目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
クルマを拭いていたら左リアバンパーフェースまわりが膨らんでいるような、リアクオーターパネルが押されているような状況になっていました。
自分でぶつけてないので誰かに当てられたのか? キズが無いので相手もバンパーフェースなど柔らかいものが当たったのか?
2
何れにしても板金塗装修理になると軽く10万円オーバーになりそうでいやな雰囲気です。まずは、自力で直せるか確認してみました。
最近のクルマのバンパーフェースは車体との段差を無くし(ツライチで)取付が簡単にできるような仕組みになっています。バンパーフェースの端を車体側のファスナーと呼ばれる樹脂製の留め具に差し込むだけです。
ここをチェックしたらぶつかった衝撃でバンパーフェースの一部が歪んでファスナーから外れた状態でしたので、これを修正したらツライチに戻りました。
リアクオーターパネル側の損傷はなかったようで安心しました(修正後の写真は撮り忘れました)。
3
しかし、テールライトとの間に微妙なスキマが出来ているので確認したらバンパーフェースの一部が割れていました。
これを接着補修していきます。
まず、割れた部分、接着する箇所を平ヤスリでキズをつけ接着剤の食いつきをよくします。
4
次にPPプライマーを割れた部分に塗布して接着剤の下地づくりをしました。
この3MのPPプライマーはポリプロピレン樹脂における接着剤や樹脂用パテの前処理剤で塗布後10分で乾燥し接着剤がつかえますので作業性が高いです。
この商品は残念ですが2021年1月で販売終了との事。
5
今回使用する接着剤はプラスチック樹脂が接着でき、速乾性で強度確保が出来るものを検討した結果、少量で市販されている「セメダイン ハイスーパータフ」というエポキシ系接着剤としました。
6
混ぜ合わせ固まった状態です。固まると切削ができるほど硬くなり、穴うめやパテのような使い方ができます。アルミホイールなどのキズ修理にも良さそうです。
10分で硬化、60分で実用強度に達します。
7
割れた樹脂部分を接着修正した状態です。
8
さらに、末端のクリップが脱落し無くなっていましたので、これも取付けました。
純正品番:90467-05170
9
この小さなクリップ一つなのですが、これが有るか無いかでバンパーフェースの位置決め精度が高まり、取付けしっかり感が増します。
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強力な接着剤によりテールライトとバンパーフェースの取付補修が出来、強度も確保できました。
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バンパーフェースを組付けて確実にチリが均一になっていることを確認しました。
今回は当日の緊急DIYで補修が完了出来て良かったです。
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