修理に出してから早一ヶ月、出かける用もなく暇人だったのでRPOコードを愛車紹介に入力いたしました。
このRPOコード、正式には"Regular Production Option Codes"の略。
フロントガラスの下に付いているVINコードは割とメジャーだと思いますが、このRPOコードは新車時に付いていた装備をすべて教えてくれるもっとコアな情報源。アメ車乗りの方ならご存知だと思いますが、GM車ならどこかしらに貼られているはずのステッカーです。しかしながら、ステッカーということもあり汚損やそもそも剥がれてなくなってしまった車もあります。
もっといえば"Window Sticker "という装備されたオプションや価格まで記された新車購入時についている紙もありますが、オーナーが購入後に処分してしまっていることも多く、そうなるとこのコードが唯一となってしまいます。
カプリスワゴンだと貼られている個所はここ。
テールゲート部分ですが外に面しているところなので、うちのカプリスさんも薄れて見えなくなってる個所があります。マニア目線でいえば重要な所なんですが、大胆な所に貼られているのは残念ですね。他の車種にはグローブボックスの中など劣化が進みにくそうなところに貼ってある例もあります。
製造時の装備が分かるので、レアな車を購入するときはこのRPOコードを見れば、レプリカで装備だけ同じにされたもの、正真正銘の本物を見分けることができ、本国のCAR GUYも一定の判断基準として重要視しています。逆にこのコード表がないと価値が下がったりすることもあるようですね。
コードは数字とアルファベットの組み合わせで表現され、その数はかなりの量です。それだけに割とRPOコード自体に馴染みがなくても、コードの組み合わせを知っている方は多いと思います。メジャーどころではLT1。うちの車にも載っていますが、これがコード表にあれば5.7L V8エンジン、いわゆるLT1エンジンが搭載されていることが分かります。他には9C1。これがあれば"SEO VEHICLE POLICE CAR"要はポリスパッケージであることが分かります。そのほかにも車のカラー、ブレーキの種類、ラジオのデッキ、フロアマットの有無など事細かに書かれているわけです。
さてさて、うちのカプリスさんはそんな超高価値の名車とは縁遠いところですが、カプリスさんの装備について気になってみたので調べてみることにしました。
チェックしていく中で気になるコードが一点。V92"Trailer Provisions"フィーリングで訳すと牽引のための用意とか設備って感じでしょうか。しかしながらカプリスさんの場合、このコードがあってもヒッチメンバーが装備されるわけではないんですよね。購入時にはヒッチメンバーがありましたが、それもアフターマーケット品です。
本国のサイトで調べてみると"Towing package"なるものが存在するようで。
そのパッケージかどうかを見分けるための装備は、私が見たところでもかなり議論を呼んでいましたが、とりあえずTowing packageであろうとされる物はすべてカプリスさんに付いているようでした(GW9 G80 V92)。
"F40 Suspension System,Heavy Duty Front and Rear"(ヘビーデューティサスペンション)についてはワゴンは標準のようで、"G67 Auto Level Control,Air"(オートレべライザー)は"Towing package"とは関係なくオプションのようです。オートレべライザーなんかは牽引時には結構有用な装備な気がしますがどうなんでしょうか。
セダンにはご丁寧にこのようなステッカーが貼られています。
こういうステッカーがあれば一番分かりやすいですが、ワゴンには付かないようです。
実のところ、修理に出すたびにどこどこの部品が普通のものと違う、発注した部品が合わないという事がありました。それには"Towing package"であることが影響しているんでしょうか。
他に日本に輸入された新車並行車などはどういう装備で納車された車が多いのか気になるところです。
ここに足を踏み入れるとドツボにはまりそうですが、日本でGM車に御乗りの皆様、RPOコードを確認すると新たな発見があるかもしれません。
また、トーイングパッケージについてご存知の方いらっしゃいましたらご教授願います
これにあわせてリンクにRPOコードの一覧表(PDF)を追加しました。もしよろしければ参考にしてください。
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maintenance | 日記
Posted at
2016/03/07 22:48:13