ターボタイマー使用時のライト消し忘れアラーム復活対策
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もしかしたら同系統配線を使うスズキの他車種でも可能かもしれません?
ちなみに5型での作業ですので確認用参考図書は『電気配線図集追補No.3』(5型用です)
まず、前フリから…『MP3000装着&モニター結果~』でも少し触れましたが…
『職場指導のライトオン』
『ターボタイマー動作時のライト消し忘れアラーム不作動』
『夜勤明けの疲労?…ぃゃボケた?(-_-;)ヾ\(^^;)』
の条件が重なって、見事に駐車場で朝から夕方まで『駐車中にライトオン!』
…実際には夕方どころか、それ以前にバッテリー容量は限界でしょう
(概算だと3時間前後?但し電圧低下でHID点灯を維持出来ないので細部不明)
そして完全放電!
常にターボタイマーを使用している訳ではないので、
タマにはアラームに助けられるという事も…
つまり、おっちょこちょい?ヾ\(-_-;) 今頃気付いたか…
…
そこで、対策。
こちらのサイトのメンバーである、ぱらさんからもリクエストがあったので
調子にのって、念入りに記述していきます♪
仕組みの推測…
通常(ターボタイマー不作動時)だとキーの位置が
『ドアを開けてACCまたはOFF位置で警告音』さらに『ON位置ではアラーム消音』です。
(キーをさしているとキーの抜き忘れ防止音が優先するようです)
つまり
【1】ドアを開ける⇒アラーム回路の配線がドアスイッチを使いアース接地される。
【2】ACCまたはOFFで音が鳴る⇒バッテリー保護の為、キーOFF時はリレー不作動が常識
┗⇒アラーム回路有効⇒リレー内の接点は接続状態
【3】ONで音が止まる⇒キーON時にリレー作動
┗⇒アラーム回路無効⇒リレー内の接点が断線状態
と、なり
【2&3】を満たす為にノーマルクローズタイプのリレーを使っている事が推測出来ます。
(カー用品で普通に市販されるリレーとは逆の動きです)
…実はこのノーマルクローズタイプのリレーを使用する方法は
DIYで過去にVIVIO RX-Rで半ドアアラーム消音に使った方法でもあります。
(キー位置に関係なく鳴りっぱなし、車庫入れ等でドアを開けて後方確認する際に
アラームが鬱陶しく消音対策をしていました)
…さて、アラームが鳴る原理を説明(あれっ!推測じゃぁ…?)した所で
肝心の対策ですが…
『キーをOFFにするとターボタイマー動作時でもオーディオは切れる』
つまりイグニッション側に通電するのみで、ACC側は切れる事が判っているので
『ON位置でアラーム消音』を
『ACC位置でアラーム消音』
に変更するだけで今回の作業は終了です。
つまり、ONではなくACCが切れた段階でアラームが鳴ってくれたら構わないと言う事です。
……と、ココまで来た所で、計画は一時終了していました。
なにしろ配線を丸裸にして引っかき回す、という無謀な事はしたくないので
ここからはサービスマニュアルの到着を待ちます。
(ホントに可能か? 配線接続先の用途や配線色確認などイロイロ活用出来ます♪)
…そして休暇前になるが、注文していたマニュアルが揃った(合計7冊)事の
連絡を受けたので、丁度、コレ幸いと休暇の帰省先に発送してもらう…。
休暇先は屋根付きガレージがあるので、まさしく『コレ幸い』です。
手配してくれた『黒うさぎ』くんありがとう!
