「趣味… 実用…」
日産 プレーリー 240G5 1991年式
アコードクーペを快調に乗り回していた頃に…
世間並に結婚をして、翌々年は長男も誕生…
しばらくは親子3人の移動もアコードクーペでこなしていたものの、やはり不便さが否めない。
2ドアで左ハンドルのクルマは左側通行の日本で後部座席への乗り降りはけっこう面倒くさい。
クーペのわりに広めの後部座席も母子、荷物、チャイルドシート等をフル積載状態で、オムツ交換もするとなるとやっぱり空間が狭い。
そんなわけで…
クルマを乗り換える事になるわけですが…
過去に乗って来た4台のクルマ達は、オーナーでドライバーの“自分"が、その時々の趣味、嗜好、好みをベースに選考していたわけです。
例えば“不便なクルマの代表"のような“古~い古~い外車"を選んだとしても…
“選択の基準"の比率は“実用性"よりも、“趣味性"の方がはるかに高かったのでかまわなかったわけです。
ところが…
次のクルマを選ぶ時は過去の4台の時とは違い、色々と実用面での条件をクリアできる1台を選ばなければならない…
しかし!
ちょうど三十路に突入した自分は、そんな事は全く苦にならなくて、家族の為に趣味を犠牲にしてクーペから
“別の何か"に
乗り換える!みたいな悲壮感はこれっぽっちも無く、
「条件付きのクルマ選び」
を心底楽しんでいました。
その頃(1996年5月)中古車ウォッチングで、良いな♪と思ったクルマは、
初代シーマ 【美しい!】
カペラワゴン 【新車が何故か安かった】
等に魅かれましたが、やっぱり本命は…
クラウン ワゴン
でした。
こりゃ理想のファミリーカーだなと、これで決まりで良いんじゃないか!?
と思っていた矢先に、やっぱり直感的にピンと来たクルマに出逢ってしまいます。
それが日産プレーリー(二代目 M11型)
まあ三菱シャリオと並んでミニバンの先駆者的なクルマでしたが当時は乗用では珍しい後部ドアが左右共にスライド式だったので、こりゃ便利だなと感動した俺は「カーセンサー」をチェックしまくり同車の中では上級グレードの「240G5」を買いました。
本当に便利でした。世の中ミニバンがブームになるのもなるほど納得。
広い広い積める積める。子供が2人になって、幼児用自転車とベビーカーを積んでお出かけも楽勝!
家族4人で県内のレジャースポットはほとんど制覇!
気が付けばアコードクーペの所有期間の記録も塗り替えている。
視界が高く鼻先が短くバリエーションには7人乗りもあるくせに短い全長、トルクフルな2.4㍑4気筒でアテーサ4駆で長距離ドライブも何のその!
所有期間と走行距離を考えれば、歴代の“愛"車 の中でNo.1の働き者と言える。
が……
ホイールはノーマル鉄チンにキャップのまま、子供が眩しくないように自分でスモークは貼ったけど薄~いヤツ。全高が高い事を自分への言い訳にして手洗い洗車をした事も無い。
ある時女房に…
>一番働いてくれてる割りには可愛がってないなあ~
って言ったら…
>アタシと一緒ね!
と言われた
そんな便利な便利なプレーリーは、
1996年5月~2003年12月までの7年7ヶ月もの長期に渡り働いてもらったけど…最後は俺の不注意で、壊してしまい、修理代の見積りも高額だったので、廃車にする事にした。
※画像は自分で撮ったモノでちょうどよいのがないので…
Posted at 2011/03/07 22:12:44 | |
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