純正回路を活かしてフォグをつける

特に装備の無いサンバーさん。
今までだいたいフォグランプ付きの
車に乗ってたのでフォグくらいは
欲しい…。

ということで、倉庫に眠っていた
当時モノのフォグランプ一式を装着
してみようという企画。

しかし、ただ後付けでは芸がないし、
この年式になるとフォグ点灯の
インジケータも要るし、なにより
スマートに付けたいので、意外と
情報の乏しい？純正回路を活用して
装着してみようってなワケで。
純正OP一式買えば全部の部品は
ついてますが、今回はバラバラに
仕入れた部品(と自作線)でなんとか
いってみましょう。

まず上流から、フォグスイッチ。
後期型ではレベライザーSW横の
空きホールにスイッチの配線は
来ていますので、そこにまずは
フォグスイッチを増設。

…光る芸当もなく、質素なもんだ。

(横の荷台作業灯SWは飾り←)

そうしたら今度はフォグリレー。
これも見辛いところですが、
クラッチペダル上の室内側
ヒューズボックスの横、灰色の
空きコネクターがフォグリレーの
ソケットになります。

純正品が勿論マストですが、A/Cやら
いろいろなところで使われる今どきの
リレーではあれどチト高い…
ので、Amazonの社外品で代用。
500円しない安さですが一応は
30Aまで耐えうるらしいのでOK？

これがちょっと分かりづらい。

調べると、年式によってはバンパーの
中まで配線は来ているという内容も
多いのですが、後期になってからは
コストダウンの一環か、フォグ電源の
配線はバンパー内にはありません。
(その割にエアコンの配線はあるんよな)

後期ではフォグランプキットに配線も
同梱されているみたいですが、実際のところ
クラッチペダル左横、ヒーターコア右横の
1ピンコネクタがフォグの＋電源です。

ここから電源を車外に引き出し、マイナスは
どこか適当なアースポイントでよさそう。

コネクタは250型端子の1極がジャストフィット。

配線としてはアースは車外で取れるので
引き出すのは＋側だけという簡単さ。
ハロゲンランプなので2Sqの単線で
コネクターから引っ張ってきて、
エアコンの配管部から車外に出して
分岐して…。フォグ側がギボシ端子なので
こちらも(とりあえず)ギボシで処理。

車内の工程3の配線は1.25Sqくらいしか
無さそうな細線ですが、12Vで140Wが
限度と見ればH3バルブ×2で110Wとして
おおよそ丁度…くらいか？
(ちなみに2Sqでは200Wくらい)

取り付けるのはこちら。今はブランドが
無くなっちゃったレイブリックのR700。
パッケージの装着写真がなんとも懐い！

下手したらサンバーの車齢より前では^^;

で、配線は済んだので本体の取り付けに
なるわけですが、これがまた案外微妙に
難しい。

純正であれば開口部横、がらんとした
箇所にガーニッシュ込みで装着される
訳ですが、このR700フォグは吊り下げて
装着するようなイメージなので、梁に
なる箇所がないと固定ができない…。

で、しゃあなしに開口部のカドを削って
拡張し、なんとかギリギリ気味ではあれ
こちらに埋め込み。電球交換はもとより
何するもバンパー脱着が必要な箇所ですが
純正も似たようなものだし…ね？

これでも骨を2箇所削ってなんとか収まる
サイズですが、とりあえずは付きました。
いずれ純正フォグランプが手に入れば
交換してみたいところですが…。

←工程3の電源コネクタの位置関係。

～まとめ～
調べた感じ、どの年式を境にハーネスが
バンパー裏まで来ていないかの確証は
無いのですが、ウチの2007年式TBでは
車外までは来ていませんでした。
(※J型まで(2005/8～2006/11)はある？のかも)
(うちのは2007年式なのでK型になります)

しかし、メインハーネスに回路が無いワケ
ではなく、スイッチ周りまではあるので
この工程通りに組めば配線は最悪
リレー～灯体間までは自作もできます。


その際、必要なものとして
・フォグランプスイッチ
(品番：83041TC010)
・フォグランプリレー
(品番：25232KA050)
・1.25Sq～の電線(2mくらいで十分)
・250型1極コネクタ(メス側)
・ギボシ端子少々

これだけあれば配線は自作できる…はず。
なんなら部品もスイッチについては90年代の
日産車のものとかでも使えますし、リレーも
ごく普通のISO端子型なので汎用を調達しても
なんとかなり得るであろう構成です。

KV/KSの頃のOPフォグは電源の開閉を
スイッチで直接行っていた(!)ので
焼損する事案もあるようですが、T型は
リレーを介しているので少しは進化したと
いえる…のか？()