（株）日本・環境 バイオグラス　CAR UP  

詳しい身分は明かせませんが、自動車メーカーのエンジニアです。
興味本位でamazo○のオカルトグッズを見ていて、ここにたどり着きました。
結論から申しまして、こんなものでは何の効果も得られません。
まず、基本的なエンジンの仕組み、クーラント（LLC）の役割、中学レベルの理科を理解してください。簡単に説明します。

水冷エンジンは液体で冷却しています。単なる水ではウォータージャケットやラジエターを腐食したり、氷点下では凍結して循環しなくなるのでLLCを使います。通常は水で希釈して使用しますが、寒冷地では濃度を濃くします。
水温はエンジンの負荷やラジエター周囲の環境で変化します。温められたLLCは当然ながら膨張し水路の圧力が上昇しますので、設計上の規定圧を超えるとラジエターキャップからリザーブタンクにLLCを逃がします。キャップで加圧するのはLLCの沸騰（気化）を避けるためです。
設計上の規定水温を超えるとラジエターの電動ファンを回して、一定範囲の温度になるよう制御しています。
エンジンには適切な運転温度があります。オーバーヒートはエンジン破損につながることもありますが、逆に冷えすぎ（オーバークール）でも本来の性能を発揮できません。
水温が下がれば体積収縮するのでリザーブタンクからLLCが戻ります。
ラジエターとリザーブタンクを行き来するLLC量はごく僅かです。冷却経路を循環しているわけでもありません。

そもそも、LLC自体に燃費や排ガスに影響する機能はありません。LLCが変質するような何かを混入すれば、比熱の変化はあるかも知れませんが、燃焼室の温度に影響を与えたいのであれば、水よりも劇的に吸熱と放熱サイクルが早い別の媒体に置換する必要がありますし、それで何かしらの効果があるならば自動車産業でとっくに採用しています。
前述したようにエンジンには適切な運転温度の設定がありますし、仮に燃焼室の温度が下がったとしても、吸入混合気の温度低下には繋がりません。1分間に数千回も燃焼を繰り返してますので、そんな一瞬で下がるわけない。自動車メーカーが躍起になって燃費向上、排ガス浄化に取り組んでいますが、依然として冷媒にLLCを使い続ける理由は、ここに性能向上の感度が無いためです。

ここまで理解できたら、リザーブタンクに異物を入れたところで、燃費や排ガスに影響するはずも無いことがお分かりいただけると思います。
オカルトグッズには信者がいます（統○教会の壺と同じ）ので、何を言ってもムダかも知れませんが、騙す側も騙される側もあまりにもヒドイのでコメントさせていただきました。
これ以上被害者が増えないことを祈っております。

試しに、「九州ニュービジネス奨励賞」の過去履歴を参照しましたが、受賞の事実は無いようです。お時間あれば、他の能書きも確認してみてください。

ありがとうございます

こんなくだらないことを丁寧に長文で解説いただいたことについて感謝します

ただし、オカルト的な商品というのは自己責任で購入判断するものだと思っていますので、それを全て否定はしません
今回⭐︎を減らしたのはMINI crossover F60では構造的に使えないので効果は全く期待できない為です

商品について被害があるとは購入した本人がそう判断するかどうかだけです

被害を減らしたいと思うなら販売会社を訴えてみてはどうですか？個人の感想にコメント欄を匿名で記入するよりもよっぽど良いのではないでしょうか
(販売会社の対応も良くないですが)

今後、このような解説は不要ですので書きもまないようお願いします