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2011年11月24日 イイね!

CLS555 AMG IWC INGENIEUR

CLS555 AMG IWC INGENIEUR・AMG唯一の3ケタモデル

 メルセデスの初代CLSであるC219型はクーペスタイルの4ドアとしてそのカテゴリーのパイオニア的存在である。そして、そのモデルラインナップの中にCLS55 AMGがあり、さらにその限定モデルとしてIWCとのコラボレーションモデルCLS55 AMG IWCインジュニアがあった。このモデルは専用のボディカラーにメーター内にIWCの時計、そしてIWCの腕時計が付く。限定数は世界で165台、日本における正規モデルは15台の限定である。

 しかし、実はこのCLS55 AMG IWCインジュニアにはさらなる限定モデルがある。その名をCLS 555 AMG IWCインジュニアという。そう、AMGのモデルで3ケタの表示とは冗談のようなモデル名だが、この世には実際に2台存在する。

 2ケタの55モデルとの違いはエクステリアやエクステリアなどに変化はないが、違いはそのエンジンである。CLS55 AMG IWCインジュニアの最高出力は通常モデルのCLS55 AMG同様、476PSであるが、この車はエンブレムの通り555PSである。

 つまり、この表示はこの車の馬力を示すものである。エンジンはおそらくAMGパフォーマンスセンターのブラックシリーズとシグネチャーシリーズのうちシグネチャーシリーズとして発売されたCLK-DTM用である。つまり、エンジンのパーツを見直したバージョンのエンジンが積まれているのである。

 さて、このCLS555 AMG IWCインジュニアの2台の内、1台はこの日本にある。しかも、正規輸入されている。例の純正ナビも付き、ちゃんとダイムラー・クライスラー日本(当時)のコーションプレートも付き、そのコミッションナンバーも刻まれている。

 通常このようなことは行われない。つまり、日本未発売のモデルや日本バージョンに装着されないオプションを付けた車は正規のルートを通じて購入することは不可能だ。例外的に外交官用の車は本国にある豊富なオプションを選択することができる。たとえば、ウッドやシートの色など様々な組み合わせることができる。また、W211のEクラスの前席に日本では選択できないオプション、ベンチレーターをこの日本バージョンに取り付けたりすることが許されているのが、外交官仕様である。もちろん、本国で取り付けることが可能なオプションであれば何でもできるのが外交官仕様の特徴だ。

 ただ、このCLS 555 AMG IWCインジュニアはその台数からほぼ、カスタムメイドである。このモデルが正規輸入された理由はおそらくAMGにとって相当なVIPがこの日本にいるのだろう。いずれにしてもAMG唯一の3ケタモデルがこの日本にあることは間違いない。
Posted at 2011/11/24 07:37:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | AMG | クルマ
2011年10月27日 イイね!

AMG C55 (W202)

AMG C55 (W202)・先駆け的な車

 メルセデスベンツのW202のCクラスにC55という車があった。日本での販売は限定で15台、世界でも+アルファ程度か。

 W202のAMGと言えば、C36に始まりC43とこの限定のC55ということになる。私の知人もこのC55を新車から所有していて、私も何度かドライブさせてもらった。また、この車以外にも当時のAMGジャパン所有のデモカーを運転する機会にも何度か恵まれた。

 はっきり言って暴力的加速そのものである。W203にもC55が、そして現行型CクラスにはC63があり、もはやそのパワーは400psを超えてはいるが、新しい車になればなるほどシャーシが洗練され、シャーシがエンジンについていっているが、W202のC55はシャーシがエンジンについていけてないないのか、感覚的にはW202のC55の方がじゃじゃ馬感があった。ただし、コーナーで破綻がきたすほどシャーシが緩いわけではない。

 ところで、このC55,並行車を見かけたことがある人はいるだろうか?そもそもこのC55はAMGジャパンがドイツのAMGに作らせた特別な車である。そのため車検証に記載されている型式も『-C43-』と記載され、この車がC43をベースとしたチューニングカーであることを意味する。また、ドイツ本国においてもこの車はカタログモデルではなく、カスタムメイドの車なのだ。そのため並行車を目にすることがないのである。ただ、世界は広いので中には高いエキストラを払いこのC55をオーダーしたセレブもいるだろう。だから一番最初に『+アルファ』と書いたのだ。

 当時のE55の価格をしのぐこの車とC43との識別点は内装ではウッドの使用点数とメーターの表示。外装ではC55のエンブレムとフロントグリル内に付く古いタイプのAMGのエンブレムである。因みにこのAMGのエンブレムは車検証と車両と本人確認ができないと購入できないアフターパーツである。

 このW202のC55は今でいうところのHWAが、いや独立した部門AMGパフォーマンスセンターが製造するブラックシリーズやシグネチャーシリーズに相当する車であり、その先駆け的な車であったかもしれない。
Posted at 2011/10/27 07:34:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | AMG | クルマ
2011年10月03日 イイね!

