
以前のブログに写真をアップした、σ(^^;)がボランティアをしていた時に乗っていた三菱シャリオが某筋(笑)から反響がありましたので詳細を
フォトギャラにアップしました。
この写真は、2008年当時に撮ったもので、ちょうど営業認可を受けて緑ナンバーを取得した直後になります。
三菱シャリオ ハーティラン
低床ニールダウン式車いす仕様車
(1992年式)
平成4年式の初期型で、試作1号車です。
当時、うちのボランティア団体では日産キャラバンのリフト車を使っていたのですが、会長がヨーロッパに行った時に現地ではスロープ式の車いす仕様車が普及しているのを見て、日本もきっとそういう時代が来ると思ったとか、思わなかったとか・・・?
ただ、日本にはまだミニバンと言われるような車種があまりなく、最初は日産プレーリーを使おうとしましたが、室内が狭くて無理でした。
ちょうどシャリオがフルモデルチェンジして、ホイルベースが長かったのでこれなら何とかなるかもしれないと三菱に相談したら面白そうだからやってみようという話になりました。
ハイルーフ部分はキャンピングカーの架装をやっていた浅草武シート(武キャンパー)に依頼しました。
FRPも考えたそうですが耐久性に自信が無く、重くなることを承知で鉄にしたそうです。
当然屋根だけ上げてもバックドアが低いのでゲートも延長し、シリンダーで開閉するオートドアにしました。
まだニールダウンも普及していなかったので、大黒ふ頭に集まっているハイドロを組んだアメ車の改造車をヒントに、三菱のラリーカーを組んでいた茅ヶ崎にある「アッスル」で試作したそうです。
スロープも電動式で、後席は全部取り外してローザのシートを1脚付けました。
床も掘り下げたので燃料タンクが小さくなり、満タンにしても燃料ゲージはFを指さなくなりました。
スロープの開閉も油圧式になっています。
改造費はベース車も含めて540万にも上り、このままではとても市販はできないということで、屋根をFRPにしてスロープを手動式にして発売しましたが、定員が少ないのが災いして販売面はいまひとつ・・・
ただ、今では福祉車両は低床ニールダウン式が一般的になりましたので、先見の明はあったのかと(^^;)
5年くらい前までは走らせていたのですが、今は車検も切れて某メーカー系の工場に置いてあります。
完全放置状態らしく、直さないと動かなそうですが・・・
本当はレストアでもして
マニアクルーズに持って行きたいと思っていましたが、そのマニクルも明日で最終回・・・
それも叶わず残念です。
まぁ、そのうち・・・ね(^^;)
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はたらくくるま100選-seasonⅥ | 日記
Posted at
2015/03/07 18:00:42