編むハンドルカバーを付けてみた(その2)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
その1からの続きです。
前回の作業から日が空いているのは、革の初期伸びを考慮してこの状態で暫くの間放置しておいたからです。
2
作業に先だって、裁断した側にパンチ穴に相当する縫い穴を縫い針で開けていきます。これも差し金を使って、反対側のパンチ穴と平行に、端から5mmの位置にボールペンでマーキングして1個1個開けていきました。
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そして編み上げた結果がこれです・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃
やり方自体は、関連リンク先で世界皮革さんがyoutubeでアップしている「編み込み式ハンドルカバーの編み方」ほぼそのままです。
スポークの部分のみを両面テープで留めて、左側スポークの上端から編み始めて、右側スポーク部分は下側の革に糸を通して、糸を一度も切らずに1周全て編み上げています。
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これ、ステアリングの裏側じゃないですよ。表側です・・・orz
仮合わせの段階ではちゃんと側面で合ってたのになぁ・・・。編み目自体はガッツリ張力を持たせられたんですが、糸を強く張る事ばかりに気が逝きすぎて、合わせ面を側面に持ってくる事は全然考えてなかったので、こんな惨状に・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
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失敗の原因は恐らくこれでしょう。スポークに合わせて革を余らせた部分。ここをスポークの刻みのラインに合わせる事だけに固執しすぎたので、合わせ面全体がずれちゃったんでしょうね。
世界皮革さんのレクチャー動画同様に、ここには両面テープを貼って固定したのですが、本来はグリップ側の上端と下端にも同じように両面テープを張って、革の合わせ面をしっかり固定した状態で縫い上げに入るべきでした・・・。
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しかし、見れば見るほどひっでー状態ですねorz
ステアリングの上方は、縫い目がグリップの真下に来ちゃってます。これ、糸や縫い目が馴染むまでは結構トゲトゲして気になります。ちゃんと側面に合わせ目を作る事の重要性を痛感します。
縫い上げに夢中になってると、こういう破綻の兆候って気付かないモンなんですよ・・・。
7
5時間近い作業の終盤で、決定的な破綻に気がついたの図orz
これ、ステアリングの表側じゃないですよ。裏側です・・・orz
8
今回使用した道具。内装用両面テープと革製の指抜き、あと糸に張力を掛ける際にはソルダーアシストのフック工具を使いました。
今回、事前に針でパンチ穴を開けたのも隠れた失敗の一つでした。パンチ穴同士の間隔が広すぎると、張力を掛けた際に穴が裂けやすいんです。新規で開けた方も、元々開いていた方も、両方です。裁断していない方は既存のパンチ穴をそのまま使えばいいとしても、裁断した方は指ぬきを嵌めた上で、端から3mm位の位置に直接成り行きで穴を開けて通していった方が張力を掛けたときに穴が裂けにくいです。
あとは繰り返しになりますが、スポークの位置合わせだけじゃなくて、ステアリングの上下2箇所にも両面テープでしっかり固定を入れる事が重要ですね。
2本針でベースボールステッチをする為か、失敗時の予備の為か、糸はあと1本残っているので、この状態でしばらく使ってみて、糸の断裂などが発生したら、上記の注意点を踏まえて再度やり直してみる事にします。ただ、パンチ穴が一部傷んでいる箇所があるので、一度編み上げたものを再利用できるかどうかは不透明ですが・・・。
こんなアホな失敗例もありますよーって事で、参考にしていただければ、GX号も浮かばれる事でしょう。南ー無ー。。。
151104追記:数ヶ月使用していたら革が少しずつステアリングになじんで伸びてきたので、思い切りねじってずらす事で、ずれていた縫い目を正常な状態に補正する事ができました。最初から両面テープで縫い目も含めてがっちり位置決めしている前提なら、革をカットする位置はこの作業事例よりももう少し短め、合わせ面に1mm前後隙間があく位になっちゃっても全然OKだと思います。
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