届いた配線図を確認すると前述の『通電⇔非通電の切り替え部分』は
『ウォーニングブザーコントローラ(COMBメーター内)』として長方形の図が記してあるに過ぎず、
上記のリレーが実際に使われている事の確認までは出来ませんでした。
(もっとも半導体が入ってきた段階で私の電気の知識は終了ですから… ^_^;)
配線図を確認して、さらに解った事は
唯一の心配事だった『キー閉じこめ防止アラームの配線』との関連性ですが
ライトと同様に『ACCで消音』に変わるだけのようです。
コレまでにACC位置でドアを開ける事も多々あり、
邪魔な音だったのである意味でラッキーでした。
但し…まだ馴れていない為でしょうが…
『スズキ4輪の配線図って少し見づらいかも…?』 w(-。-) ボソッ
…さて、長くなりました…
では、お楽しみ下さい。
…そうそう、『おっちょこちょいな私』は『お約束』をしっかり実行してしまったので
同じ過ちをなされない様…くれぐれもご注意お願い致します。
全く関係なさそうなタイトル画像のワケは後述(8図で)します。
2
本題ではないので画像を集約…はしょります。
但し、作業に必要な注意点だけは記述。
赤丸がツメ位置
青丸がネジ止め位置
黄丸が隠れたフック部分です。
【上段左】
メーターフード?っていう名で良いのかな?
まずハズし終わった後の裏からの画像でツメ位置確認です。
あとプラスネジが2箇所
(スタッビドライバーと言われる柄の短いプラスドライバーがあった方が良いです)
【上段中】
フード横部分の『ツメ』です。
ツメが下にさがる事で外れますが…。
【上段右】
フード前部分の『ツメ』です。
私の車は『ツメ』部分に内装の接着剤が張り付き、
下がらないといけないハズのツメが、逆にせり上がってきて
引っ掛かってしまいナカナカはずれてくれませんでした…
(樹脂製のツメが、もう少しでモゲる直前でした ^_^;)
【下段左】
そしてこんな場所(フード左下)が干渉するので作業順序に要注意。
私は外さずに緩めてズラしただけで、作業しました。
(割れや変形が恐ければ、しっかりと外してから作業した方が安心出来るでしょう)
【下段右】
メーターをハズします。
メーターはプラスネジが4箇所です。
これは簡単、簡単♪
但し、パネル上部が干渉してあたるので上に傾けながら、
そして裏にケーブルが繋がっているのでゆっくり、チカラを入れずに…
3
メーターを寝かせながら引き出すと、裏にコネクターが3つ付いています。
ツメを押さえながら引き抜きます。
画像は助手席側から見たところです。
※コネクターを抜いた後はショート防止のカバーを引き出して端子を覆ってやります※
ぇぇ、ぉ約束がそこにありますから… w(-。-) ボソッ
4
一番右の16Pコネクターのアップ(中央)です。
図の状態で見て左から7番目、右から10番目のピン位置
(中央付近に空き場所、さらに配線が無い場所もあるので数え間違いに注意)
『黒色ベ-ス&白色ストライプ線』
が目的の配線です。(図では仲間はずれに左に傾いた線です)
この線は始めに述べた『キーON時に通電』している線です。
コレを『ACCで通電』する線に差し替えます。
私はオーディオ用から分配しました。
…この辺は好みによって変えても良いでしょう。
デッキの奥行きによっては、オーディオを抜き差しするのが大変ですから…
ぇぇ、私のオーディオも裏の配線がイッパイイッパイで干渉して大変なんです、
もし今度、買い換える時はヘッドユニットの奥行きにも注意して購入しよう!
w(-。-) ボソッ
ちなみに前図で述べた『ショート防止のカバー』を引き出すと
画像右端のような感じです。
白い色をしていて、スライドして出てきます。ピンぼけしました… m(_ _)m
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いよいよ緊張の『カットの瞬間』です。
…ゴクリッ!
………
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はい、カット完了♪
次に縫合…違った
元の線側の絶縁を確実に実施し、ACCから引いた線を接続です
(私は圧着端子を使用しました、コレの結線&絶縁も確実に…)
↑ちなみに結線不良だと、キーがON位置でもドアを開けると鳴りっぱなしでしょう…
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接続後はこんな感じです。
『我ながらウザイ』程の長文のワリには、必要な部分はたった数行ですネ
(^_^;)
…余談で
画像上の方に少し見えていますが、切った配線の絶縁は
単に切り口にテープを巻くだけでなく、切り口から1~2cm付近で
線をいったん折り返し、直線部分に切り口を持ってきて巻くと、
テープのすっぽ抜けや万が一の絶縁不良によるショートも無いと思います。
この後、各パーツを元に戻します。
メーターを付けた段階で各動作をチェックするのを忘れずに…
えぇ、そうなんですよ!
