【開発日記】 KR×NEOPLOT KRダンパーキット ④
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
6月のテスト結果を受けてダンパーの減衰特性、スプリングレートの変更を行いました。
具体的には、縮み側は素早く、伸び側は穏やかに・・・。
という特性を作り出すことでした。
佐々木孝太選手の提案で、フロントスプリングのレートを7Kに変更!
「アイバッハ」に変更するとともに、スプリングメーカーの違いによるセッティング(セット値)は、またゼロからのスタートとなってしまいましたが・・・。
2
7月24日富士スピードウェイでの佐々木孝太選手による、2回目の開発テストを決定していましたので、前々日の22日に同じく富士スピードウェイにてセッティングデータを取りました。
86/BRZレース参加チームのテストにお邪魔するカタチで、皆さんのご協力をいただきながらそのメニューをこなしました!
セッティング完了し、準備万端!
3
テスト本番。
今回は16インチのハイグリップタイヤで、大型サーキット走行での挙動変化やタイヤの接地性を確認していきます。
「サーキット走行においても恐怖心をいだくことなく安心してアクセルを踏み込める」サスペンションキットのコンセプトに近づけるために!
4
佐々木孝太選手の正確なインプレッションをセッティングに反映していきます。
この時点で、前回の鈴鹿サーキット南コースでの指摘項目は改善できているみたいですが、新たな課題も数々表面化してきました。
5
何度もピットインし、ダンパーの減衰を絞っていきます。
30段の調整幅を持たせていますが、調整は1~3ノッチずつの細かい指示でした。
限られた時間内にどれだけのことができるか?が、開発スピードにも影響がありますし、プロドライバーならではの仕事の仕方なんだと、関心させられました。
6
30分枠×2本の今回の開発テスト。
データを整理しつつ、次のステップに向かわなければなりません。
我々も真剣ですが、佐々木孝太選手も真剣です。
レーシングドライバーはレース結果に拘りますが、今回はタイムではなく、自ら打ち出した商品コンセプトに拘っています。
その気持ちが我々にも伝わってきていました・・・。
7
このコラボ企画には、「Xacar 86/BRZ magazine」にも賛同いただき、毎回取材してもらっていました。
編集サイドの意向もあり、9月の新商品発売を打診されました。
しかしながら我々の答えは「ノー」。
商品コンセプトに対して妥協したくない!
これは佐々木孝太選手も同じで、開発スピードが遅いかも分かりませんが、納得のいく、かつ自信の持てる商品をリリースしたい!
という考え方のもと、もう少し開発&評価に時間を費やすことにしました。
8
「スタイリッシュなローフォルムでありながら市街地走行において乗り心地が良く」のテストはプロト側で行っていましたが、今回佐々木孝太選手も自ら行いたいとのことで、急遽サーキットでのサスペンションキット交換作業となりました。
さっきまでデモカーBRZでテストしていたサスキット。
これをそのまま孝太さんの「BRZ tS」に装着しました!
「お疲れさまでした~!」って言い残し、自宅のある東京まで帰って行かれました。
これにより、遠方にいながら評価レベルの共有化ができるようになり、開発スピードを高めることに結び付きました。
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