Marangoni Mythos  

人生初の海外製タイヤです。
日本では無名なこのタイヤですが、製造国であるイタリアではあのピレリに次ぐほどのメーカーだそうで、さらにはブリヂストンと技術提携して再生タイヤなども手がけているということです。
ネットでのインプレを参考にし、概ね良好なインプレが多かったので価格の安さに惹かれて決心。

ただ、インチアップとなるので、サイズとロードインデックスには気を付けました。

　F：225/40ZR18 92Y XL
　R：255/35ZR18 94Y XL

ロードインデックスは耐荷重の問題の他、下がりすぎると車検に通らないそうです。
よってこのサイズではXL規格を選ばざるを得ませんでした。
XL規格ゆえ、空気圧が高めとなり、ER34の場合

　F：270kPa
　R：250kPa

としました。
これで必要な荷重負荷を満たします。

さて、肝心の性能・品質面ですが、街乗り通勤メインの僕の使い方では、まったくもって不満はないと思われます。
ワインディングやウェット路面に持ち込んだときどうなるかわかりませんが、普通の速度域でしか走らないのでまず心配しなくても大丈夫でしょう。
ゴムが硬いせいかロードノイズはうるさめですが、スタッドレス生活の長い雪国人にとってはスタッドレスよりも静かだったらもはや気になりませんw
国産コンフォート系よりははるかに大きいので、気になる人には気になるでしょうが…。

総じて性能面ではそれほど不安視されるような要素が見当たりませんでした。

しかし品質面についてはかなり不満があります。
まずゴムの硬さからくる、組み付けの困難さ。
あまりにゴムが硬いために組み付けるだけでかなり苦労したとショップの方がいってました。
さらにバランスの取りづらさ。
なかなかバランスが取れずにウエイトが多くなったと聞かされました。
もしかすると僕が買ったのがたまたまハズレだったのかもしれませんが、このことはタイヤごとの品質のばらつきが大きく、その意味での信頼性はやはり国産タイヤにはかなわないということを示しているのかもしれません。

以上を総合的に勘案し、★★★評価としました。
コストパフォーマンスには優れたタイヤだとは思いますが、また次もこれを買うかというとちょっと疑問が残ります。
しかし当面の不安はなさそうなのでこれで色々なシチュエーションを走ってみたいと思います。

価格は４本送料込みの価格です。

【2012/6/10追記】
空気圧について認識に誤りがあったようです。
純正タイヤ「225/45R17 91」、指定空気圧「220kPa」では、１本あたりの負荷能力は555kgとなります。
インチアップ後のXL規格タイヤでもこの数値を満たしていればOKとなります。
具体的には、もう少し低めの空気圧でよく、

　F：250kPa（560kg）
　R：230kPa（555kg）

で十分ということがわかりました。
空気圧が下がったことで多少は乗り心地が変わりましたが、それでもやはりゴム質が硬く空気圧パンパンのタイヤでは突き上げ感やゴツゴツ感がヒドイ。。。

次は絶対にプレミアムスポーツタイヤ買ってやるぅ(>3<)

【2012/9/29追記】
わけあって売却しました。