フェイルセーフ

フェイルセーフ機能とは、故障や何らかの障害が発生した場合 "安全側"に制御する機能。

例えばエアバッグ回路に故障発生の際、誤爆しないようエアバッグ機能を停止し、警告灯を点滅させ続けて整備工場での点検を促すシステムもその例です。
(逆にエンジン電装のように 故障時も自走で待避所まで何とか動ける機能(例:ﾘﾝﾌﾟﾓｰﾄﾞ)をさす事もあります)


先日気象庁地震計のソフト改修ミスで、過大な数字がシステムに流され緊急地震速報が誤作動してしまったという騒ぎがありました。
当然完璧にシステムが作動するのが理想であり、この誤作動で不利益を被った方も多いと思いますが、本当の地震時に作動しないというトラブルに比べればずっとマシだったように思います。
(犠牲者が出たとか、同じ誤作動が繰り返し発生しているのであれば別ですが)

幸い報道による一般人への聞き取りでは概ね「今度からはちゃんとして欲しい」という意見が多く、過激な批判をする人は殆ど見られませんでした。
私も今回の叱責を糧に精度向上を目指して欲しいと思っています。


ところで原因は業者がソフトを一部無断改修したことによりますが、顛末は下記の通り(一部中略)
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・・・この地震計は設置した「＠＠電気」が２４日に改修を実施。その際、委託された震度情報送信に関するソフトだけでなく、緊急地震速報にかかわるソフトも無断で改修した。その過程でミスをし過大な観測データが速報システムに送られる設定になった。同社はこの改修を同庁に報告せず、同庁も気付かなかったという。
・・・同社役員が同庁を訪れて謝罪し、作業態勢など見直すことを約束した。同庁は改修を引き続き委託する。
同庁の伊藤秀美地震火山部長は「気象庁にも監督責任はある。改修などを外部委託する際は、どんな作業がどのように実施されたのかをしっかり確認できるようチェック態勢を見直したい」と述べた。
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おお！ 最近「女性が錠剤を用意した…」とか「旦那から勧められて…」とか「車は盗まれた。私は関係ない…」なんて責任逃避な言葉に辟易していましたが、これはちょっと責任感ある言葉。