AMG SL73 (R129)

AMG SL73 (R129)・AMG史上最大排気量

 知人が新車から所有していたSL73を何度か運転したことがある。このSL73とはメルセデスベンツの129のSLにAMGが7.3ℓのV12を載せたエンジンであることは今更説明する必要はない。

 この車の乗り味はまさに排気量による大トルクである。最近の車は低回転から最大トルクが発生するようまた、その範囲がなるべく広がるようにCPUや排気系のバルブ、中にはターボの力を借りてその特性を出しているが、このSL73に関しては排気量だけの自然なトルクである。といってもかなり強烈でメルセデスの横滑り防止装置兼トラクションコントロールであるESPのスイッチをOFFにすれば数十メートルのホイールスピンは可能であった。

 ただ、ブレーキに関しては当時の印象で、パワーに対してやや物足りない感じがあったので、今の高性能ブレーキに慣れた現代においては、今、再び乗る機会があればさらに物足りない印象があるかも知れない。

 また、ADSなども付いてはいたがやはりこちらもパワーに対してややシャーシのセッティングが追いついていない感じがあったが、当時のオープンカーのレベルではやはりそれなりに一級品であった。

 まあ、メルセデスで言うところの「エンジンはシャーシよりも早く」といった感じとは若干違うのはAMGらしいじゃじゃ馬感があって、それはそれで今のデジタルに支配された『乗せられている車』と比べて、操っている感があって良かったのかも知れない。

 このSL73は129のファイナルとして登場した車だが、あのころのメルセデスの質実剛健のボディを身にまとい、AMGのいう「最大のチューニングは排気量なり」のコンセプトを忠実にあらわした12気筒を載せた一つの区切りをつけた名車であった。

 因みにこのAMG史上最大排気量を誇る知人の車は日本に正規輸入された13台の内の唯一のソリッドブラックである。ただし、所有期間は2、3年程度であったので、走行距離は新車から3000キロほど、購入価格は諸費用込みで3000万円ほどだったが、ディーラーに手放した価格は1000万円であった。今から9年ほど昔の話である。
Posted at 2011/10/03 08:29:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | AMG | クルマ
2011年07月23日 イイね!

AMG 320TE 3.4 (124)

AMG 320TE 3.4 (124)・本当のカスタムカー

 私の妹も車が好きで女性としてはちょっと変わった車歴の持ち主だ。彼女はしばらくは私の124や210のメルセデスベンツEクラスに乗っていた。その後、初代アウディA3を新車で買い、中古のメルセデス・ベンツ190E LIMITED、AMG3.4ステーションワゴン、そしてRAV4という車歴を持つ。RAV4に乗っていたのはトヨタ系の製造会社で足廻りの設計部署にいたからだろう。その『変わった』 彼女の車はどれも乗っていたことがあるのだが、今回はその中からAMG3.4Tについてお話したいと思う。

 この車はまだ、AMGが今のような体制になる前の最後期の車だ。外装がいわゆるブルーブラックでホイールが黒、サッコプレートなどの下回りも黒、そしてあの『悪そうな』エアロに覆われたまさに『The AMG』 という感じの124ワゴンであった。また、一度通常のメルセデスとして出荷された車をAMGの工場に運ばれ、そこでチューニングが施されるという古き佳き時代の車でもある。ビークルデータカードを見ると、どうやらこの中古並行車はイタリアバージョンのコードが記載されていたので、かの地のお金持ちがAMGに自分の好きなように改造を施させたもののようである。

 そうすると大変なのは修理だ。主に違うのは124型のクーペに載っていた5速ミッションが載り、デフもギヤ比が違うものが載り、排気系なども違う。しかしディーラーで整備するとこの車の場合は320TEの部品しか出てこない。つまりメルセデスとしてはわずか1年くらいしか作らなかった320TEとして世に出した車として記録されている。(320TEの名称からE320Tの名称に変わったのはこの後)

 そのため、いちいち当時のAMGジャパンを通じ、いろいろ合わせなければならないことがたくさんある。

 たとえば、デフから異音がするというので交換ということになったらしいが、なぜか新品に付け替えるとASRの警告灯がついてしまう。確認したところデフのギヤ比が専用のものに交換されていたため、それに伴いASRのプログラミングも変更されていたようだ。そのため、ギヤ比が違う通常モデルのデフを装着するとASRが点灯してしまうということだったようだ。また、マフラーにも穴があいてしまったのでマフラー交換を依頼したらノーマルのマフラーがくるといった具合だ。

 124のE60(日本名E500 6.0)くらいからは後からAMGに持ち込まれたE500でも、ちゃんとメルセデスが記録を書き換えているので、日本のディーラーの端末でもちゃんとE60ないしはE500 6.0と表示される。逆にファーストデリバリーから6リッターだったのか、あとから持ち込まれたE60なのかは判別できるのはベンツ・ジャパンの一部の端末でしか確認することができない。

 いずれにしても以前のAMGは一人、一人のオーダーにその機械まで及んで応じる、本当のカスタムカーを作るチューナーであったようだ。
Posted at 2011/07/23 08:11:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | AMG | 日記

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