホンマに大丈夫なんかいと思うくらい安価な事もあって
だめならボツでもいいやと購入してみたのがこれ。

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気がかりだったのはパイロット出力端子がない事。

けれどランプ出力を2分配していけた という先人のレポートもあった事だし取り敢えずやってみましょう

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機械式リレーと入れ替えられるよう加工して

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ヒューズボックスからの線を+に
ウインカースイッチへと向かう線をLに結線してアースは取付金具と共締めしたら
この状態で作動チェック

IC化の恩恵でウインカー・ハザード共に同じテンポで点滅してくれますね、
これなら抵抗を使わなくてもリレーだけで大丈夫そうです♪

気を良くして電球をLEDに入れ替えたパイロットランプを2分配したL端子に繋いでメーターに戻そうとした時に問題はおきました。
ソケットがメーターに触れた瞬間にリレーが作動して点滅を開始してしまう

考えてみれば至極当然な結果です。
L端子自体は常時通電状態、
その先のウインカースイッチが中立状態であるからさらに先の電球⇒アースとならずそこで止まっているものを
パイロットランプ⇒メーター⇒アースとなってしまえばウインカースイッチ関係なしにリレーが作動してしまう‥

このリレーをそのまま使うには
ハザードより先の左右ウィンカー配線からそれぞれ分岐させた物に
整流ダイオードをかませた上で1本化して、それをパイロットランプに結線するしかない。

方法は分かっていても
またシート外してダッシュボード下に潜り込んでの作業、とてもじゃないが迫るイタジョブへの出発までにその作業をしている時間なんて無い。

パイロットランプは点かないけれど、ウィンカー・ハザードは正常に作動しているのだから、このまま行って来てからやり直すかとの考えが一瞬よぎりましたが出来れば何とかしておきたいところです。

お師さんにも当然アドバイスをお願いしたのですが
そもそもICのリレー自体使った事もなく、整流ダイオードの件も理屈では私の説明した方法でいけそうだとのお墨付きをいただきましたが、実際にやった事はないそうです。
コレは人柱になるしかないかな‥




必要になる部材の手配を進めながら並行してもう一つの方法
このリレーをボツにしてパイロット出力端子
つまり普段は通電していなくて、リレーが作動している時だけ通電する端子のあるICリレーを見付けようと
懸命に探した結果1つだけパイロット端子のある物を発見して取り寄せました。

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CRUIZEという神奈川のメーカーのTYPE 3という商品です。

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以前と同じように取付金具を加工しておいて

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ただ、これで絶対うまく行くとまでの自信はなかったので(苦笑)
今付いているリレーから引っこ抜いた配線を入れ替えた(殺してあったパイロットランプの配線も繋いだ)だけで、本体はまだ宙ぶらりん

バッテリー繋いでウインカーレバーを倒す
上手くいってくれよ‥‥

静まりかえっているので一瞬ダメかと気を落としかけましたが
ふと目をやればパイロットランプが点滅している
そういえばコレは作動音(カッチカッチてやつね)なしって書いてあったか




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ウィンカー・ハザード共に正常作動するのを確認したら今までの物と付け替えて
これでやっと灯火類の問題は全て解決‥‥

まだ光軸調整しとらんがな
(汗)






Posted at 2024/05/11 22:50:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年05月05日 イイね!

レトロフィット

レトロフィット片目点灯不良騒動から始まったお嬢のプチ近代化

どうせ取り寄せるのならと
ヘッドライトのバルブと同時に何種類かのLEDバルブも手に入れておきました。

前節にも記しましたが、LED化の主目的は消費電力の節約

電動ファン・空燃比計・ETC・ナビ
ヒーターも後付けしましたけれど
ブロアモーターは形こそ違えど元々ありましたからノーカウントで(笑)

現代車に比べたら微々たるものなのでしょうが、
お嬢にも本来なかった電装品が増えましたから、節約できるところは節約しておきたいですからね。

真っ先に思いつくのは夜間走行時の灯火類、

その最たるモノが今回のヘッドライトでしたから、それに付随する物も同時に交換しておくとしましょう。

とは言っても、
いきなりすべてのバルブをLEDにしてしまうつもりはありません
まずはライトONで点灯するものから

となればテールランプはマストですね

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それに夜間における視認性=安全性の向上にも繋がりますから
是非ともやっておくべきでしょう。

