福岡県福岡市西区の愛宕山(旧名 鷲尾山)にある神社です。福岡最古の歴史を持ち、日本三大愛宕のひとつの愛宕神社は正確には鷲尾愛宕神社と言います。どれくらい最古なのか調べてみると、景行天皇の治世に創建と書いていましたので、なんと「紀元前13年ころの創建」という古事記・日本書紀に記載されるような恐ろしく昔の話のようです。ただ、景行天皇の実在性には疑問が出されているようで、実在を仮定すれば、その年代は4世紀前半かと考えられています。そちらの方が現実的ですね。室見川河口西側の丘陵上にあり、古くは天忍穂耳尊と伊弉諾尊の2神を祀る鷲尾神社でした。1634年に京都の愛宕山白雲寺(現在の愛宕神社)より愛宕権現(伊耶那美尊・火産霊神)を勧請し鷲尾山に祀り、鷲尾権現は愛宕権現の境内末社とされました。明治34年(1901年)に、「鷲尾神社は末社となすべき神社にあらざる」ために両社を合併して鷲尾愛宕神社としたそうです。いまでは単に愛宕神社と呼ばれています。つまり、現在の愛宕神社には4神が祀られているわけですね。お正月の3が日には、多くの参拝者が初詣に来ます。実をいうと、今年1月に3が日を避けて、15日の土曜日に行ってみましたが、車が大渋滞で動けなくなりかけたので、Uターンして参拝を断念していました(TT)。
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2011/02/26 08:53:31