後付アイドリングストップ装置、装着奮闘記(その8)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
時間がとれず(その7)のレポから、だいぶん時間が経ってしまいました。遅ればせながら(その8)のレポをします。
本日、片道30㎞程を走行して判明したことがあります。それは、(その7)で「マニュアル(手動)動作はするものの、セミオート(半自動)動作が上手くいかない」と書いていましたが、それが間違いだったことです。実は、正常にセミオートは作動していることに、気が付いたんです。
ではなぜ、「動作していない」と思っていたのか。それはECUコントロール動作に関係がありました。11は図のように走行中から減速・停車しても、エンストしないようにアイドリングはすぐには950回転に落ちてこないですよね。コレが原因でした。
2
・走行→停止→アイドル回転が落ちるのを待つ→アイドル回転に低下
この状態になってから、ブレーキを踏みながらクラッチを離せば、セミオートで正常に動作しました。
異常な動作としては、30㎞の道程で、1、2度セミオート(ブレーキ踏み込み+クラッチ踏み込み)で再始動できず、焦る場面がありました。キー操作でセルを回して事なきを得ますが、その瞬間は心臓に良くありません。
これも、アイドル回転数に落ちるのに時間がかかるので、少しでも停止時間を稼ごうとマニュアル(ブレーキ踏み込み+停止ボタン)停止していることが要因でした。マニュアル停止+比較的短い走行距離(1、2ブロック)でアイドリングストップを繰り返す・・・・こういった際に発生する場合がある事が判りました。
3
しばらく走行して、電圧管理が大切だと言うことに気が付きました。我が家のジムはEDLC(2重層キャパシタ)を装着しているので、EDLCが満充電状態だと若干電圧が下がります。EDLCの充電中は、ほぼ14Vを指していますが、この状態が要注意です。
この充電状態だと、往々にして停止後アイドル回転数に落ちるのに、いつもより時間がかかります。そこで、「手動停止」させていたのですが、EDLCが満充電ではないので、電圧低下がより早く進みます。
例えば大きめの交差点で、横切る道に右折専用時間があったりすると、12Vを割り込みます。この状態でブレーキを踏むと、ストップランプが消費するので更に電圧が下がります。そのため、セルが回った瞬間に装置の「低電圧警告」が表示され、始動に失敗するようなのです。
4
この装置(エコヘルパー)は、11Vを切ると電圧不足を知らせるためにスイッチが「赤く点滅」するのですが、ウチの11の場合、低電圧警告が作動する前に半自動始動に必要な電圧を切ってしまうようです。
始動不良を防ぐためには
・エンジン始動中の電圧が14Vになっているときには、手動で無理にアイドルストップを行わない。(半自動で動作する場合にだけ、アイドリング停止を行う)
・停止時の電圧が12Vを割り込んだら、エンジンを再始動してしまう。
この2点を守れば問題なく使えます。
設計時点から「自動的にエンジン停止を行う」ことを考えられて作られた車と異なり、「100%のアイドル停止」が保障されるわけではありませんが、使いながら「クセ」を知り「止める」「止めない」を使え分けるのが上手な付き合い方かと思います。
それでも全くアイドル停止を行わないよりは、ガソリンは食わないはずです。意識しないで使うのが一番、それが燃費向上に繋がる装置であることを改めて認識した一日でした。(動作するようになったので「奮闘記」はこれにて終了)
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