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白熱電球の醸し出す
なんとも趣のある雰囲気も捨てがたいんですけどね。

テールランプのバルブはブレーキランプも兼用のS25ダブル球
並行ピンの段違いタイプ

選択に迷うほど様々な商品がありましたが
いかにもLEDでございってな粒感は流石に似合わないでしょうから避けて

選んだのがこちら

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ネットショッピングでの入手だったのですが
段違いと説明にはあるものの、この画からはどう見ても段違いには思えず…

でも到着したソレはちゃんと段違いでしたので一安心
それにしても紛らわしい

ネーミングセンスはどうかと思いますが(笑)
物的には作りの良い、かなりしっかりとした製品でしたよ。

ヘッドライトの時とは違い今度こそバルブの抜き差しだけなんだから何のドラマもおこらないゾって
左のレンズを外してみたら

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材質がアンチモンなのでニキビ(年齢的に吹き出物と言ったらシバかれそうだ)は仕方がないとしても、リフレクター随分と汚れてないかい?

見ればレンズとの間に入るシールが無い、これが原因か。

テールランプのユニットは
デッドストック品を含め、これよりもう少し程度の良いUSED
何用か分からないからと格安で某オクにて売りに出ていたのもGETしてある、それらを今使うか?

いや、掃除すればまだ使える
新品を下すのは来たるボディのフルレストア(という名目での補強)までとっておくんだ

10数年
早ければ数年後には石の下に眠る身だというのにまだそんな思いが頭から離れないのは

自分ではダメだとしてもきっと次の世代がって そんな望みがあるんだろうな。
こんな完全に自分好みな魔改造しておいてから言うのもなんやけど。

終活云々はともかくとして、ライト片手に子細に点検してみれば薄汚れてこそいれど
決定的なダメージはない
真鍮のワイヤーブラシとブローガン、それにパーツクリーナーを駆使して

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まあ、これくらいなら大丈夫でしょ 
続投決定♪

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左と違って右のユニット内部が綺麗なのは
こちらにはシールが入っていたから

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けれど数十年の時を経て完全に弾性を失い石と化していました‥

左右を見比べればシール材の有用性は明白なので入れておきたいところですが

①リプロ品を探す
 ⇒すぐには無理&きっとお高い

②溝にシリコンコーキングして硬化後に薄く油を塗ってレンズを被せる
 ⇒溝から取る時大変&レンズ固着の可能性

③Oリング作成キットで作ったOリングをシールの代用として使う
 ⇒試してみないとわからないけど、これイイかも!!

お師さんからはゴム板から切り出す方法も提案されましたが、
最終的には③案が妥当だろうという事で一致しました。

で、その結果はどうなった?
そう期待した方がもしいたらごめんなさい。

これらはもし何も無かったら何で代用するかというシミュレーションで

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実際には手持ちのデッドストック品からシールだけ外して使いました

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この白いシール材
これに限らずキャレロには良く使われています

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経年劣化が進んでいたのでしょうか
ゴムというにはスポンジーな感触でしたから、後生大事に取っておいて使えなくするよりも、まだ使える今使ってしまって正解だったと思いたい。

バルブを入れ替えて

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結果次第では今後入れ替えることになるかもしれませんが
今回ウィンカーはタングステン球のままにしました

ウインカーないしハザードを出しっぱなしにする機会なんてそうはないでしょうし
出来ればそんなシチュエーションには陥りたくはない(笑)

というのもありましたが、一番の理由はウインカーリレー
それについては後述するとして
急遽思い立って交換してみたのがバックランプ

これもそれ程は使用頻度的に高くはないのですが
夜間帰宅した際に後退灯が明るいと有難いなってただそれだけの理由なんですけどね。

爆光を売りにする商品の多い中
消費電力と明るさとのバランスがちょうどよかったこちらをチョイス

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早速点灯試験を

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ポジション点灯時

ブレーキランプの点灯で光量が変わるかはガレージの壁に反射するのを確認して
(この時は人手がありませんでした)

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うん、バックランプもなかなか明るい♪




バルブ入れ替えの為にレンズを外したついでに
これも綺麗に洗ってやろうかとしましたが、
観察すると経年劣化によるものなのでしょうか、着色が退化しているように思えます。

加えてどうやらこれはオリジナルではなくリプロ品
レンズカットや刻印の有無などに差異が見られます

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ただよく見るとMILANOとありますから
これもMADE IN ITALYには違いないのでしょうが

ところで現在の手持ちにはこれの他にもう2種類のレンズがあります

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一番右が現状の物で
左2つがデッドストック品

US仕様の赤一色の物があるといった事は聞いていましたが、
左の後退灯がオレンジというのはいったいどこ仕様?

