キャブの乗り味というものをうまく口で説明できないんですがキャブ車に乗ってる人が良く言うのは
アクセルに敏感に反応する加速感という物です。
それには加速ポンプが関連してると皆口をそろえていいます。
インジェクションの方は加速補正というもので加速ポンプの代わりをするのですが、加速補正はS秒後にTPスロットルがどれだけ変化してるかの増加量の計算で出すので、きれいには加速していくのですがドバっと燃料を投下してる感覚は薄いんですよね、ワンテンポ遅れるというか。
キャブジェクションは確かにキャブっぽい乗り味が出てると思います、体感でもアクセルに反応して
ドバっと燃料入れてる感じがありますw
AF計を睨め付けてるとインジェクション車のころから変わった気がしたので
キャブジェクションにしてからのログをとってインジェクションのころと比較してみました。
赤がAFの変動値
白がスロットルの変化値です
インジェクション
キャブジェクション
なかなか条件をそろえてログを取るのが難しいのですがここで見てもらいたいのはスロットル開けはじめからの
赤色AFの変化の角度
インジェクション
キャブジェクション
黄色○の中の赤グラフ、インジェクションの方が緩やかに変化してるのに対してキャブの方は急激な変化をしています。
ここにキャブの独特の乗り味があると思うのです。
急激に変化すればいいという物ではないのですが、たしかにアクセルに対するエンジンの反応は敏感です、ラフにスロットルを開け閉めするとAFがばらつくのが目に見えます
勿論インジェクション車でもECUの設定でこういう加速感を出すことは可能だとは思うのですが、アナログでやることでそういう設定をしなくてもいいのです!!!
(加速補正の適合は時間がかかるしめんどくさいし実走だと条件がそろわないので完全にやるならシャシ台が欲しい)
それを抜きにしてもアクセルを踏むとグオッ!!と前に出る加速感のキャブの乗り味という物は癖になります、大人達がキャブを捨てない気持ちがちょっとわかりました。
とは言ってもひるがの高原の流出路だって登りたいし、美ヶ原にだって行きたいし、富士五合目にだって行きたい。このままでも十分にいけます、現にひるがの高原はこれで加速まで出来ました、これは4スロとしてもキャブとしてもすごいことだと思います、主に気圧センサーによる補正におかげですが。
しかしキャブの加速ポンプにそんな気圧補正なんてありません
そういうときのために燃料コックも付けたのでキャブを使いたくないときはOFFにしてスマホから加速補正の設定してあるマップを読ませればいいだけですしね!!
一粒で二度美味しい車になりました
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Posted at
2016/09/16 00:25:25