ブレーキパッド交換(13万6662km時)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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リアブレーキパッドが「残り1mmしか残ってない!!」とのことで、同時に前後のパッドを交換してみました。
これまではオートセクゼの「ストリートブレーキパッド」を使っていたものの、ビッグローターでは役不足だったのでワンランク上げた「スポーツパッド」をチョイスしてみました。
画像はフロントパッド交換の様子。
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フロントの交換自体は特に変わったことはないので、細かいところは割愛しております。
パッド交換にはブレーキ鳴き防止用のグリスとして、マツダ純正の「ディスクガート」を使用しています。普通のグリスと違い高温にも耐えられる粘度の高いものとなっています。価格は確か1本2500円くらいだったかも。
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さてお次はリアパッドの交換です。フロントに比べてリアは少々手間がかかります。とはいっても慣れと手順さえ覚えてしまえば簡単なことです。
なお、リアキャリパーは上開きタイプとなっています。
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キャリパーを開ける前に、後でブレーキキャリパーピストンを引き戻す「アジャストスクリュー」のフタのボルトを外しておきます(指止しの左の穴がソレ。これは外した後)。
また、サイドブレーキケーブルを固定しているステーのボルト(指差し)もついでに外しておきます。整備書上ではサイドブレーキケーブルはクランプを抜くように書いてありますが、この方法でもOKです。要するにキャリパーが抜ければどちらでもイイってワケです。
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しかるべき後に、今度はリアブレーキキャリパー上部のガイドピンを外します。
するとキャリパーボデーが抜けてリアブレーキパッドが外せます。
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ついでにパッドの残量を比較したらご覧のありさま。残り1mmってこんなもんなの!? てなくらいに減っておりました。前回のブレーキパッド交換から距離にして5万8000kmほど走ったから、よく持った方でしょう。というか、もっと早く減ってイイのでリアブレーキはもっと仕事してほしいデス。。。
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さて、リアブレーキパッド交換ついでに一つ目のポイントがこのマウンティングサポート下部のスライドピンです。
ユーノス500…というよりこの年代のマツダ車共通のブレーキキャリパーのウィークポイントで、ココのグリス切れでキャリパーボデーが固着するケースが多発しています。ここが固着した場合キャリパーAssyで交換するほかなく、安くはない痛い出費となります。
逆に言えばココが固着しているようでは「自分はメンテさぼってます!!」と言っているようなモノ。定期的にディーラーに点検を入れているとか、そうでなかったら自分でメンテしてさえいれば固着はしません。
ちょっと古いマツダ車乗りのDIY派なら、このシリコーングリースは常備しておきたいものです。価格は確か1本700円程度。マツダディーラーに言えば販売してくれるハズです。
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リアキャリパーのポイントその2。これまた500に限らず、この年代のマツダ車共通のキャリパー内のピストンを引き戻す必要があります。ピストンを引き戻すアジャストスクリューは4mmの六角レンチが必要です。
ピストンをいっぱいに引き戻した後にリアブレーキパッドを取り付け、キャリパーボデーを固定。その後に再びさきほど引き戻したピストンを、パッドがローターに軽く当たるまで出し位置調整します。当たったところで反時計方向に1/3戻します。これも感覚的なものなので絶対ではありません。ただし、この調整が甘いとサイドブレーキが緩くなるので作業は慎重に。
また、これはリアに限らず前後のパッドが大きく減っていてブレーキフルードを継ぎ足していた場合、そのまま新品のパッドを組むとピストンが引き戻される関係でボンネット内にあるリザーブタンクからフルードが溢れます。あらかじめ多少ブレーキフルードをリザーブタンクから抜いておくことも忘れずに。
あとは元の通りタイヤを付けて完了。走りながら軽くサイドブレーキを引いたり戻したりすれば自動調整して、多少詰まってくれます(ただしヤリ過ぎ注意!!)。
さらにセンターコンソールを外してサイドブレーキレバーのストローク調整まですれば完璧です。
■ブレーキパッド交換 費用
オートエクゼ スポーツブレーキパッド
フロント 1万6200円
リア 1万5120円
ブレーキクリーナー 609円
消費税 958円
合計3万2278円
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