お師さんに訊ねても「知らん」(そんなのどうでもいいだろ)
とのことで、面白そうだから今回はこれを選んだ結果

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こうなりました

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これで前後ともレンズが変わった事になりますね♪

今年はこの仕様でイタジョブに参加しようと思います
邪道だって石投げつけないでね。



さぁ、後はテスター借りて光軸調整したら
もう一つの電装系の懸案事項も片付けておかないと‥‥





Posted at 2024/05/05 10:20:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年04月27日 イイね!

続・やり残したこと

続・やり残したこと
【前回からの続きです】


人間というものは見たものを感覚的に擬人化して捉えてしまう習性があるのだそうで

例えば子供の頃に
なかなか寝付けない夜、柱の節が人の顔のように見えて恐ろしかったという経験や
撮った写真の木々の陰影がやはり人の顔のように思えて
コレ心霊写真なんとちゃう?
なんて色めき立った事ってありませんでしたか?
(中にはガチなのもありましたけど…)


まあ、それはさておいて
クルマにとってニンゲンでいうところのに該当するのってやっぱりヘッドライトだと思うんです。

そのヘッドライトですが、
ウチのお嬢には、出会った頃から俗に筆記体キャレロと呼ばれる物が入っていました。

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1959年という
型式が750から101へと移行する過渡期に製造されたウチのお嬢は
型式750ながら灯火類は後の101と同じく大型化されていましたから
この筆記体キャレロも汎用性のある一般的な7インチの規格サイズです。

でも大きさこそ同じ7インチ丸目と言っても
レンズカットの違いやフラットorコンベックスによってもその表情って随分違って見えるものなんです。

私としても
20数年間この目をしたお嬢を見続けてきた訳ですから、
今、ちょっとした戸惑いを覚えています。

「こんなんプチ整形みたいなもんやん」
「どや?惚れ直したか⁇」ってグイグイ来るなぁ…

とにかく…もうちょっと時間ちょうだい



流石にもうお察しの通り
お嬢は今、違うレンズカットのライトを付けています。
それでは事の次第を順を追ってご説明しますね。



ヘッドライトの点灯不良からの復旧作業も終盤

後は元通り組み付けるだけという所にまでこぎつけて思ったんです。
ただ元に戻すだけでいいのか?って

転んでもただでは起きない
壊れたのならそれを好機により良く、強く
今までもずっとそうやってきたじゃないか

とは言っても、そんな大した事をする訳じゃないんです

灯火類のLED化

追加する補器類の設置場所に悩んでお蔵入りしたHIDの時と違って
ライトバルブ入れ替えるだけのポン付けですから難しい事は一切なく
あまつさえ今は都合よくライトも外れている
今やらないでどうするの。

筆記体キャレロに使われているライトバルブの規格はH4

但し端子は同一ながら
台座の形状は今のそれとは異なるH4Eなるもので

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そのため現在一般的に流通しているH4規格のバルブでは取付けることが出来ないのです

ただ、対策として変換アダプターが現在でも複数経路から入手できますし
実はかなり以前から所持しておりました。


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アルミビレッドのゴージャスな物もありますが、
これは安価なプレス製

これを使えば台座の問題はクリア出来るでしょうから
あとバルブ選定に際して留意しなければならないのは台座から後ろの寸法

ライトユニットの外からバルブをはめ込んで
そこにソケットを差し込む現在の方式とは違い、
ソケットまでがライトボウル内に収まりますから、ここがあまり後ろに長いと底づきしてしまいます。

以上の点をふまえて私がチョイスしたのが

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MADE IN JAPANを標榜するからにはそれほどおかしなモノではないでしょうし
いかにもLEDな白色光よりは多少電球色に近いというのも理由の一つです。

