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2011/12/21

CT200h TNP基礎講座番外編 「グリル塞ぎ その5 比較データ採取へ」

上グリルは3本のスリットがあります。これを全閉してしまうと、インバータ系統の冷却に悪影響があるということなので、最上段のスリットはスポンジをカットして2/3程度開放するようにして測定してきました。


通勤路の各測定ポイントでの水温の傾向はだいたい把握できましたが、燃費については上下グリルを塞いだ状態で、年内いっぱいはデータを収集したいなぁと考えていました。

しかし、往路に使っている相模川を渡る橋が、来月中旬から4月末まで工事のため通行止めになるとの掲示が(@_@)

そこで急遽、上グリルの3本のスリットを全開放してデータ取得をすることにしました。

下グリルはそのままです。こちらは2本のスリットを全閉にしても通常走行ではオーバーヒートの危険はまったくなさそうなので(というか、冬においては下グリルの開放、全閉とも水温にあまり変化なし)。


通勤路上の水温変化についてですが
(上グリル80%閉+下グリル90%閉の場合と、上グリル開放+下グリル90%閉の場合の比較)

エンジン冷却水温度は

・水温上昇過程においては上グリル開放の場合1~2℃ほど低い傾向がありそうだがさほど大きな差はなし。

・信号停止時間が長い区間、下り坂が多い区間での水温低下は上グリル開放は、上グリル閉の場合より最大5~8℃程度あるが、エンジン走行が続くとすぐに戻る

・通勤路の長い登り坂で、上グリル閉の場合、水温上昇は91℃で止まるが、上グリル解放では88℃で止まる。


インバータ冷却水温度は

・上グリル閉じの場合、時間とともに外気温+20℃程度まで上がるが、上グリル解放では外気温+12℃まで。

・長距離ドライブにて運転時間が長いと、どちらの場合もさらに上がっていく傾向があるので、上グリル閉じは電気系統の効率ダウンを引き起こす?



水温状況からすると、信号停止や下り坂にて、エンジンの温度低下により燃費が少しダウンするかもしれませんが、むしろインバーター水温が低く保たれて電気系の性能が発揮される分で、トータルの燃費性能が相殺されるのかも??? 

今のところ、単なる想像につき、なんとも言えませんが…(^^ゞ



今朝のたった1つのデータ(矢印の点)ですが、それを今までのグラフにプロットしてみるとこんな感じ。
なるべく同一の走行条件となるデータのみ記録し、外気温と燃費の相関関係を得ています。

条件としては、暖房とシートヒータは常時オフです。冬は日の出が遅いため、通勤往路にてヘッドライトオンが必要で、その分、若干の燃費悪化があると思われます。






これをグリル解放による燃費ダウンというのか、誤差範囲というのか…

今のところまったくよくわかりません(^^;;;


ひとつだけ今日のデータについて言えることは…

序盤7km地点に長い登り坂があるのですが、そこを通過したときの燃費がとても悪かったです。それでも、会社到着時、誤差範囲(?)に納まった今朝のデータは意外でした。

序盤の燃費が悪かったのは、水温上昇度合いが上グリル閉じの場合と遜色なかったのを考えると不思議。夜中にボンネットを開けて作業していたため、いつも以上にエンジンルームが冷えてしまったのかしらん(^^;


検証は続きます(*^^)v


なお、上記のグラフにて、燃費が外気温で大きく左右されることが分かると思います。
ただし、暖房も冷房も使用しない条件での燃費データです。

暖房、冷房を利用した場合には当然ながら外気温と燃費の比例相関が大きく影響を受けます。

それらについては、HDN燃費ランキングの呪縛から解き放されたときに、検証してみたいと思いますので、気を長くしてお待ちください(笑)



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Posted at 2011/12/21 08:26:23
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