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SaeXaさん
イイね!
2015/08/02

LED電球の設計方法-抵抗(シングルフェラメント)編

カテゴリ : 外装 > ランプ、レンズ > LED化

1
LED電球設計のための覚書です。

順方向電圧Vf=3.4V 標準電流値Id=20mAのLEDを使用することを想定して設計していきます。

13.8Vの電圧をかけた場合、回路には20mAの電流が流れるように抵抗値を求めます。
13.8Vの電圧に対し、順方向電圧Vfが3.4Vですから、抵抗R1にかかる電圧は、
13.8-3.4=10.4 
で、10.4Vかかることになります。

R=V/I(抵抗値=電圧÷電流)

の式に当てはめれば、

R1=10.4V / 0.02A=520Ω

と、なります。
2
バッテリーの電圧が12Vから14Vであれば、順方向電圧が3.4VのLEDは3個まで直列につなげます。

順方向電圧Vfが3.4VのLEDを3つ直列につなぐと3.4V×3=10.2Vとなります。
電源電圧13.8Vの場合、抵抗R2にかかる電圧は、
13.8V - 10.4V = 3.6V  で、
電圧3.6Vとなります。

20mAの電流が通るようにするには

R2=3.6V/0.02A=180Ω

となります。
3
LEDの素子数を増やす場合、電源電圧によりますが直列で増やせるだけ増やし、それ以上は並列で増やしくいく方法をとります。

LED3つの回路をさらに3つ並列につないでみます。

当然のことながら、回路全体を流れる電流も3倍になります。
4
それぞれに抵抗を取り付けるのは無駄なので一本にまとめます。
20mA流れる回路が3つ並列なので、
20mA × 3 = 60mA
となります。

3.6Vで60mA流すので、
R = 3.6 / 0.06 = 60 
抵抗値は60Ωとなります。
5
シングルフェラメント電球(ポジションランプやウィンカーに使われる電球)は、このような設計方法で作ることができます。

ダブルフェラメント電球(ブレーキランプでテールと兼用の電球)はさらに回路の工夫が必要になります。

LED電球の設計方法-抵抗(ダブルフェラメント)編へ
Posted at 2015/08/02 09:14  by  SaeXa
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