ヴィンテージ宮田自動車にミニカLA21の中古車が2台入庫したとの情報を入手したので、写真取材させてもらいました。
過去に乗っていたミニカとの違いを見ながら、記録しておきます。
なお、同じようなショットが出てくることもありますが、ご了承ください。
また、長文になっておりますがご容赦ください。
●1台目のミニカLA21
うちのミニカと同じ1967年(昭和42年)式ですが、グレード(スタンダードとデラックス)の違いか、イヤーのマイナーチェンジの前後の違いか、異なる点がいくつかありますのでチェックしていきます。
スペックが記載してあります。
後ろ姿、このサイズで3BOXスタイルです。
ボンネットセンターのスリーダイヤ
ラジエターグリル(空冷なのでラジエターはありませんが・・・)の中央にMマークが付いていますが、うちのミニカには付いていませんでした。
左フロントです。
左フロントホイール、合わせリムとホイールキャップは同じです。
左フロントフェンダーのラジオアンテナとミニカのエンブレム。
右フロントフェンダーのミニカエンブレム。
右Cピラー、Mマーク。
Cピラーとリアウィンドーの関係。TA1x系カリーナのHTと同じようにウィンドウが引っ込んでいます。
左テールランプ、アメ車のようにフィンタイプです。
右テールランプ、バックランプ、トランクリッドのミニカのエンブレム。
左リアタイヤ、アメ車のようにタイヤ上部が隠れるデザイン。
FRのリアサス。タイヤの上部手前の太いパイプは排気管、ブレーキドラムから後方に斜めに出ている細いパイプはサイドブレーキの配管。
右リアウィンドー。UPパブリカのように上にヒンジがあり下が開く。
ハンドル周りです。同じタイプでした。メーターナセル内上段には、ハイビームインジケータ、チャージインジケータ、スピードメーター、燃料計、下段中央はオドメーター、その両サイドにウィンカーの左右のインジケーター、右下にオイル残量インジケーター(2サイクル用の混合潤滑用)です。
インパネ右側は、エンジンキー、ヘッドライトスイッチ。
インパネ左側は、灰皿の下の右がワイパースイッチ、左がチョークレバー、そしてうちのには無かった?シガライターソケツトです。
右ドア。タイヤのエアは1.1kg/㎠、前開きのドアになっています。
右ドアの内張りは、うちのは緑色だったので、色が褪せたのか痛んでいるのか。
右のドアのステップ部分。
ドライバーシート
ペダル。アクセルはオルガン式、ブレーキとクラッチは床から生えているタイプ。クラッチの上はヒーターの送風出口。
ヒーターコントロールレバー。左からOFF、HEAT、DEF。
ラジオとカセットステレオ。この棚はうちのにもありましたが、ラジオは無かったのでグレードの違いと思われます。カセットステレオは後付けですね。
TENのラジオ。
三菱製のカセットステレオ。
後席左右にカセットステレオ用のスピーカーが装着されています。
リアシート。
トランクリッドの金具。
トランクの支柱(開くときは自動的にロックするが、トランクを閉じる時はこの支柱をリリースしないとしまらない)。
トランク内右側。
トランク下部には、スペアタイヤが入っています。
エンジンルーム全景。
バルクヘッドの銘板。LA21です。
一方、燃料タンクに貼ってある銘板は、三菱360、LT23になっていますので、この銘板はライトバンのもので、銘板のみ、または、銘板付きで燃料タンクを移植したものと思います。エンジンのME24と、生産が水島なのは同じです。
燃料タンクはバルクヘッドの前のエンジンルーム内です。
ブレーキオイルタンク。
混合潤滑用オイルタンク。
エアクリーナーケースですが、うちのは黒くて形状もまったく違っていました。
キャブ周辺です。うちのは、三国SOLEX、30PHHだったと思います。
空冷のエンジンフード。
点火系。
バッテリーとウォッシャータンク。バッテリーを押さえている帯板は、うちのと同じですね。
ホーン。同じだったか不明。
リアのライセンスランプ。
左リアフェンダー後方。
コラム4速のパターン表示。
コラムシフトレバー。
ホーンパッドの模様も同じです。
運転席のみサンバイザーがあります。
右のBピラーにルームランプ。
左前席足元のベンチレーションの扉が閉じている状態です。右にもあります。
足元のベンチレーション扉を開いた状態です。ここへは、ヘッドライト部分よりフロントフェンダー内部を経由して外気導入になります。
ラジエターグリルとフロントバンパー周辺。
フロントボンネット左前部の裏側。
同じくフロントボンネット中央後部の裏側。
伸縮式ラジオアンテナ。完全に引っ込めた時は専用のアダプターを利用しないとアンテナが引き出せないようなっています。
左ドアのドアノブ。
フロントエンジン下部。中央の丸い部分がエンジン同軸の吸気ファン部分。また、その下のサージタンクは、エンジン冷却後のエアを室内に導く部分。
右フロントサスペンション。フロントは横置きリーフスプリングによる。
左フロントサスペンション。
以上、何かの参考資料になればと思います。
Posted at 2017/01/14 22:59:49 | |
トラックバック(0) |
旧車 | クルマ