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2012/06/05

TNP講座番外編 アイドリングチェックの謎

このネタを書くのは何度目でしょう(^_^;)
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謎が多いアイドリングチェックについて、最近の情報を提供します。

エンジン冷却水温度をモニタする方法としては、OBD-IIコネクタに接続する各種機器を用いますが、多機能レーダー探知機、米国製 ScanGauge、OBD-II Bluetoothアダプタ+スマホアプリなど多様な解があります。

皆さんからの情報提供もお待ちしています m(_)m


以下は何度かまとめた内容の再掲になりますが、新たに加えた項目もありますので、参考にしてください。

1)第1のアイドリングチェック

【症状と対策】
エンジン冷却水の水温が70℃を超えたときに発生します。
アクセルオフしたのにエンジンが停止しない(HSIメータ左のEVランプが点灯しない)状態になったら、まずこれを疑ってみます。アクセル完全オフを5~10秒、あるいはHSIメーターのエコゾーン10%以内(弱モーター)を5~10秒ほど保持すれば、EVランプが点灯することが確認できます。

【速度高めでは症状潜伏】
水温が70℃を超えても発生しないことがあります。アイドリングチェックの発生は、エンジンオフさせたときの速度が56km/h未満という条件があるからです。その後、発生を確認するときにはすでに水温は70℃を超えていることが多いので、あれ?と思うかもしれません。

【再発の可能性】
このアイドリングチェックは、燃調のためと言われていまして、通常は起動後に1度だけ発生します。

ただし、以下の場合、アイドリングチェックが再発します。

1-1)下り坂や渋滞等でエンジン停止比率が高く、水温が60℃以下に下がってしまった場合
1-2)70℃の発生条件ギリギリでアイドリングチェックを済ませた直後、70℃+αまで水温を上げきれなかったとき。
(例:70℃のアイドリングチェック発生&退治→直後に信号停止で水温が69℃に低下→エンジン走行→70℃で再発)



2)第2のアイドリングチェック

いまだ、発生条件、何のために発生させるのかは謎です(T_T)

【第2のアイドリングチェックであることの判定】

・エンジン走行からモーター走行に移行したのにエンジンが停止しない(EVランプが点灯しない)。
・第1のアイドリングチェックを済ませている。
・第1のアイドリングチェックの再発でもない。
・強制充電ではない。
・水温が76℃以上。
・アクセルをHSI=0%付近で10秒以上保持しても退治できない。

【発生条件(経験上の推測につき確信はありません)】

通常のアイドリングチェックを経たのち、水温が80℃程度までスムーズに上がっていかない状況(下り坂が絡むとか、低速気味の燃費ロードでエンジン停止走行を多用している場合)に発生することが多いように思います。(アイドリングチェック退治後に、水温が70℃を切ったとき?)

発生時の水温は76℃、あるいは86℃の場合が多いです。


【対策】

・ブレーキを踏む(アクセル完全オフ)。
 しかし完全退治とならない場合が多い。
・HSIのパワーゾーン中ほどまでアクセルを踏み込んで加速したのちアクセルオフ。



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Posted at 2012/06/05 12:50:50
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