ミニカＬＡ２１（その２）

ヴィンテージ宮田自動車にミニカＬＡ２１の中古車が２台入庫したとの情報を入手したので、写真取材させてもらいました。
過去に乗っていたミニカとの違いを見ながら、記録しておきます。
なお、同じようなショットが出てくることもありますが、ご了承ください。
また、長文になっておりますがご容赦ください。

●２台目のミニカＬＡ２１
うちのミニカより前の１９６５年（昭和４０年）式とお店の方は言ってましたが、うちの１９６７年（昭和４２年）式より新しいのではないかと思います。異なる点がいくつかありますのでチェックしていきます。

記載してあるスペックですが、年式が表記してありません。（ブログを書いている２０１７年１月１５日時点でのショップの記載も１９６５年（昭和４０年）となっています。）


右側全景です。


フロントです。グリルがヘッドライト枠まで一体になっているのが異なる点です。また、Ｄｅｌｕｘｅのエンブレムが付いています。


フェンダーミラーにスリーダイヤのマークの刻印があります。


右フロントフェンダー。この車はアンテナが右側フェンダーにあるのが異なります。


合わせホイール、ホイールキャップは同じです。


右リアフェンダーです。ここに給油口があるのが一番の相違点です。


リアビューです。トランクリッドの左にＤｅｌｕｘｅのエンブレムがあります。


左Ｃピラーです。下部の換気口カバーが銀メッキではなく黒になっています。また、ピラーの中央のＭマークがＤＥＬＵＸＥマークになっています。


左フロント前部。ここは同じです。


フロントウィンドー。このＬＡ２ｘ系ミニカ、そのルーツの三菱３６０ライトバンはワイパーが左ハンドル車の向きに付いています。


バルクヘッドの銘板は同じくＬＡ２１。


もう一枚の銘板は車内に貼ってありました。こちらは三菱ミニカ、ＬＡ２１、エンジンＭＥ２４でうちの子と同じ表記です。


エンジンルーム右側。混合潤滑用のオイルタンクとウォッシャータンク、ブレーキオイルリザーバータンクです。


右フロントのエアクリーナーです。形状も色も異なります。


エンジンルーム内にスペアタイヤです。燃料タンクがエンジンルームからトランク下部になっています。これが、うちの子、およびその１の個体より年式が後であると考える一番の理由です。


左エンジンルーム内の点火系です。


バッテリー。押さえ金具の形状が異なります。


右フロントサスペンション。同じです。


シート形状、表皮の色などが異なります。この個体は内張りをリメイクしています。


メーターナセル。表示も指針、インジケーターとも異なります。


ハンドルポスト右側。右からエンジンキー、ライトスイッチ、ワイパースイッチ。ダッシュボード全体をリメイクしているので、このスイッチパネルも製作したものと思われます。


ハンドルです。内装のリメイクに合わせて黒の他車のハンドルを流用したのでしょうか？？


ＭＤデッキが装着されています。シガライターソケットのパネルも含めて、ノンオリジナルと思われます。


ペダルは同じですが、内装はリメイクされています。

ドアの内張りもリメイクされています。


リアシート。こちらはオリジナルと思われますが、色と柄が異なります。


トランクルーム左側。同じです。


トランク内、右リアフェンダー内側。給油口の配管があります。大きな違いです。


トランク下部はフラットです。スペアタイヤがエンジンルームに移動して、トランク下に燃料タンクが設置されたためです。


トランクリッドの支持金具。その１の個体よりもこちらの金具の方がオリジナルに近いです。


ナンバーランプは同じです。


リアサスと燃料タンクです。


右リアフェンダーの給油口。


給油口のキャップを開けるとこんな感じ。


アンダーダッシュの暖気送風パイプの取り回しですが、これも内装リメイク時に変更されているようです。


以上、その２の個体は、うちの子に比べてかなり仕様が異なっているのが確認できました。
ただ、エンジンは調子良いようです。