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Tamsonの"E-L502S-FMPX" [ダイハツ ミラ]

整備手帳

作業日:2015年5月10日

インジェクタ交換(ロードスター流用212cc)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 30分以内
1
 SPFxN1ストリートxVQ30+αこの吸排気系統の組み合わせだとパーフェクトドライブによるブーストアップなしの状態でも気温が低いときには1.3kg/cm2を超えるブーストが掛かる。
1.3kg/cm2まではギリギリパーフェクトドライブの増量機能で間に合っていたが、これを超えるブーストとなると燃料噴射量が不足し空燃比が上がり燃焼温度が高くなってしまう。
およそ外気温10℃を下回ると1.35~1.40kg/cm2まで過給され、空燃比12台前半、排気温は900℃を超える領域へと突入する。
瞬間的であれば問題ないようだが、このまま走行を続ければ排気バルブを溶損するリスクが大きい。
2
パーフェクトドライブの増量ダイヤルを最大まで回しても空燃比が下がらないため、ハード的な限界が1.3kg/cm2ということのようだ。
燃料を増量したいなら燃料ポンプや燃料レギュレータを変えて燃料系の圧力を上げてやればよいが、燃圧をモニタしていない以上着手するべきところの判断ができない。
そこで、別の方法としてインジェクターをより噴射量の大きいものに変更するアイディアを試すことにした。
燃圧が落ちていようとも、出口を広げればその分の増量を得ることができる。
また、インジェクターはインマニ上部についているため、比較的交換しやすい部分でもある。

 交換するインジェクタはDENSO製の195500-1970で、NA6CEロードスターのものだ。
インターネットで調べた情報によれば、高抵抗(13.8Ω)の吐出量212ccのインジェクタで、NAの1.6L4気筒とか3気筒ターボの軽自動車のエンジンに使われているものらしい。
3
インジェクタ交換作業はさほど難しい作業ではないが、燃料に関わる部分なのでリスクはかなり大きい部類になる。
後述する圧抜きを忘れないことと、作業後はある程度の期間確認をすること、万が一の時に対応できるように消火器の準備をしておくこと、そして何より走行後エンジンの周囲が熱くなっている状態では決して作業をしないことを徹底しなければならない。

 まず。インジェクタを取り外す前に燃料系統の圧力を抜いておく必要がある。
L502Sの場合はエンジンルーム助手席側にある燃料ポンプのリレーを外してからスターター数秒を回せばよい。
リレーは底の方に左右2箇所のツメで抜け防止の処置がされているので、細いマイナスドライバー等でツメを起こしつつ上に引っ張れば外すことができる。
インジェクタについているカプラはツメ手で引っ張ってれば抜けるが、年数が経っているせいかかなり固くなっているので根気が要る。
カプラは奇数・偶数でわずかに色分けされているので、色と配線の長さから組み合わせを判断できるが、外す前にマーキングしておくとよい。

 デリバリーパイプと周辺の配線・配管類を固定しているM8とM6のボルト数本を外してやればデリバリーパイプの拘束がなくなる。
M8のデリバリーパイプ取り付けボルト2本には高さ調整のためのプラスチックカラーがついているが、デリバリーパイプを完全に自由にするためには運転席側のカラーを先に抜いておく。
カラーをエンジンルーム内に落とすと磁石を使えない分サルベージに苦労するので注意。
 デリバリーパイプが自由になれば同時にインジェクターも抜けるようになる。
事前に圧抜きをしているとはいえパイプ内に残った燃料が流れ出してくるので、インマニとインジェクタの間にウェスを詰めておくとよい。
燃料の流れ落ちる先にはオルタネータやエキゾーストパイプがあるので、うっかりこぼしてしまうと冷や汗をかくハメになる。
4
インジェクタの上下には3つのゴム部品があるので、これらも同時に交換しておきたい。

 インジェクタをデリバリーパイプに差し込む時には必ずOリングにシリコンスプレーなどの油を塗っておく。
何も付けずに入れるとOリングを痛めて燃料漏れを起こしてしまうことになる。
正しく潤滑されていればデリバリーパイプにスムーズに収まるはず。
デリバリーパイプを組み付けた後、インジェクタが左右に軽い力で首振りすれば問題ない。
また、この時ポンプのリレーを組み付けてキーをONにして燃料ポンプを回し、燃料が漏れてこないかのチェックをしておく。
後は外した逆順で組み付ければよい。
5
これで増量完了、フルブーストいつでもOK!
 といきたいところだが、噴射量の大きくなったインジェクタを純正品と同様に扱えば増量が不必要な領域まで無駄に燃料を噴射してしまうことになる。
燃料が多くて何かを壊すということはあまり考えにくいが、このまま走行すると燃料が燃え残り黒煙を吹いてパワーが出ない状態になってしまう。
これを解決するために、サブコンなどのデバイスを使用して不必要な領域の燃料を抑えるセッティングを施して完成となる。

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