
結婚式に出席する為、家族で出てきた従姉妹の子供の相手をして、今日は半日過ごしていた。子供と言っても、一番上の従姉妹の長女でもう13歳だ。13歳って微妙な時期だよね。
「まだまだ子供ね」か「結構大人びているんだなぁ」と感じるかが、男女差や個人差でかなり分かれる年齢に思う。
自分が13歳の頃ってどうだっただろか…と思い起こすと、奔放な性格が故に、先輩等によく因縁をつけられていた思い出だ。
ま。そんな自分の事はさておき…13歳の彼女に、デズニーシーとか行く?と訊くと「それはこどもの行くとこだよー!もっと落ち着いたとこ行きたい」だって。
落ち着いた所って…偕楽園とか兼六園とか?
要望は簡単で、街をブラブラして食事したりカフェに入ったりとかしたいというので、デートじゃないのにそんなのでいいのかと訊くと 「東京行くって友達に言ったら、表参道とか行ったらマジ神って言ってたから行って自慢する。あと横浜も行きたい」 という。ここ、横浜ですヨ。
13歳くらいの子は渋谷や原宿辺りに行きたいものだと思っていた私にはカルチャーショックだ。
「ランチとか、市場ちゃんのいつも行くようなお店でいいよ」だって。ヤバい…私試されている?!
オヤジの私がいつも行く小汚い定食屋とか連れて行っちゃったら「初デートでこんなとこ連れてくるなんて信じらんない!嫌い!」とか言われちゃう?!
初デート前日の男子高校生の気分だ。
でも言う事の端々に感じられる子供感がやっぱりかわいい…「スタバ、あるかな」だって。
なんだかちょっと安心したよ(笑)
そんな13歳にも、13歳なりの悩みがあるらしい。ランチをしながら彼女が語った。
「ねぇ、モバゲーやってる?」「やってないけど、なんで?」
「友達の日記にコメしなかったら、もう来るなって言われて、1部の子が学校で仲良くしてくれなくて」「え…ナニソレ、どういう意味??」
「簡単に言うと、無視されるってこと」「( ´Д`)…?」
彼女は自分の携帯電話を開いてポチポチ操作した後、画面を私に見せた。
クラスのリア友の日記らしい。だがしかし…読みにくすぎにも程がある…。
『やっと夏休み

カキコーだるぃ

部活ゎぃくケドね てか読み逃げリアルむかつくゎ』
まぁ、おぼろげながらこんな感じで、もっと絵文字満載な感じでして、ええ。少し前に話題になった『読み逃げ』…ネタかと思っていたが、実際にまかり通っている世界もあったのか。
「この内容に…一体どんなコメントをつければ良い訳?」」
「まぁ、ガンバレーとか…?」
彼女との会話を要約すると
・以前書いたコメントが友達のお気に召さなかったらしく、その後の対応が微妙。
・クラスのケータイを持っている子の殆どがやっているのでやめるのはちょっと無理。
・親に言ったら携帯電話をやめさせられるから言えない。
とか、だいたいこんなところ。学校の延長みたいなもんらしいね。
自分がしたアクションに対して「僕はそう思わない・違うと思う」「私ならこうする」「自分も同じです」etc...様々なベクトルを知るから面白いし、そういう意見も大事なんだと思うんだけれど。
そしてそれはネットのコミュニティだけにとどまらず、日常世界でも一緒。
でも彼女たちは、各々の起こしたアクションに対して「そうだね」「私も!」って言い合っていないと駄目みたいなのだ。そうして繋ぎ止まっている危ういバランス。
そんな思いをしてまでやらなくても…と思う大人の気持ちとは、随分かけ離れた場所に、13歳の気持ちは存在しているのだと思った。なんだか切ない。
そんな大人の心配を他所に、彼女はレストランの料理やカフェのティーカップ…様々なものをこちらが赤面してしまうほど嬉しそうに、携帯のカメラで激写していた。
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日常カナニカダ。 | 日記
Posted at
2009/07/18 20:03:45