今回で8代目となる「caos（カオス）」シリーズは、「アイドリングストップ車用」、「標準車（充電制御車）用」の2タイプをリニューアルしました。

新「caos」は、市場での保有率が高い「アイドリングストップ車用」バッテリーの電池材料・構造を見直し、業界最高水準*の大容量化と素早く充電できるクイックチャージ性能に加え、パワフルに充電できる“Vチャージ”を新たに搭載しました。

また、2タイプともに、輸送時の液漏れリスクを軽減した構造の新液口栓を搭載するとともに、全国24時間365日対応の路上救援サービスが付帯された「販売ルート限定モデル」をラインナップしています。

＊国内製造カーバッテリーの同一性能ランク（カーバッテリーの始動性能や容量等の総合性能を表す）表示の公表値において。2021年12月1日現在、当社調べ。

クルマは駐車中であっても、セキュリティシステムなどによりバッテリーから電力を消費しています。とくにドライブレコーダーの駐車監視機能は非常に多くの電力を消費するため、電力を消費した状態から充分に充電が回復しないと、燃費に貢献するアイドリングストップ機能が作動しないことがあります。

そこで新開発の“Vチャージ”では、低い充電状態からの充電電気量を約1.4倍*にアップ。パワフルに充電が回復できるクイックチャージを実現することで、充電不足に陥りにくく、電装品の利便性を失わないドライビングを提供します。また、アイドリングストップ寿命*も約1.5倍*にアップしています。

＊当社独自のアイドリングストップ寿命試験による同一サイクル時点の充電電気量(Mサイズでの当社従来品比)(Tサイズを除く)
＊アイドリングストップシステムを起動できる電力量を保つ能力。
＊当社従来品独自試験によるアイドリングストップが作動しなくなるまでの期間（Mサイズでの当社従来品比）（Tサイズを除く）

カーバッテリーは、使用に伴う温度変化による蒸発や水の電気分解によって、必ずバッテリー液が減少していきます。新液口栓の「イエロープラグ」では、内部のフィルター構造を再設計し、前モデルで使用していた減液抑制シートの機能を液口栓に埋め込むシートレスデザインを採用。従来品と同等の減液抑制効果を実現しながらも、メンテナンス性を向上しました。

一方、購買形態の多様化による配送中のハンドリング作業回数の増加により、お客様に届くまでの傾きによる液漏れリスクが増加しています。そうしたリスクに対応するべく、「イエロープラグ」の新フィルターでは、液が漏れ出しにくい構造を採用し、傾きによる液漏れ発生率を従来品に比べて約70％*も削減しました。

＊当社独自の傾斜液漏れ試験にて液漏れが起こるまでの回数（A3シリーズ比較）（Tサイズを除く）

2022年リニューアルに伴い、「アイドリングストップ車用」はQ4シリーズ、「標準車（充電制御車）用」はJ8シリーズとして、販売ルート限定モデルをラインナップしました。

販売ルート限定モデルでは、24時間365日対応の路上救援サービスが付帯しています。急なバッテリーあがりの際には、取扱説明書（兼）保証書に記載のフリーダイヤルにレスキューコールをすると、レスキュー隊がお客様の車へ駆けつけて、ジャンピングサービスを実施。また、万が一ジャンピングサービスによるエンジン始動ができなかった場合には、最寄りの販売店までレッカーサービスを行います。