
最近エボにも乗れず暇だったのでリアデフユニットをバラしてみました
といってもスーパーAYC側ではなく穴が開いてしまったリアデフ側になります
それでは順番に見てみましょう
①リアデフ開封

いきなりですがリアデフユニットの蓋が外れてます
普通にボルトを外しただけなので画像はありません
どこからともなく赤いオイルがにじみ出てきます
たぶんAYCのクラッチ部分とクラッチを作動させる部分に使われている純正ATFでしょう
リアデフオイルはすごく濁っていてかけらもありました
しかしドライブピニオンにはキズがありません
よかったよかった
②リングギア

お次はリングギア
もうすでにオープンデフから取り外されてる画像です
オープンデフとリングギアをつなぐためのボルトは頭が欠けたり曲がってたりしてましたがなんとか取り外しました
これは取り外す前に撮っておけばよかったとちょっと後悔
見ての通り、リングギアも大きな損傷はないようです
③デフユニットケース蓋

次にオープンデフが入ってたリアデフ側のユニットケース蓋の内側です
大穴が開いているのでどんなもんかとあけてびっくり玉手箱
コースアウトでぶつけたあたり(ケース内4時方向)の隔壁が欠けているのが分かります
そこから時計回りに大穴があいているところ(ケース内1時方向)まで削られているのも分かります
ぶつけた際に隔壁が割れ、高速回転するリアデフに巻き込まれて頂点まで行き、勢いでケースをブチ破った模様
④デフ

さてここからが本題のオープンデフ本体
デフケースのオイル通路からチラッと見えますが
何かが削れているのが分かります
この時点では謎でした
⑤デフ開封

同じくオープンデフ本体をひっくり返して平ボルト2本を外して蓋を取ったところ
撮った時点で気づいてませんが付いているはずのものがありません
⑥オープンデフ開封

さらに開けていってみましょう
一目で構造が分かります
中心にサンギア
サンギアの周りにプラネタリーギア
デフケースがインターナルギアも兼ねています
プラネタリーギアはサンギアに噛み合っているものとインターナルギアに噛み合っているものの2種類がありますね
ちなみにエボ7までのAYCは通常のオープンデフでサイドギアとピニオンギアでできています
⑦オープンデフの部品

サンギアとプラネタリーギアを取り出します
サンギアに噛み合っていたプラネタリーギアは突起が両方付いているのに対して
インターナルギアに噛み合っていたプラネタリーギアは突起が片方しか付いていません
撮った時点でヘリカルLSDみたいな感じ?とか思ってました
その割にはサンギアに噛み合う方もインターナルギアに噛み合う方も突起が両方あってもおかしくない構造なんだけどなー?
そもそも⑤の画像の時点で全部穴が埋まってる(プラネタリーギアの突起が刺さってる)わけだし
台座側の穴も全部刺さるための穴があるんだけどなー?
よくよくみると1カ所だけ差込穴が埋まってますね
⑧オープンデフの台座

今度は台座側を取り出します
引っかかりがあってなかなか抜けてくれませんでした
抜けたと思ったらポロッと何か落ちてきたぞ?
もうぐっちゃぐちゃですね
④で何か削れてるーと思ってたものは予想どおりボルトの頭でした
しかもボルト自体曲がってる・・・
つーか、ボルトってことはオープンデフの蓋側にナットがあったんじゃね?!
っていうことで蓋側(⑤の画像)を再確認するとたしかにナットがあったような跡が
ナットはどこいったんだよ?www
たぶんボルトの一部をもぎ取ってふっとんでったんだろうなあ・・・
ここでポロッと落ちてきた何か(画像の左下)を拾い上げてみると・・・
⑨プラネタリーギアその1
?!
⑩プラネタリーギアその2

ポロッと落ちてきたのはプラネタリーギアの突起
そう、プラネタリーギアは「2種類」ではなく「もともと1種類」
インターナルギアに噛み合ってたプラネタリーギアの台座側突起が全て折れていたことが判明
⑪デフケース

インターナルギアも兼ねてるデフケースですが
特にキズもなく大丈夫そう
といっても、中身ぐっちゃぐちゃなのでこれだけでは使い物になりませんが
いかがでしたでしょうか
三菱さんちのカットモデルを見てもらえば分かりますが
隙間はほんのわずかしかございません
そんな中で取れた部品が暴れられたら
そりゃあ隔壁はとれるわデフ自体バラバラにもなるってもんです
まぁ、コースアウトには気を付けましょうw
誰かスーパーAYCいらない?
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クルマいじり | 日記
Posted at
2016/07/28 13:52:32