目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ハンドルの低さと街中のストップ&ゴーで、手首の筋が痛くなる時があるので、社外のセパハンを検討していた。
タレ角の調整出来るタイプが理想だなとネットで探していたが、ノーマルのハンドルとは形状がかなり違う。
カウルやフレーム等に干渉無しで付けれるのか?
ハンドルロックが出来るのか?
08年式の10Rに付けたレビューなど都合よく有るわけがない。
そこで思いついたのが逆付け。
裏向けて左右入替。
ハリケーンの07年式10Rにタレ角0度の専用セパハンが有り、ハーエンドで5cmUPとなっている。
つまり単純計算で、逆付けすると倍の10cmUPになる。
残念なことに、07年式と08年式ではモデルが違いハンドル形状も違うので、干渉の保証が出来ない。
2
バーエンド部で10cmUPしたら、鬼ハンぎみになるかも?と、思いながらもやってみる事にした。
画像のように、これだけの差ができる。
フォーククランプ上部がトップブリッジ下とする。
この時バーエンド中心の距離は予想通り10cmだった。
このままだと鬼ハンだが、実際取り付けるとキャスター角があり、こんな極端な鬼ハンにはならない。
3
完成
こだわって付けたので、大変な作業だった。
・スイッチボックスとアクセルワイヤーホルダーの位置決め穴をハンドルに3ヶ所開ける。
・ステアリングダンパーを付けるとハンドルクランプボルトが付けれない。
いづれもトップブリッジ裏にネジ穴がある。
この2点が苦労したところ。
穴開けは電気ドリルで加工。
バー先端からの距離、円周方向の位置決めを悩んだ。
アクセル側のハンドルバーの長さが5㎜長かったので余計に悩む事になった。
更に、バー根本の形状も少し違ったので、干渉の懸念もあったのだが無事取り付いてほっとした。
ハンドルクランプボルトの件は、ステアリングダンパーを加工して対応。
ケーブル・ホース類はノーマルのままで、クラッチケーブルのみ、取り回しを変更した。
4
クラッチ側
トップブリッジ裏とハンドル固定部の間に隙間ができるので、カラーを入れて調整。
5
アクセル側
トップブリッジとハンドル固定部の間にステアリングダンパーがあるので、その上下にカラーを入れて調整。
6
画像はハンドルストッパーに当てた状態。
ガソリンタンクの出っ張った部分とグリップが近くなり、隙間が狭くなったのでUターンの時は注意が必要。
実際やってみたが、出来ない事はない。
でも油断は禁物。
ハンドルロックも使えます。
7
真横から
ほぼ地面と水平になった。
インプレッション
・目線が高くなり、首への負担が減った。
・150Kmほど乗った時は、手首の痛みは無かった。
・フロント(ハンドリング)が軽くなった。
接地感や転回性能を語る技量は私には無い。
・見た目はトップブリッジ下にハンドルがあるので、かろうじてなんちゃってセパハンにはなってない。かな?
仮にスイッチボックス等の位置決めのポッチを全て削り取り、トップブリッジとハンドルの固定をしないでフォークのみで固定すれば、割と簡単な作業なのかも。
しかし、自分でカスタムすると言うことは自己責任になるので慎重に。
8
メモ
ステアリングダンパー上部取付ボルトM6x30フランジボルト→M6x30キャップボルト
ステアリングダンパー下部取り付けボルトM6x18フランジボルト→M6x20フランジボルト+ワッシャー2枚
トップブリッジ・ハンドル固定ボルトM6x8段付きボルト92150→M6x35六角ボルト
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