てんぷく丸のブログ一覧

シイラが入ったという情報を聞いて後半戦一発目として出撃。
ショアからの射程内ということだったのでオフショアであればかなり有利と期待も高まる。

一ヵ月半以上も出待ちだったのでなおさら。
だが出艇時の準備段階からなにやら怪しげ。
数日前に動作確認できていた魚探の電源が不安定。（新品なのに）
デジタルのカウンタ付リールの電源が全く入らない。（買って三ヶ月ほどなのに）
UFOでも接近したか？

さらにフラッグのマウント用ボルトの頭がもげ、ネジ部分が残って取れなくなる始末。

それでも大事の前の小事とモチベーションを維持しつつ臨む。
（不吉な予感ともいう）

沖に出てみれば全くナブラの無い状況。
漁師船も出ておらず、鳥もほぼ飛んでいない。
それでもところどころの浮旗を探っていく。

その途中、妙なものを目撃した。
100mくらい先か、黒い尖った魚影らしきものが跳ねた。

イルカか？とも思ったがそんな動きじゃなかった。
もう一度跳ねた。
尖った上あご、黒い背中と三角の背びれ。
カジキ？
ダツ？
でかいサンマ？

もちろんその場所まで近づき打ち込んだが、足が遅いので時間がかかり反応は得られず。
シルエットはやはりカジキに近い。
距離はあったが恐らく60cm～80cmくらい。
まあ、カジキも最初からでかいわけではなく、小さい時代もあったろうからそんなのがいても不思議ではないのだが。
どうしても南方の広い海にいるイメージなので。

違うような気がしてきた。
でもなんだか判らない。
（やはりUFOが近いのか）

それはともかくボウズまっしぐらの状況。
予報どおり風も強くなってきたのでそろそろ揚がらねば。

最後に打ち込もうとした浮旗付近で不安定ながらも何とか動いていた魚探の中層から下にまとまった反応が出た。
すぐに鯛ラバを落とすと一発でヒット。
何とかキジハタを1匹揚げて撤収。

この海域は例年と同じく今の時期ちょっと難しいか。
シイラに釣られて勇んできたが、
シイラ取りがボウズになるところだった。