サイドブレーキ引代調整（ドラム式）

サイドブレーキのワイヤーが緩んできたため，調整しました。

ECR33のリアブレーキを移植してあるため，サイドブレーキはドラム式です。

ただワイヤーを巻き上げるだけでもよいのですが，いろんなシーンで必要になるサイドブレーキなので，シュー側の調整もします。

師匠も，サイドブレーキの調整にはかなり気を使うとか。。。


①リアをジャッキアップ＆ウマをかけてから，サイドブレーキのワイヤー調整ネジを緩めます。
②ワイヤー調整ネジを緩めたら，サイドブレーキレバーは降ろしておきます。

③リアブレーキロータの，ゴムキャップを外します。

④ゴムキャップを外し，穴が下になるようにロータを回すと，”調整ネジ”が見えます。

コレ・・・写真撮りにくい。。。(^-^;

※図は，ECR33のものではありませんが，ドラム内部は，ほぼこんな形をしています。
”調整ネジ”は，シューの当たりを調整するネジです。

⑤マイナスドライバーで，”調整ネジ”をシューが開く（ブレーキが効く）方向（下から上に回す）にネジがロックするまで回します。

⑥ドラムブレーキがロックし，ロータが回らないことを確認します。

⑦再び，マイナスドライバーで，”調整ネジ”をシューが閉じる方向（上から下に回す）に1/2回転程度回します。

⑧ロータを手で回し，シューが少し擦れながら回る程度（音で判断）にシューの当たりを調整します。

⑨左右均等に調整します。

⑩タイヤを付け，左右同じように回転するか確認します。

⑪ブレーキを数回ダブります。
（⑩までに，何度もロータを回すので，リアパッドが引っ込み，ロータの芯が出ていない場合があるので，ダブる。）

⑫もう一度，左右のタイヤが同じように回るか確認します。
（NGならば⑤に戻る）

⑬サイドブレーキワイヤーを調整します。私は6～7ノッチくらいで効くのが好みです。

⑭調整したら，サイドブレーキレバーを降ろし，左右のタイヤをもう一度手で回し，ブレーキが引きずってないことを確認します。

⑮フロア下から，イコライザー部分（サイドブレーキレバーからのワイヤが2本に分岐する部分）に傾きがないことを確認します。

⑯ジャッキアップしたまま，エンジンをかけ，タイヤを空転させてサイドロック！をし，左右同時に効くことを確認します。（ドアミラーからの目視と，ロックしたときの音で判断）

⑰全てOKならば，ジャッキを降ろして完了です。

少し，手間をかけ過ぎかもしれませんが，しっかり効かないサイドは困りますから慎重にやってみました。

これだけやっても，トータル1時間くらいで完了しましたから，引代が大きくなってきたら，こまめにやりましょう。