1
なんか左前輪から異音してるなー、なんだろなーとか思いつつも放置しといたのですけれど
そのうちにやばい感じの音に変わって、慌てて開いてみたら、うん、ベアリング砕けてました。
さすが中華ベアリング。
まだたぶん、50kmも走ってねえよ。
どういうことだ、国産品は数万キロ保証だぞ。
見ての通り、鉄球は半分も残ってなかった。マジカッコいいっす。
2
仕方ないので、ベアリング交換の旅が始まった。まずはベアリングの確保。
砕けてない方(1個のハブにベアリングは2個はいってるのだ!)を見るに、「CHINA 6003Z CJ8」の刻印。
CJ8が良く分からんが、6003Zがベアリングの型番。これの国産の同等品を探せばいいってこと。
近所、20km四方くらいのホームセンター等を巡った結果、1個650円とかが相場で
は? タイヤ4輪に各2個で8個居るのに650円だとベアリングだけで五千越えるじゃねえか。
意味が分からん、と通販で探して、機械部品.com(
http://www.fa-parts.com/ ) さんでNSK製の両面シールドを269円で確保。
これだと送料込みでも三千を割ってくれて理解出来る範囲。
念のためにと予備含めて10個発注。
ちなみに同じものがNAPSだと850円しました。
二輪ならその値段でもいいのかもだが、四輪だと倍の数が要るからなぁ…
3
ベアリングは、ハブに圧入してある、らしい。
でもそれ、圧力かけて押し込んだ、ってだけで、圧力かけて外してやればいいだけのこと。
どうしたものか、とまずは壊れてない方。
マイナスドライバだの、ソケットレンチのソケットだのを適当に当てて、トルクレンチの尻で叩いたり、床に打ち付けたりして、なんとか外す。
この時点で、工具がないとマトモに対応出来ない事を悟って、実家帰りのついでに大きめのダイソーへ走り、ハンマー数種を確保。
4
問題は、壊れた方のベアリング。
ググると、みんな言ってるのよ、壊れる前に交換しろ、と。
うん、壊してみるとよくわかる。
アウターレース(外輪)、全然外れねえ。
ハンマーで叩いても、ヒートガンで焼いても、全く効果がない。
仕方ないので、ドリルっすよ。ドリルしかないっすよ。
砥石ビット付けて、ゴリゴリ削る。ハブも一緒に削れちゃうが、仕方がない。
なぁに、強度的には気にしたら負け。重量バランス考えるほど、どうせ元からそんな精度良くない。
そも叩いてる途中で端の方とか平気で砕けてるし、気にしたら負けだ!
5
削り続けること一時間以上。
見事に削れているのがお分かりでしょうか。
もう右手の握力とか存在しませんよ、振動で。
しかし、ここまできてもまだ綺麗に外れてくれたりすることはなく
こっからは、ハンマーでマイナスドライバーを叩き込んで強引に叩き出す。
夕食時に響き渡る金属音<ハンマーサウンド>。ご近所の皆様ごめんなさい。
鍛冶屋になった気分で延々叩き込みます。それがまた一時間以上。もうやだ。
6
おかげさまで最後には砕けながら外れましたよ。
はい、外すの終わり。
恐ろしい達成感だった。
こりゃ、バイク屋に頼んだら工賃で万以上とられても仕方がないわ、と。
すっごく苦労した。
7
外した後は、嵌め込む。
ベアリングを穴に合わせて、ゴムハンマーで叩き込んでいき
ツライチになった後は、26mmのソケットを当てて、さらに奥まで。
26mmソケットは外径がちょうど良い大きさというだけで、ベアリングを叩き込む為だけに買ってきた。
しかし、これが凄く有効。作業が恐ろしく捗る。
最後のシメにスチールハンマーで叩き込んで、圧入完了。
間にカラー?とかいう輪っかを入れて、反対側のベアリングも圧入したら
あとはゴムのカバーっぽいのをはめてやって、完了。
文字にすると短いですけど、ここまでに一週間以上かかってます。
もうやめて状態、でも直さないと走らない...
8
ちなみにこの後、右前輪も交換したのだけれど、こっちは30分かからず。
壊れてないベアリングなら、道具さえあればほんとすぐ交換出来るようです。
そして、残るはリアタイヤ。
…なんだけれど、キャッスルボルトの締め付けが強過ぎて外れねえwwww
これはどっかでインパクト借りてくるしかないか・・・
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