とりわけ明るさを強調した商品ではありませんが
そもそもハイワッテージでこそないものの、シールドビームでなくハロゲン球の
リレーを介してバッ直に配線を引き直してあるお嬢のライトは
LEDだHIDだといった現代車に比べたら見劣りしますが、
決して絶望的に暗いといったものではありません。

レトロフィットの目的は、あくまで節電なのですから


ネット通販でたまたま安売りされていたソレは
注文した翌日には手元に届いていましたので早速フィッティングを試みます

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【既に組み付けてしまってから撮っているのでこれは件のLED球ではありません】


が、
固定できません…
爪の長さが足りず、H4の台座を押さえてくれないのです

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アダプターだけならこの通り

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いっそのことこの部分を矢印のように起こしてみようかとも考えましたが、
上手くいかなかった場合、悲惨な結果になるので止めておきました。

ちなみにお師さんにも見せて相談しましたが
手に取って暫くいじって出した結果は私と同じものでした。

おかしいなぁ
Galacyさんによればポン付けなはずなのに
もしかしたら私の知らない方法でもあるのかと尋ねましたところ

電話越しじゃあ上手く伝わらないだろうと
ありがたい事にスパイダーのをわざわざバラして画像を送って下さいました。

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【提供Galacyさん】

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【提供Galacyさん】

それを見れば一目瞭然
バルブの固定方法が違う

よく見てみればこれはブロック体になってからのキャレロ
でも私のストックは皆どれも同じ筆記体

そこでお師さんに事情を説明し、在庫の有無を問い合わせたところ
使えそうな物を見繕っておいてくれるそうなので
仕事を無理やり早めに切り上げてお伺いしました。

おっ!!
流石ですねぇ
これこれ、これが正に欲しかったそのもののブロック体キャレロって
喜んだのも束の間
ペアのうち片方のバルブ押さえ金具がありません
(それ以外は完璧なだけに悔やまれる)

諦めきれず、
使えそうな金具だけでも見つからないか、許しを得てヤードを漁らせてもらうことにしました。

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ここ来るのも久しぶりだけど、記憶とあんまり変わってない
懐かしいナ

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世間一般の認識としてはガラクタに過ぎないのでしょうが
私等にとっては宝の山

丁寧にかき分けて目当ての物を探しますが、こういう時に限ってこれだけあってもなかなか見付からないものです

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こんなものは発掘しましたけれど
(笑)


おおよそ小一時間ほど籠っていたでしょうか
棚の隅々まで探して、それでも目当ての物は見つかりませんでした…

見落としはないハズ
これはもう諦めるしかないのか

でも人一倍諦めの悪いこの男
灯火類の棚を離れて普段そんなものを置きそうにない所にまで捜索範囲を広げた結果
別の棚の上、埃をかぶった箱の中から

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新品とおぼしきソレを見事掘り当てたのでした(喜)



よし!
これでいざという時の保険は出来た♪

え⁇
コレ取り付けてめでたしめでたしじゃないの?って思いますよね。

理由は簡単
だってブロック体とはいえ、こんなに程度の良いのはお高いでしょ
お師さんに尋ねても「わからん…幾らなんだ?」って逆に訊かれる始末だし
(笑)

だからコレはどうにも打つ手がなくなった時の為にキープさせてもらっておいて、
もっとお気軽に手を出せるようなモノ、何かないかな?

真っ先に思い当たるのは

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信頼の小糸製作所 HSSB-16
お値段格安、間違いなく左側通行帯仕様なのですがフラットレンズなんですよ。
レンズカットのデザインが変わるのは仕方がないとして
材質がガラスである事とコンベックス形状である事の二つは譲れない

そんな条件で検索して次に目を付けたのが

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同じく車検対応品のIPF製
レンズカットのないマルチリフレクターですが、このルーカス風のデザインならLEDのライトバルブも目立たないんじゃないかな

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奥行的にもライトボウルへの底づき問題はクリアしていますし
特売がかかっていたのも後押ししてお取り寄せ
(後に重大な見落としが発覚しますが、この時には全く気付かず…)

到着するのを待ってライトボウルへのフィッティングを試みます。

当然ながらライトバルブはすんなりと収まり
ソケットを挿してライトボウルへ…  入っていきませんな

ソケットが底づきしている様子はない、なのに入っていかないのは

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矢印のこの部分がリフレクターに干渉しているから

嘘やろ~

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改めて2つ並べて見比べてみますと
襟のようなカバーのせいで見づらいかもしれませんが、奥行きに関してはほぼ同等と
ここまでは良かったのですが

リフレクターのプロフィールに差異が!!

