継続車検2013(後編)

　左側フロントアップ

　この交換作業の結果として心配なのは、車高が上がったことに伴う重心の変化と、レートの高いばねを装着したことに因る乗り心地の悪化である。
　結論から言うと、思ったより影響は小さかった。

左側フロントコイルスプリング部

　補修箇所の多い住宅地の舗装路を法定速度内で走行……というようなシチュエーションでは、確かにローリングが大きくなった印象があるが、一方で高速道路を走行する際の安定感はむしろ向上しており、車高アップで稼いだ目線の高さと相俟って極上の乗り心地を得た。

左側リヤアップ

　バネレートが高くなったことに伴う乗り心地の悪化は、エアサス装着の最新車に乗られている方なら気にされるかもしれないが、予想よりバタバタ感は伝わって来ない。乗り心地が硬くなったことは解るのだが、その硬さにむしろ信頼感を覚える……などと書いたら贔屓目が過ぎるだろうか。

左側リヤコイルスプリング部

　G320オーナーで、サスのへたりにお悩みのオーナー各位。ローダウン仕様への拘りと、硬めの乗り心地への拒絶感がないのであれば、ぜひG500のコイルスプリング交換をお奨めしたい。

久方ぶりに、イルミネーションが眩しいガレージに入庫。
　ガレージの入り口部分は結構な勾配になっていて、ラフに出庫しようとするとお尻が沈み、リヤのスコップが地面に接触することがあった。

　今回のコイルスプリング交換により、その心配も解消された。

今回の車検で施工された作業がもう一つ。ヘッドライトガードの再装着だ。

　ベゼル部分を取り外さないとボルト止めができない構造になっているため、今回の車検まで放っておいた案件。

　実はショップでは車検受験に際し、ベゼルは外して車検場へ向かうのだそうだ。光軸の調整もベゼルを装着したままでは作業し難い(ベゼルと電球の僅かな隙間に長ドライヴァーを挿入して調整。ベゼル側に傷をつけてしまう)のが理由

環七東側を骸骨顔のゲレンデが走っているのを見掛けたなら、それはお世話になっているショップが手掛ける車検受験中の車輌だと思っていただきたい(笑)。

　帰投して最初の週末、さっそく爽やかな初冬のドライヴを演出してくれた