確実に各動作をチェックしましょう!!
確実に各動作をチェックしろよ オレッ!!!☆\(-_-;)
…言葉が乱れて済みません m(_ _)m
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どっちがメインか判らなくなりそうですが…
ちなみに赤い線はACC配線の分岐用です。
そして、先にも述べた『お約束』…
実は、マニュアルを完全には鵜呑みにしない慎重?な性格がタタってしまい…
ぃゃ、本当に慎重ならこんなミスをしないハズですが…
…事件が…
(仕方ないです。誤字・脱字・誤植があるマニュアルも多々存在しますし…)
w(-。-) ボソッ
3図の全てのコネクター端子にACC電源が来ていないかをテスターでチェック中に…
(同じエリアにACC線があると作業が楽ですから…つぃ)
『事件』が発生!
単純な事ですが、手が滑って端子間をショートさせてしまいました。
最初はアレッ!?もしかして?当たったかな?としか思わず
ナニも無いだろうと軽く考えていました。
結果を先に書きますが…左ライトのヒューズ切れによる左側ライトの不点灯!
さらに右側のライトも上下切替不能(ハイ・ロー操作に関係なくハイビーム点灯)
オマケにインパネのハイビーム表示も不点灯…
…異常に気が付いたのは夜です。
…上下切替が出来ない段階でHIDがついに壊れたか?とまで思いました。
…と言う事は…???
…その作業当日のトンネル通過時と夕方走行時に
『片目(しかもハイビーム)&補助灯ON(連動の為)』
と言う、かなり迷惑な状態で走っていた訳です…w(゜o゜;)w …
m(_ _)m 周辺を走行していた皆様 m(_ _)m ゴメンなさい!!! m(_ _)m
タイトル画像は『あえてヒューズをハズした』再現映像です。
異常に気付いた段階ではトラブルシューティングが先で
撮影の余裕はありません。
ちなみに異常に気付くまでの3段階
作業当日の夜、友人からドライブの誘いがあり、車を出そうと出発前…
【1】ライトオン…
『ヤケに黄色い光が多いナ~まぁこれ位が目に反応しやすくてとても見やすいナ~…アレッ?』
【2】ハイ・ロー切り替え操作…
『カワンナイ…??』
【3】補助灯ハイビーム連動⇔OFF切り替え…
『補助灯の単独点灯操作をしてないのに、連動側で補助灯が点くぞ!…!!!』
『あ゛っ~~~!』
…その晩のドライブは友人に迎えに来てもらいkeiは車庫でオヤスミでした…
(トラブルシューティング中、スグ横のヒューズをチェックした所で友人到着!
タイムアップ…と言う事でドライブを終えて帰宅後に作業再開、約10秒で復活!)
…タイミング悪すぎ!…
先に『片目』に気付いていれば、左ライトのヒューズを探したのですが、
ヒューズカバーに用途の表示を見つけられず…
そんな時に『取説もしくはマニュアル(電気配線図集)』を
手元に持ってくれば『一発』なのに、面倒で先に手が出ます…
ぉぃぉぃ、やっぱり『慎重』じゃないんじゃぁないか…?
作業終了後は、過去のミスを思い出しながら…
ターボタイマー作動させてキーOFF、あえてライトを点けてから
ドアを開け、アラーム音を確認…『ピーッ』と鳴るのを確認して
『ヤッタネ!』と、しばしひとりで悦に浸かりました。
\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ\(^o^)/バンザーイ
なんて長い顔文字変換なんだろう…
w(-。-) ボソッ
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