目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
さて、前回に続いて構造変更までの道のりの備忘録ですが、今回の構造変更時には車両重量が再計測され、特種用途自動車の場合は車両総重量2~3トンまでは同じ重量税であることから、極力設備化し、重量に含めたいと思っていたのです。
これは、車検時でも荷物と見なされ下ろすことが無いようにしたかったからです。
(初めてのユーザー車検時、荷台を空にしておかなければならないことを知らず、検査場の駐車場に500kg程度の荷物を降ろして検査を受けたという恥ずかしい出来事がありました…)
ちなみに、最終的な検査時での車両重量は前軸1480kg、後軸1030kgの計2510kg、車両総重量は車両重量に55kg×8名=440kgを足して2950kgと、もう少しで3トン超になるところでした(汗)
構造変更前の車両重量は前軸1350kg、後軸790kgの計2140kgでしたので、370kgも重たくなりました…
おそらく、
①セカンドシートをスーパーGL用にしている
②UIビークルのロングスライドレールを設置している
③UIビークルベッドキットを両サイドに分けて固定している
④デッドニングで車体のぼぼ全体にアルミ制振材を貼り付けている
⑤サブバッテリーを搭載している
⑥ホイールをインチアップしている
⑦室内棚を設置している
⑧アルミスロープを搭載している
⑨タイヤえぐりを隠すように両サイドにサイドポケットを設置している
という構造が重量増に繋がっていると思われます。
2
1番のネックはベッドキットをどのようにするかでした。車いすを載せる度にベッドキットを降ろすというのは現実的ではありませんし、非効率です。ベッドキットを設備として見なして貰う必要があります。
この基準はおそらく、検査場の判断で色々とあると思いますが、今回私が考えたのは、きちんと専用設計されたフラットな部分に、ベッドの板を寝かせて固定することで、転倒や転落の恐れがない固定の仕方をすれば、不自然さの解消や、ただ乗せてあるだけというように見なされないであろうと考えたからです。そこで、以前にもアップしていますが、写真のようなサイドポケットを製作しました。
3
ポイントはベッドキット用のバーとフラットになるように設計したことです。
写真のように↓↓↓の頭頂部のツラを合わせています。ここにベッドキットの板を寝かせるかたちです。
4
リアヒーターのえぐりも細かく計測し、雑な感じの無いようにフィッティングを完璧にしました。
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ベッド板はこういう形で計4枚のうち、2枚を固定しました。
青↓はホームセンターで購入したものを流用し、シートベルト用ボルト穴に、別途購入した車いす用のシートベルトに付属していたボルトを活用し締結しました。
赤↓は標準装備のタイダウンフックをウィンドウガード取り付け用のM6ボルト穴と、貨物用バーのアタッチメントを取り外したボルト穴を活用して締結しました。
ロープについては100円ショップの軽トラ荷台固定用のゴムロープを使用しています。このロープでも十分に押さえつける力はあるのですが、何となく不安でしたので、後日タイダウンベルトに変更しました。
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前の写真の青矢印の金具はこちらです。橙←の穴にシートベルト用のボルトがフィットします。
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さらにポイントとなったのはこの緑↑部分です。実はベッド板を格納しようとしたところ、上の棚と干渉し、写真のような納め方が出来ない状況でした。
そこで、この緑↑の隙間をゼロとするため、棚の高さを調整(ノコギリでカット)し、現在の状態に至りました。
この棚の底面と床面までは1205mmあり、構造要件の1130mmの高さはクリアしています。
8
なお、反対側(左側)も板を2枚固定しており、こちらは、以前に作っていたサイドポケットポケットがありましたので、ベッドキットのバーを窓側に超える形で板を固定しています。
次回は寸法図関係ですね。
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