【こんなご時世ですので予めお断りしておきますが、セクハラの意図は全くございません

IPFのがお椀を伏せたかのような豊〇型とするならば、
キャレロのは逆すり鉢状の貧〇型

大きさ奥行に気を取られるばかり、形への配慮が足りませんでした。



痛みを伴う失敗をした
それ即ち経験であり、痛みを伴ったのならそれだけ強く心に刻み込まれた事だろう

そしたら次は情報の共有だ

ライトボウルの画像を前に、こうこうこういった理由で上手くいかなかったと
身振り手振りで豊〇貧〇の例えも交えてお師さんに報告。
例えが例えなので心なしか苦笑いをこらえているような表情でしたが、肝心なことは無事伝わった事でしょう。

こんなドマイナーな記事に目を通すような奇特な方は少ないでしょうし
そもそもアルファのライトに王道以外のそんな変わったモノ入れようとする変人はもっと少ないとは思いますが

今回の経験から私が得た教訓としてここに記しておきます

貧〇尊し選ぶべし



さて、IPFのライトは駄目でしたが
その時点で既に次のあてはありました。

それは最後までIPFのとどちらにしようか迷った挙句
車検適合とは明記されていないのとポジション球があるという理由で選から漏れたもう一つのライト

こちらはマルチリフレクターではなく普通にレンズカットのあるタイプでルーカスのコピー品

MADE IN TAIWANであるならば高品質でしょうし

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(もう8年目になるスマホもHTC製ですし20数年間愛用しているラチェットハンドルも台湾製)

IPF製よりもさらに激安なソレは紛うことなく貧〇タイプ!!

時間との戦いでもあるので躊躇なく取り寄せて

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三度目の正直
今度こそライトボウルに収めることが出来ました♪

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レンズ縁の厚みはキャレロに比べてやや厚く、その分ホルダーも前に押し出されてしまいましたが
ライトリムとのクリアランスは多少なりともあったと思いますから多分大丈夫でしょう
・・・確信はないけど



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適合するライトが手に入ったので
ライトボウルを車体に取り付けます

今後の作業性を向上させる為に、ボルト・ナットから車体側をナットリベットにしておこうと準備してありましたが

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現状空いている穴が芯の出ていないバカ穴であるため
そのまま拡大してナットをカシメてしまうとボウル側と穴位置がずれてしまう可能性が高く
なおかつボウル側を長孔加工するには余裕がほとんどありません

時間をかければ方法は何かあるのでしょうが、如何せんタイムリミットが迫っており
再びボルト・ナットでの固定となりました。

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点灯テストを済ませ、ライトを固定し

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リムもちゃんと嵌りました。



タイヤハウス内での配線の取り回しは


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【before】



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【after】

スモールとウインカーを兼ねる

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コレへの配線が長くてダブついているのを切り詰めればもっとスッキリするかな






翌日(3/17)は快晴とまでは言えないまでも晴天に恵まれ・・・

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念願かなっての房総ツーリング
先程言葉を濁したその訳は

写真には写らなかったけれど、実はこの日
真っすぐに立ってるのも難しい、まるで台風並みのの強風だったのですよ
(道理でライダーが少ないわけだ)

潮風の直撃を受けたくないから、常に風向きと波頭に注意しながらのコース取りになってしまい、
当初のシーサイドを2台でゆったりクルージングという目的は果たせなかったからなんです。

房総グルメも含め、おもてなし不発となってしまいましたが
これに懲りずまた房総に走りに来てくださいね、Galacyさん
(その時はもっとましなツアコン用意しておきますから)








Posted at 2024/04/28 01:30:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ

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だったらコレ結構明るくて良いんですが、インジケーターとかメーター照明にならの話で
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何シテル?   06/04 11:09
1959年式ジュリエッタ・スプリント(Tipo750B)の不動車を有り金はたいて手に入れたのがまだ20代の頃・・・ あれから20数年、コツコツとOHを重ねて今...
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