カーライフの必需品となったドライブレコーダー。いざ愛車にインストールしようと探してみると、様々なタイプがありどれがベストなのか迷ってしまう。そんなドライブレコーダーのなかで販売数を伸ばしているのが、デジタルルームミラーとドライブレコーダーを融合させた「ミラレコ」です。

多くのドライブレコーダーを手がけてきたケンウッドの担当者にミラレコが人気の理由を聞いてみると、「リアガラスに取り付けたカメラの画像を映すため、ラゲッジに荷物をたくさん積んでも後方視界を確保できること」といいます。

ということで、今回は前後2カメラを搭載したケンウッドの最新のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4800」をご紹介します。

大画面のタッチ式12V型IPS液晶にドライブレコーダー機能を内蔵したミラー本体に、前後2カメラを組み合わせたDRV-EM4800。付属のバンドで純正ミラーに固定するだけなので多くの車種にフィットします。またカメラがミラーから独立しているので、自由なセッティングが可能です。

「最大の特徴は、JVCケンウッドが培った映像技術と車載技術による“ハイクリアチューニング”。デジタルミラーには自然でクリアな映像を、ドライブレコーダーにはセキュリティーの観点から確実な録画性能が必要です。どちらにも必要な性能のバランスをとることで、映像の見やすさと確実な録画能力を両立させました。」（ケンウッド担当者）

記録様式はFULL HD（207万画素）で、前後とも対角162度を確保。衝撃を感知してイベント録画を開始するGセンサーやGPSなど、欲しい機能はほぼ網羅しています。

ドライブレコーダー付きのデジタルミラーを買い替えの際に「“ミラレコ”DRV-EM4800」が選ばれる理由の一つが、「表示画角調整機能」です

「基本的にミラレコは、ドライブレコーダーのカメラで録画している映像を上下トリミングした状態で表示します。ですが、ドライブレコーダーに必須な広い画角が災いし、後続車が小さく見えて距離感が掴みにくいという点がありました。本機では倍率を6段階で拡大する機能を搭載することで、従来のルームミラーに見え方を合わせるなど、好みの倍率で安全なドライブを楽しむことができます」（ケンウッド担当者）

さらに、リバース検出コードを接続すれば、後退時に表示位置を自動で下げる「画角自動下降機能」も搭載しているので、バックカメラの補助としても使うことができます。

実際に使ってみて驚いたのが「見え方が自然」ということ。ハイクリアチューニングの効果で暗いトンネルから外に出た瞬間でも映像が白く飛んだり黒くつぶれたりする気配はありません。スモークガラス仕様の場合は明るさを調整することもできます。

便利だったのが「音声コマンド機能」。たとえばもし煽り運転に遭遇した時は「録画開始」と言うだけで即イベント録画が可能。「写真撮影」と言えば静止画も撮れるので、お気に入りの風景も安全に残すことができます。

また、後方から車が接近すると警告音とアイコンで知らせる「運転支援機能」も装備しているので、ドライブをより安全に楽しめそうです。

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